- コラム
デスクでエアガンレビュー マルシン マテバ・リボルバー 3インチ
2019/01/25
marodaruma
すごいー! たーのしー!
2017/08/18
marodaruma
今回は『某大手エアガンレビューサイトが見向きもしていないような銃を話題にしてみよう!』をテーマに記事を書こうと思います。
・・・ほら、メジャーどころのエアソフトガンって、大体の情報は手に入るじゃないですか。「今更ネタにしても・・・」って思いが脳裏をよぎるわけです。
それに、誰も見向きもしないダメエアガンや、今はもう忘れ去られて超ベテランゲーマーしか知らないような廃盤エアガンにも、たくさんの魅力(ネタ)が詰まっていると思うのです。そういうネタを掘りおこす人柱が一人くらいいてもいいじゃないか。
というわけで選んだのがこの銃!
22年前に発売された、マルシンのガスリボルバー。
「チーフスペシャル」の名で有名なM36の派生型のうち、コンシールドキャリー用にフレーム後端部を延長し、ハンマーを覆って引っかかりをなくしたM49を、更にステンレスモデルにした銃がこのM649となります。ハンマー内蔵による独特の形状が美しい・・・
今年5月のショットショーで偶然発見し、4,000円しない安値で売られていたので購入。
関連記事:ショットショーJAPAN 2017春 潜入レポート
箱もきれいな状態で、説明書、アンケートはがきやターゲットペーパーまで美品状態で残っていました。銃本体もかなり良い状態です
リアルカート式で、装弾数は5発。実はリアルカート式はコレが初めての私はこれだけでちょっと興奮しました。
カートは金属製で重量感がありますが、形状が単純な円筒系なところが残念な点ですね。
もう少しリアルな形状なら良かったのですが・・・
ガスタンクも内蔵されたグリップはプラ製。木目調ですがあまりウッド感はありません。
サムピースを後ろにスライドすることでセイフティがかかるようになっており、ガスもセイフティがかかっている状態でないと注入できない構造になっています。
コンデジで撮った写真で見ると結構きれいなステンレス塗装なのですが、肉眼でみるとムラもちらほら・・・。それになんだか表面が妙にベタベタします。長期保存による表面の劣化でしょうか?
刻印はしっかり入っていました。
せっかくなのでこの銃を使ってコンシールドごっこでもしよう! と思い室内戦に持ち込んだのですが、その時の初速チェックで・・・
スタッフさん「初速は・・・19m/s・・・ですね・・・」
私「は?」
スタッフさん「19m/s」
私「うそやん」
という衝撃のやり取りが交わされました。銀ダンエアガンの方が初速出てない? 使えやしねえ。
購入時にお店の人に注意されたことなのですが、一応現在のフロンガスでも使えますが、マルシン製専用6mmBB弾(もちろん廃盤)にあわせた設計なので今の6mmBB弾ではパッキンが保持できず、かなりゆるゆるとのこと。いや、マルシンだろうとマルイだろうと同じ6mmなんだからいけるべ、と試したら本当にゆるゆるで、すぐにカートから弾がこぼれます。ちょっとえっちなラノベのヒロインくらいすぐポロリします。これでは気密がほとんど取れませんから、初速が出なくても仕方がありません。
おまけにガス注入に謎のコツが必要らしく、きちんと注入したつもりでもガスが入ったり入っていなかったりいつの間にか抜けていたりします。
実射性能としては、ノーマルの状態では自分で豆まきよろしくBB弾を投げつけたほうがよほど戦えます。ゲームで(真面目に)使うつもりなら、少なくともBB弾をきちんと保持できるような加工を施したほうがよいでしょう。
いくらなんでも19m/sの初速は低すぎると思ったので自宅で測ってみると、初速は32m/sとまだまともな数値が出ました。いやこれでも遅いけど。なぜ19m/sというトンデモ数値が出たのかは謎です。
ポリマー製のサブコンパクトが主流のなか、リアルカートでリボルバーのこの銃を持ち込むとかなりハードボイルドで渋いですが、実射性能もハードボイルドなので真面目なゲームではおすすめしません。見た目はとてもかっこよく、私が手に入れたものは状態も良いので、このままコレクションアイテムとして保存しておくことにします。
学生時代、FPSゲームをきっかけにミリタリーに興味を持ち、サバイバルゲームの世界にはまりだす。
エアガンの内部・外装カスタム、装備品収集など順調にサバゲ道をエンジョイ中。
自作PC、電子工作・プログラミングにも若干の知識あり。
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