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2017/12/21

Gunfire

猟銃免許取得支援企画! 第5回「最初の難関『猟銃等講習会』」


今回紹介するのは猟銃免許を取得する上で初めに立ちはだかる難関。その名も「猟銃等講習会」について!

猟銃等講習会という名称なので講習を受けるだけかと思いきや、実は最後に筆記テストがあり合格できないと次のステップに進めません

そこで今回は猟銃等講習会では一体何を学ぶのか、そしてどんな試験問題が出るのかなどをご紹介したいと思います!

はじめの第一歩「猟銃等講習会」


まずは猟銃等講習会で何を学習するかをご紹介していきたいと思います。猟銃等講習会で学習する内容は大きく分けて「猟銃に関する法律」「猟銃の使用と保管方法」の2種類です。

また冒頭でも少し触れましたが最後には受講者が内容を理解できているかの筆記試験もあります。

●猟銃に関する法律

まず、猟銃を所持する上で必ず知っておかなければいけない法律が銃刀法。サバイバルゲーマーの人はよく耳にする法律だと思いますが、猟銃等講習会ではこの法律の非常に深い所まで学習することとなります。

具体的には猟銃の所持許可制度免許の手続き方法更新方法免許所持者の義務猟銃火薬についての法律など多岐にわたります。

中には「銃身は48.8センチメートル以下は違法」など細かい数字もでてきますので覚えなければいけない事が沢山あります。

●猟銃の使用と保管方法

もう一つは猟銃の使用と保管方法。ここでは実際に猟銃を所持する上で知っておかなければならない銃の種類各部位の名称弾薬の種類猟銃の取り扱い方法運搬方法などを学習します。

また、猟銃は基本的に免許所持者の自宅保管が義務付けられていますが自宅で保管する上での保管方法やガンロッカーの基準などを学習します。

猟銃等講習会の受講方法や日程


次にこの猟銃等講習会受講方法ですが申込先は居住地を管轄する警察の生活安全課になります。

開催日程の開催頻度は都道府県によって違い、人口が多い都道府県や害獣による食害に悩まされ猟銃が必要な地域は毎月のように開催されていますが、あまり猟銃を必要としていないと思われている地域や猟銃所持を推奨していない地域では3ヶ月に1度しか開催されないなどバラつきがあります。

また受講時間は全国共通で基本的に6時間となっています。内訳としては学習内容の項目で紹介した「猟銃に関する法律」が3時間程度「猟銃の使用と保管方法」2時間程度最後の1時間で試験が行われます。

基本的に朝10時から開催され、お昼休憩をはさんで夕方の5時ごろまで講義が行われます。

猟銃等講習会の気になる試験内容


最後に紹介するのは猟銃等講習会の試験内容について。「試験がある」と聞くと、どんな試験問題が出るか気になると思います。

猟銃等講習会の試験内容は全50問の正誤式です。

昔は

例題1.
猟銃・空気銃の所持に関する違反のうち、適切でないものはいくつあるか
 
① 猟銃発射制限に違反した者は20万円以下の罰金に処される。
② 空気銃の発射制限に違反した者は20万円以下の罰金に処される。
③ 猟銃、空気銃の譲渡の相手の確認義務を怠った物は20万円以下の罰金に処される。
④ 猟銃所持者が銃を亡失したり、盗難にあった場合は直ちに警察に届け出なければならない。この届出を怠ると20万円以下の罰金に処される。
 
(1) 1個 (2) 2個 (3) 3個 (4) 4個 

 
という問題形式だったのですが、平成27年6月以降は

例題2.
 
送業者を利用して銃を銃砲店に譲り渡す場合、譲り渡す者が運送前に銃砲店から猟銃等販売事業者の許可証等の写しの提示を受けた上、配達時に運送業者が証明書類を確認する必要がある。〇か×か。」

 
という問題形式になっており、答えが二つに絞られるため少し容易になったのですが、過去の問題形式より問題数が増えています

合格基準は9割正解、つまり1問1点として考えた場合45問以上で合格となります。

問題のほとんどが「危ない事は禁止している」という前提があるため、少し考えれば正誤は判断できるのですが、問題に含まれる“以上”“以下”“罰金の金額”“懲役の年数”など数字で悩まされる事になると思います。

ちなみに先ほどの例題1の答えは(3)。①~③は全て罰金刑以外に懲役刑が課せられる場合があるので誤りです。

例題2の正解は「〇」です。

まとめ

最初の難関である猟銃等講習会。なかなか難しいと思われたのではないでしょうか?
ただ、猟銃は取り扱い方法を誤れば大事故につながる危険な物です。

法律や取り扱い方法を理解していない人には猟銃を持たせるわけにはいかないというのも当然の話。猟銃所持者は法律や義務をしっかりと理解し事件や事故を起こさないように努めなければなりません。
 
 
第0回はコチラから
第1回はコチラから
第2回はコチラから
第3回はコチラから
第4回はコチラから

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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