- コラム
【勝手にサバゲー論】銃口管理の意識を今こそアゲていこうじゃないですかこうじゃないですか
2018/08/14
Sassow
すごいー! たーのしー!
2018/10/2
Sassow
Sassowです。
世の中物騒な事件がいっぱいございます。大変です。
そんな中でもサバゲーマーとしてはエアガンが犯罪に使われる事件はやっぱり気になります。きっとワタシだけでなく多くの方がそのように思ってらっしゃるでしょう。
正直、こういった話題に触れることは避けてきたサバゲーマーです。色々な意見がありどれも否定も肯定も非常に難しいので、ワタシは個人的な意見を身勝手には発言できないと思っておりましたので。
しかし、こういった事件に対して世間一般の方とエアガンを趣味として扱う方との認識の相違があまりに大きくなり歪になり、互いに理解できないままになるのではと最近思うところもありましたので、今回敢えて取り上げてみることにしました。
本記事に対しては様々なご意見があることと思いますが、サバゲー、エアガンというものが世間でどういったスタンスなのかを勝手にですが改めて振り返りたいと思います。
まずは直近で多くの方に強い印象を与えたのは2018年9月宮城県で起こった仙台・警察官刺殺事件でしょう。
本件で犯人は交番を襲撃した際に警察官に対しエアガンを発射、怯ませたところをナイフで刺した……と報じられております。
この事件では警察官1名が犠牲になったこと、犯人が射殺されたこと、犯人が大学生であったことなどが多く注目されておりますが、犯人の自宅からエアガン数丁が見つかったことでガンマニアだったといった話も大きく話題となっています。
また他の事件では、2017年、埼玉県で20代の男性会社員2名が車の中から下校途中の女子中学生にエアガンを発砲し怪我を負わせたという事件もありました。
更に少し遡ると2014年には、広島県で当時25歳の男性会社員が自宅でエアガンを乱射、2歳の長男と男性の妻に怪我を負わせたとして逮捕されている事件もあります。
距離1mから約360発を幼い子供に向けて発射し233発が命中した、かばった妻も怪我を負ったなどと報じられ、その弾数についても「どうやって数えたんや……」などと話題に。妻が息子の世話をすることに嫉妬し、日頃から息子をエアガンで威嚇したり妻にも暴力を加えていたということに加え、加害者が普段迷彩服姿でエアガンを抱え自宅のそばで練習をしていて近隣住民が不安な目で見ていたとも報じられています。
エアガンを用いた事件やサバゲーマーと思しき人間の犯罪が実際に起きているのは残念ながら事実の様子。
じゃあサバゲーやエアガンがあることが犯罪に結び付くのか、という点がひとつ大きな問題点だと思います。
まず、手元にエアガンがある環境は持たない人に比べて当然何らかの犯罪に使われる可能性を高くしているでしょう。しかし、あくまで環境であって要はその人の思考が犯罪を犯す行動を取るかどうかの方が重要であって、決してエアガン=犯罪助長ではないはず。
殴ろうと思えばスキー板でも野球バットでも十分凶器になりますし、ボクサーや柔道家だってその技術や体力は人を襲う力になります。
ただ以前何度か書かせていただいておりますが、まだまだサバゲーやエアガンは世間一般から見て誰もが知るメジャーな遊びとは言い難く、エアガンが人を殺す為の銃器を模していることもあり、広く世間の中から見ると何となくこの遊び全体として危うさを感じさせることがあるはずなんです。
メディアでエアガン犯罪の報道が流れる際、一部では「エアガンは危ない」「ガンマニアの思考は危険」「サバゲーは戦争を助長する」などやや偏ったと感じる意見が散見されます。
ただこれはサバゲーマー目線から感じることであり、世の中にはこういった意見を持つ人が少なからずいること、サバゲーやエアガンに否定的な人もいることを忘れちゃいけないとワタシは思います。
昨今、BDU(戦闘服)姿でサバゲーフィールドではない街なかを歩き回る姿などが動画共有されたりしております。中にはエアガンを持ち出しているものもある様子。
色々な意見が見られたように思いますが人に対して怪我をさせるおそれのある器具を正当な理由なく携帯することは軽犯罪法に抵触する可能性があります。
それ以前に勘違いしてはいけないのが「サバゲーは安全!! 楽しい!! メジャー!! だから否定する人はアタマおかしい!!」という固定観念で物事を判断してしまい、サバゲーやエアガンを否定する人を悪と決めてしまうこと。
興味のない人や銃器に嫌悪感を持つ人が見たらサバゲーマーやエアガンってやっぱり怖いし、嫌いだと思うんです。
世間様にご迷惑をかけないように……と萎縮して遊ぶ必要はありません。ですが、サバゲーマーとしては決められた場所、許可された場所で精一杯楽しく遊ぶのは義務だとワタシは思っております。
メディアで取り上げられたサバゲーやエアガンに対する否定的な意見は「そういう考えの人もいる」と受け入れること、その上で自分の行動はサバゲーやエアガンの地位を下げるようなものでなかったかを省みること。
過剰に反応して相手を否定するだけで終わってしまっては紳士的側面の多いサバゲーですからちょっと残念に思います。
エアガン犯罪を防ぐためにも正しいサバゲーマーとして正しいエアガンの扱いを心掛けて欲しいんです。そしてそれを広く浸透させて欲しいと思います。
あ、当然ですけども上司にイライラしてもエアガンで撃ち込んでやろうなんて思いは想像の中だけで留めるようにしましょう。
プロフィール:初サバゲー以降、どっぷりコースの九州在住サバゲーマー。エアガンや装備のカスタム、動画投稿、サバゲー関連ブログにて「楽しさ」「独自性」「サバゲーはみんなでヤるもんだ」を追求中。
ブログ「今夜、あの娘を撃ち抜くために。 by Sassow」やってます。
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