装備オタクのすすめ –自分で装備を作ってみよう後編–

先週に引き続き、ド初心者の私が自作装備を作った顛末をご紹介したいと思います。
前回の記事はこちらから：装備オタクのすすめ -自分で装備を作ってみよう-

ガスマスクとメッシュマスクを合体させようとしたのですが、メッシュ部分がスケスケでどうも頼りなく見えました。
「なら埋めたらええやん！」ということで、網目を埋めるのにちょうどよさそうなものを探しに近所の百均へ行ってみると「石粉粘土」なるものを見つけました。紙粘土より丈夫そうに見えたから！という適当な理由で購入。

この石粉粘土、触った感触はきめ細やかな紙粘土と言った具合で、乾くとなかなかの硬さになるようです。これをマスクのメッシュ部分に塗りつけます。
粘土をこねていると、料理人でうどん屋で働いていたこともある弟から「うどんと同じで、こういうのはよくこねて空気を抜けば生地がきめ細やかになってひび割れにくい」というアドバイスをもらいました。
まさかの方面からのアドバイス・・・しかも結構効果ある・・・

そんなこんなで作り上げた初めての自作装備、結果はこうなりました。

テーマ「空賊とか盗賊とかそんな感じのチンピラ（よわい）」

photo：Tom影様(@Tom_shadow8080)

大阪府東大阪市にあるスタジオ「光画社」にて開催されたスチームパンク系コスプレイベント「大阪蒸気撮影会」で撮影していただきました。
自作のガスマスクのほか通販でかき集めた古着などを着込み、なるべくレトロな雰囲気が出せるように頑張りました。

どんなものを着ていたかは以下の通り。

■ 飛行帽風の帽子
■ スチームパンク風ゴーグル（めっちゃ見えづらい）
■ 古着のカッターシャツとスラックスパンツ、サスペンダー
■ 仕事で使っている革靴
■ 仮面ライダーBL●CKの主役の人がつけていそうな革の指ぬきグローブ
■ タトゥースリーブ

Photo ゆうきたま様（@001chisuketama）

他には、UFCから販売されているエアコッキングのM1Aカービンと、以前のショットショーでゲットしたS&W ボディガードを撮影用小道具として持ち込みました。
関連記事：ショットショーJAPAN　2017春　潜入レポート

基本的にはリアル生活の合間にマスクを作りつつ通販で買いあさったものがほとんどです。今までの装備とは全く違う路線だったのでイチから集めなければならず苦労しましたが、おかげで「初心者なりにがんばってそれらしく見せる」という目標は達成できたかと思います。
ほぼ全てのアイテムが通販で揃えられた上、1000円から2000円程度、高くて5000円と安く抑えられたことも嬉しい点ですね。古着やビンテージの服、革製品をうまくアレンジすると市販品でもそれらしくなります。意外と敷居は低いぞスチームパンク！

ツイッターをされている方は、ハッシュタグ「#大阪蒸気撮影会」で検索すると私の数百倍くらいかっこいいスチームパンクな方々（界隈では『パンカー』と呼ぶそうです）の写真が見られます。語彙力がオランウータンなのでうまく言えませんが、みなさんとてもかっこいいです。

photo：Tom影様(@Tom_shadow8080)

Photo ゆうきたま様（@001chisuketama）／
一緒に写ってくれた方：えーきち様（@alternativeek）

※エアガン、ガスガンは持ち込み許可済みで、安全にはもちろん配慮しています
※公に公開するには手の形があんまりよろしくないので修正しました

なかなかかっこよく写っているでしょう？

まとめ

「時代はクイック&ダーティや！」を合言葉に、無理無茶無謀の無計画、突貫工事で飛び込んだスチームパンクの世界。正直に言ってはじめは「自作装備の経験になれば・・・」くらいに思っていましたが、意外と敷居が低い上に制作過程もとても楽しく、さらに我ながら結構上手くいったせいか気がつけば本格的にハマりそうな自分がいます。主催者の方もほくそ笑んでいることでしょう・・・

今回作った装備も、すでにもっとかっこよくしたくてたまりません。サバゲーに投入したい。

ちくしょう！行くとこ行くとこ全部沼やんけ！

VANCE VM006 Mr.クレイ軽量石粉粘土 300g