- コラム
【エアガンカスタムのイロハ】初速調整の基本的で一般的なお話① 初速はどうやって決まる?篇
2018/12/11
Sassow
すごいー! たーのしー!
2016/11/29
Gunfire
今回はエアガンの違法改造についてです。
サバイバルゲームを始めた当初はフィールド内でエアガンを撃つだけで充分に楽しめるかと思います。
ただ、ある程度慣れてくるとどうしても「ヒットを取りたい」という意識が芽生え、次第に「もっと遠くまでBB弾を飛ばしたい」という気持ちが現れてくるでしょう。
その結果、「エアガンの威力を上げればいいのでは?」という結論に達しがち。
しかし、エアガンは人に危害を加える可能性のある遊具のため、違法改造は法律によって厳しく規制され、悪質な場合は処罰される恐れもあります。そこで今回はエアガンの違法改造とエアガンを取り巻く法律について紹介いたします。
違法エアガンは0.98J(ジュール 以降Jと表記)以上の威力を持つエアガンのことを主に指します。
普段の生活では「J」という単位を見かけることはあまりありませんが、これはエネルギーや運動量を表す単位で、エアガンの場合はBB弾を撃ち出す威力のことです。
ちなみに、「J」を求めるための計算式は、J=初速×初速×弾頭重量÷2000(初速の単位はm/s、弾頭重量の単位はg。エアガンの場合BB弾の重量0.2gあるいは0.25g)となっています。
ちなみに、実際の銃弾におけるJは.22LR弾で163J、9mmパラベラムで506J、44マグナムで1560Jほどだと言われています。
2007年2月21日に改正された銃刀法では、0.98Jを越えるエアガンは“準空気銃”という区分になり、所持することすら許されていません。
もし0.98Jを越えるエアガンを所持していた場合は、所持しているだけで1年以下の懲役、または30万円以下の罰金となります。
Jは特殊な機器がなければ測れませんが、別の方法で計測を行うことができます。弾速計と呼ばれる計測器を使い、BB弾の発射速度(初速)から逆算することでおおよそのJを予測することが可能です。
XCORTECH X3200Mk3 弾速計モニター横の穴にBB弾を通過させるようにして弾速計測を行います
一般的に使用されている6mmのBB弾で計測した場合
が0.98Jギリギリのラインです。
温度や湿度にも影響されますが、これ以上の速度がでている場合は違法なエアガンである可能性が非常に高いです。
サバイバルゲームを開始する前はフィールドのスタッフによるレギュレーションチェックがあると思いますが、違法なエアガンを発見した場合は基本的に通報が義務づけられています。
通報されてしまうとゲームに参加できないだけではなく、警察に逮捕されかねませんので重々注意する必要があります。
また、海外製のエアガンについては日本と威力規制が違うため0.98Jを越えるエアガンも販売されています。
海外製のエアガンを購入する際は、0.98J以下になっているか確認してから購入するようにしましょう。
もし仮に0.98Jを越えてしまっているエアガンを手にしてしまった場合、所持自体が禁止されていますので、エアガンショップに持ち込こんでメンテナンスしてもらうことすらできません。
知らずにショップに持ち込み、基準値に違反していたことが分かったという場合でも
即座に警察へ通報することが原則。
持ち込んだユーザーも、持ち込まれたショップも色々と困った状況になってしまいます。
0.98J以上のエアガンを所持しているかも…と不安な場合は、弾速計測器で計測を行うか、エアガンを分解してBB弾の発射機構を取り除いて廃棄するなど、安全対策を行いましょう。
また、パーツやカスタマイズの仕方によって0.98Jを越える威力になってしまうものも、存在します。
自分でメンテナンスやカスタマイズを行う場合は弾速計なども併せて購入し、0.98J以内に抑えるよう注意してください。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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