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Gunfire
すごいー! たーのしー!
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Gunfire
2013年頃にインターネット上で3Dプリンター用の銃の設計図が公開され、3Dプリンターがあれば誰でも簡単に銃が作れてしまうと問題になったことをご存知でしょうか。
当時は公開された直後に政府が公開を停止するよう命令し、ひとまずは事なきを得ましたが、当時から5年がたった今、またしても同一人物により銃の設計図が公開され、再び波乱を呼んでいます。
2013年に3Dプリンター用の銃の設計図を公開したのはコーディ・ウィルソン氏。
ウィルソン氏は「Defense Distributed」というサイトを開設して銃の設計図を公開し、メールアドレスと氏名さえ登録すれば誰でも簡単にダウンロードできる仕組みを作り上げました。
出典:https://defdist.org/
一方で政府は“3Dプリンター用の銃の設計図を公開する事は非常に危険な事である”と判断し、公開を中止するようウィルソン氏に命令。ウィルソン氏はその命令に従い公開を停止し、多数のダウンロード者を出しつつも世間を騒がせた事件は収束を迎えたように見えました。
しかし、実は水面下ではウィルソン氏とアメリカ国務省との間で裁判が行われており、ウィルソン氏は「表現の自由」を理由に銃の設計図の公開再開を要求。
そして遂に2018年の6月にオンライン上で銃の設計図を公開する権利を認められる事となり、ウィルソン氏は「DEFCAD」というサイトを作成し、2018年8月1日より今度は政府容認の元、再び銃の設計図を無償で公開する予定でした。
出典:https://www.defcad.com/
8月1日から設計図を公開するために準備をすすめていたウィルソン氏ですが、今度は公開直前に裁判所より公開停止の命令を受ける事となります。
設計図の公開停止を求めたのは、今回の計画を事前に知ったコロンビア特別区と他の8つの州。
これらの州が再び“銃の設計図を公開する事は非常に危険な事である”とし、設計図の公開中止を求めて訴訟を起こした結果、連邦裁判所はこれを受け7月31日付けで再び公開停止命令を出しました。
一方でウィルソン氏は公開を中止したものの「表現の自由を奪われている」と反論し、ウィルソン氏のサイトであるDEFCADでは不当な処置であると訴えると同時に支援者も募集しています。
ただ、本来であれば8月1日から公開される予定だった銃の設計図は7月末日から既に公開が開始されており、既に1000件以上ものダウンロードが行われており、この問題は今しばらく継続しそうです。
アメリカでは銃の所持は合法とされていますが、それはあくまで法律に則った場合であり、購入するためには身分証明や購入した銃のシリアルナンバーなどを登録する必要があります。
これらの情報は米司法省の一つである「ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)」によって管理され、アメリカ国内に出回っている銃の把握や、事件が発生した際に活用されています。
しかし、最近では法律上では存在していないはずの銃(ゴースト・ガン)が問題となっており、最近ではどれほどの数のゴースト・ガンが市場に出回っているか把握すらできないという事態に陥っています。
そして、そのゴースト・ガン問題を加速させる恐れがあるのが今回の3Dプリンターで製造された銃。
実はアメリカで銃として認識されているのは完成済みのレシーバーのみであり、それ以外のパーツについては法律上では銃として認識されていません。
つまり3Dプリンターで銃のレシーバー、それもレシーバーの枠組みさえ作ってしまえばあとは身分証明等を必要とせず、銃を組み立てることができてしまうのです。
またゴースト・ガンは反社会勢力の資金源になったり、本来は銃の所持を許可されない人に渡る危険性も秘めています。
頑なに銃の設計図の公開を企画するウィルソン氏。
2013年の時には銃の設計図を公開した理由として
「誰でもオンデマンドに銃を入手できるようになったら社会がどう変化するのか確かめてみたかった」
と語っており、今回もその延長線上であると予想されています。
また、ウィルソン氏は今回の仮差押えについても徹底的に争う姿勢を見せており、近いうちに再審が行われ、場合によっては再び銃の設計図が公開されるかもしれません。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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