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2018/08/7

Gunfire

海外でコイルガンの市販がスタート!ネットでコイルガンが購入できる時代に!

SFの世界では割とお馴染みのレーザーガンやレールガン。誰しもが一度は映画やアニメの中で使われているのを見た事があると思います。

SFの中でしか存在しなかったような武器が最近では現実世界でも登場し、物によっては正式配備直前のところまで来ています。

そんな近未来的な武器の中でも、割と身近なものが「コイルガン」。

コイルガンは火薬などを使わず、巨力な磁力を用いて弾丸を発射する銃ですが、アメリカでは民間人向けに製品化され、最近ではインターネットで販売する会社も登場しました。

そのコイルガンの名前は「EMG-01A」。
今回は、EMG-01Aについてご紹介していきたいと思います。







■一般販売が開始されたコイルガン「EMG-01A」

今回紹介するEMG-01Aは2017年に設立されたARC FLASH社によって開発され、世界で初めて一般人向けに販売が開始されたコイルガンです。

ARC FLASH社は超高エネルギーパルス機器やポータブル電磁加速器といった電子や電機に関する機器を取り扱う会社で、様々な専門的知識や技術を持っており、その技術を活かしてコイルガンの製品化に成功しました。

こちらがEMG-01Aの写真です。

出典:https://arcflashlabs.com/product/emg-01a/

従来の実銃とは違い、まるでSF映画に登場しそうな独特なデザインになっています。

このEMG-01Aが使用する弾丸はスチールで作られた0.25×0.75インチの金属棒(ドエルピン)で、実銃と同様にマガジンを使用することで最大9発まで装填可能となっている上、セミオートとフルオートの機能も搭載しています。

ちなみに威力については公式発表のデータによると初速45m/s

サバイバルゲーマーからすると初速45m/sは非常に弱いと思われるかもしれませんが、金属棒の重量が4.6gほどあるため、ジュールで計算すると4.6ジュールとなり実銃と比べると威力は遙かに劣りますが、エアガンと比べた場合は約4倍の威力を持っています。

■あわせて知っておきたい!意外と知らないコイルガンの仕組み

それでは次にコイルガンの仕組みについて簡単に紹介しておきたいと思います。

コイルガンとは名前の通り、電極を筒状にしたコイルと電力を使って弾丸を発射する銃です。
コイルに電流を流すと電磁力が発生し、磁性体(磁石にくっつく性質がある物質)をコイルの中心に引き込むという性質が生まれます。

この性質を利用し、コイルをいくつも並べて順番に磁性体を引き込ませる事で、磁性体はどんどんと加速していきます。

そして磁性体がコイルの中心を通過した時点で電磁力を切る事で、磁性体は引き込まれた勢いのまま飛んでいくという訳です。

一言で簡単に言うなればコイルガンは
磁力が金属を引っ張る力を利用して弾丸(に見立てた物)を発射する銃
というわけですね。

■コイルガンは近未来の武器として活躍するか

一般人向けに販売ができるほど、身近になったコイルガンですが、次に気になるのは軍や警察などに配備されるのかという点だと思います。

SF映画などでは警察や軍隊がコイルガンを使用している描写がよくありますが、専門家の間ではコイルガンは今も、そしてこれからも政府などの公的機関で配備される事は無いだろうというのが一般論のようです。

その理由は「耐久力」。

コイルガンは発射音が非常に小さく、またランニングコストが安いといったメリットがありますが、耐久性について大きな問題を抱えています。
電磁力を操作するために多くの電子部品を必要としており非常に衝撃に弱い上、動力が電気のため水濡れなどにも弱く過酷な環境では使用する事ができません。
技術が確立し非常に身近にはなったものの、コイルガンは「ちょっと危険な大人向けのおもちゃ」という域を出る事はなさそうです。

■まとめ

突如登場した民間人向けのコイルガン「EMG-01A」。

個人的にはかなり欲しい一品なのですが、日本ではおそらく銃とみなされるため購入する事はできないでしょう。
実際にアメリカでもコイルガンは州によって銃に見なされる場合とみなされない場合があり、取り扱い方法も変わってくるのだとか。

新技術や新兵器の登場に伴い、法の整備も進めないと混乱が起きそうですね。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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