シューティングバー店長に聞いてみた！マニアにおすすめのガスハンドガンその2

ある日、なぜか革のムチや縄が壁に飾ってある、大阪京橋のヤバイシューティングバーにて。

「HEYマロダルマ！こないだはUMAREXのVP9を紹介したが、『海外製は見た目だけで性能はイマイチ、性能がいいのはマルイだけ』なんてまだ思ってないか？甘い！甘いぜ！ 最近はじめたうちのロイヤルミルクティーくらい甘いぜ！」

「変なアメリカ人みたいなこといい出したぞこの人。あとバーで紅茶ってなんやねん。美味しいけど。」

「まあ、前のUMAREX VP9はセクシーなヤツだったが、内部パーツの質が若干低いことが欠点だった。だが今回は、そんな欠点を克服した、スーパー優秀性能かつリアルさも最高レベルのカワイコチャンを紹介してやるぜ！」

「少佐、VP9はもういいんですか？『VP9はいいぞおじさん』って名乗るくらいVP9に入れ込んでなかった？」

「愛はかげろうつかの間の命ってな！冷めることもあるのさ！ついてきな！」

「雅夢とかゆとり世代の僕にはわかんないっすよ・・・」

※こんなクソみたいなやり取り、実際は1ミリもやってません

今回少佐に紹介してもらうガスガンはこちら。

■UMAREX HK45CT

前回と同じくUMAREXがモデルアップした、ドイツ H&K社製のポリマーオート「HK45」のコンパクトモデル。今年の7月発売されたばかりの出たてほやほや商品です。
実銃の詳しい情報は各自ググるように！

■長所

リアルです。とにかくリアルです。VP9と同じく、刻印を初め外観のリアルさがとても高いのがこの銃の一番良い点です。

UMAREX HK45CTだけの特別な機能として、分解せずともホップ調整ができるという画期的な機構があります。リコイルスプリングガイドがスライド内のホップダイアルと直結しており、これを付属の専用工具かマイナスドライバーで回すだけでホップ調整ができるというスグレモノ。普通、ガスハンドガンのホップといえば分解が必要で、よくてスライドを引いてエジェクションポートからアクセスできる程度でした。そんな中、分解いらずでホップ調整ができるこの機構はかなり便利です。

「端的に言って神。」

「素直にすごいですね、これ。」

VP9の後に発売されたHK45CTは、VP9とくらべて
・精度の向上
・スライドのカタツキ解消
・各部品の耐久性向上
・フレームの質感も若干向上
と、かなり性能面に改善が見られ、箱出しでも十分ゲームに投入できます。

「カスタムする必要もそこまでなくて、バレルとパッキンを交換するだけで十分！なんならしなくていいくらいかも？」

UMAREXめ、やるではないか！
ただし、リコイルはそこそこといったところ。カッチリ固定されているからか、スライドを引いたときの金属音もそこまで気持ちのよい音ではありません。

■欠点

45口径のダブルカラムマガジンのため、グリップが結構太く、持ちづらく感じるかもしれません。

「僕の場合、親指がマグリリースボタンに届きづらいのでマグチェンジがちょっとつらかったりします。」

・セイフティレバーが固くクリック感もないので操作のしづらい
・トリガー部分の遊びが大きいのもネック

通常分解いらずの超便利なホップ調整機能ですが、そのぶんいざ分解しようとなると結構な手間がかかります。
写真のようにブリーチまでがっつり分解しないとチャンバーにたどり着けないのは、整備やカスタムの際に結構面倒ですね。

サイレンサーアダプターを標準装備していますが、ネジが丸出しです。ぶつけた際に削れる恐れがあることを思うと、保護キャップは付属していてほしかったですね。

「あと、海外製エアガンの常ではありますがやたらとオイルまみれです。こってり系ラーメン店の厨房くらい油にまみれてます。」

「そのたとえ必要？」

■まとめ

「これまでにVP9とHK45CT、2つのHKハンドガンを紹介してきたが、別にどっちが良いとか言うつもりはねえ！そういう話じゃねえんだ！お前はカレーとかつ丼どっちが好きか決めれるのか！？違うだろう！？どっちもおいしい！それでいいんだ！」

「僕はカツカレー丼が好きです！」

「だからそういう話じゃねえんだよこのデブ！！！！！とにかく、リコイルや外観、射撃音・・・そういった『リアルさ』を求めるなら、UMAREXのVP9とHK45CTはアツいぜ！みんなも買って楽しんでくれよな！」

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