• TOP
  • ちょこっとエアガンレビュー WE ガスガン モーゼルM712カービン

2018/01/19

marodaruma

ちょこっとエアガンレビュー WE ガスガン モーゼルM712カービン


昨年12月、大阪心斎橋で開催されたショットショージャパンで、WEのガスガン 「モーゼルM712カービン」を見つけました。
ロングバレルのモーゼルは中二病患者なら誰しも憧れるもの(マロダルマ調べ)ですから迷わず購入。今回はそのレビューをしていこうと思います。
真冬にガスガン買っても動く気しないけどかっこいいから何の問題もないぜ!!!!

■モーゼルM712カービンについて

モデル:モロキーさん(@morokey

ドイツ帝国で1896年から製造が開始された拳銃「モーゼルC96
ミリオタ界隈では超有名なこの銃に改修を施し、クリップ装弾から着脱式マガジンへの変更・フルオート機能の追加を施したのが「モーゼル・シュネルフォイヤー」。別名「M712」です。(シュネルフォイヤーはドイツ語で『速射』の意)
余談ですが、ドイツ語の名称ってなんでこんなにカッコいいんでしょうね?
シュネルフォイヤー」って言葉の響きめっちゃかっこよくないですか?
僕が一番好きなドイツ語は「クーゲルシュライバー」です。

本来のモーゼルC96は箒の柄(ブルームハンドル)と呼ばれる独特の形のピストルグリップが特徴であり、命中精度が高いことからストックを後付けしてカービンとしてもよく使われました。WE M712カービンはピストルグリップを排して一体型ストックとし、ロングバレルも取り付けて完全にカービン化したものを再現しています。
 
(参考)実銃の動画がYouTubeにありました

■外観

モデル:みやこさん(@kurozukinn385

モデル:モロキーさん(@morokey

ストックとバレルの長さがあいまってとにかく全長がなげえ
カービンとはいいますが普通に現代フルサイズライフルと同じくらいの長さがあります。
全長は長いですが、元が拳銃なためかあまりごつく感じません。重さも約2キロと下手なサブマシンガンより軽く、構えやすいのもよい点ですね。


ストックはプラスチック。木目調で質感はまあまあといったところ。剛性も悪くありませんが、内部ががらんどうのようで、持った時の重量感がなく少し物足りない気もします。
 

前方のハンドガードも同じくプラスチック。
 

ストックはワンタッチで取り外せ、写真のようにレシーバー部のみの状態にできるので持ち運びには超便利です。革のスーツケースに分解収納するとものすごくカッコいいでしょうねえ……
ただし、ストックの接続部分が少々カタカタします。ワンタッチですんなり外せて便利なのはいいんですが、もうちょっとがっちりハマって欲しかった……
 

レシーバーはフルメタルでかなりしっかりした作りになっていますが、塗装がちょっとテカテカしすぎな気が……
個人的にはもう少しつやを抑えた仕上げの方が好きですね。
側面をよく見ると中国語の刻印が。モーゼルC96とその派生は20世紀はじめの中国で大量に輸入されており、また各地でコピーモデルも生産されていました。このカービンはそれらコピーモデルの一つということのようです。
 

暗くてすみません。

タンジェント式リアサイトが搭載されており、射程1000メートルまで調整できます。BB弾ではほぼ意味は無いですが、こういうところも本物と同じように再現してくれているのはオタクとして嬉しいですね。
ただし、サイト自体は狙いづらいです。超長いバレルの先に小さなフロントサイトがちょこんとのっており、リアサイトも小さいため、乱視持ちの私にはちょっと辛いものがあります。

■性能

まずまずの動作性でしたが、真冬のこの季節ではセミオート射撃時にボルトが後退しきらず、ハンマーが起きないことが何度かありました。マガジン自体も大きくなく冷えやすいですから、事前にマガジンを十分温めてから撃った方が良いでしょう。
セレクター切換でフルオート射撃も可能。サイクルが早く、1マガジン26発があっという間になくなります。ホールドオープンもがっつりかかるのでかなり楽しいですよ!
ただしボルトが小さいので反動はすこし物足りないかも?
マルシンからも同じM712(HW樹脂のピストルモデル)が出ていますが、マルシン製はホールドオープンしない仕様なのでWEのほうが実銃に近い動作を楽しめます。質感はマルシンの方が好きだけど……
ガスは拳銃弾マガジンにしては多めな量が入ります。漏れもありませんが、注入バルブが注入音も満タン時の吹き戻しも無い海外仕様タイプとなっています。ガスがきちんと入っているかわかりづらいため、気になる人は国内仕様バルブに交換することをお勧めします。
タニオコバからポン付け可能なバルブが発売されているぞ!

初速は大体60後半~70くらいで安定しています。
精度は端的に言ってあまり良くなく、「20メートルならあたらないこともない」というレベル。12月の野外ゲームで使いましたが、30メートルだと寒さもあってまともに届かず、パッキンがよろしくないのかホップのかかりも微妙。おまけにセレクターをセミに入れているのにフルオートで発射されたりと散々な結果でしたので、その日のゲームは早々にマルイ次世代に切り替えました。やっぱマルイはよく動くしよく当たるなあ!!! ちくしょうめ!!
Twitterのフォロワーさんから「パッキンをマルイのに変えるとマシになるよ!」という話を聞いたので、交換した上で夏場にリベンジしようと思います

■まとめ

モーゼルならではの独特なフォルムが個性的でかっこいいのが一番の魅力。フィールドに持っていけば目立てること間違い無しです。
ただし性能はぶっちゃけ修羅。まあ、投入した季節が悪かったので、頭ごなしに否定はできませんが。箱出しの海外製ガスガンを冬場の野外で使えば大抵は修羅だわな。
室内でマガジンをよく温めればきちんと動いて当たってくれたので、最低限パッキンを変えたうえで、なるべく暖かい季節限定で投入するのが良いでしょうね。

marodaruma

学生時代、FPSゲームをきっかけにミリタリーに興味を持ち、サバイバルゲームの世界にはまりだす。
エアガンの内部・外装カスタム、装備品収集など順調にサバゲ道をエンジョイ中。
自作PC、電子工作・プログラミングにも若干の知識あり。

この記事を友達にシェアしよう!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

サバゲーアーカイブの最新情報を
お届けします

関連タグ

東京サバゲーナビ フィールド・定例会検索はこちら
東京サバゲーナビ フィールド・定例会検索はこちら

アクセス数ランキング