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2017/02/10

marodaruma

剥がれにくいエアガンの塗装を模索してみた

先日、M4の塗装記事が月間PVランキング2位に輝き、大いに承認欲求が満たされたmarodarumaです。
皆さまありがとうございます。今後とも精進して参ります。

自他ともに認めるさもしい人間である私はこれで味を占めまして、「また塗装ネタで記事書けばもっとPV稼げるで!」という考えに至りました。調子にのって今回もエアガンの塗装で一つ行ってみようと思います。

さて、以前塗装したM4はプラモデル用塗料を使いましたが、塗膜が剥げやすいことが難点でした。
場所によっては爪でひっかくだけでポロポロと塗装が剥げ、比較的塗膜の強い部分でもテーブルの角に軽くこすりつけるだけで剥がれてくる始末。
使用感が出るのである程度剥げるのはむしろウェルカムなのですが、あまり無造作に剥がれすぎると見苦しくなってしまいますし、傷を隠すために塗装した場合、またすぐ傷が目立ってしまう、というのも困りものです。
というわけで、なるべく剥げたり傷のつきにくい塗装方法はないものかと模索してみました。







塗装方法

今回もスプレーで塗装します。
剥がれたり傷がつくのが嫌なら、ショップに持ち込んで塗装してもらうのが一番確実なのでは?」とも思ったのですが、ずぼらな私はとにかく手軽に安く済ませたいのです。手間と費用をケチった結果痛い目を見る、という経験も何度もありますが・・・。
そうやって塗料を探していましたら、スプレーでもしっかり塗れそうなものを見つけました。

それがこちら
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アサヒペン プラスチックプライマー(左)
アサヒペン 高耐久ラッカースプレー つや消し黒(中)
アサヒペン 高耐久ラッカースプレー つや消しクリヤ(右)

DIY用のスプレーで、風雨にさらされても劣化しづらいのが特徴のスプレーです。
下地処理用のプライマーと、トップコート剤のつもりでつや消しクリヤも購入。

塗るもの

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ARES Amoeba 140連ノーマルマガジン DE
友人から安く譲ってもらったのですが放置していたものです



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KRYTAC TRIDENT ALPHA CRBを購入したので挿してみたところ、ブラックカラーとDEカラーがちぐはぐに見えたので黒く塗ることにしました。マガジン数本程度なら結果がいまいちでも精神的ダメージが少ないですしね。

手順

1.下地処理

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マガジンの表面全体をタミヤのスポンジやすり(600番)で削ります。M4を塗った際、下地処理の甘い所からボロボロ剥げてしまっていたので、今回は気合を入れてまんべんなくやすりがけします。
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給弾口をマスキングテープで覆ってから、プラスチックプライマーを吹き付けてしばらく放置。
マンション暮らしなのでベランダで行います。換気には気を付けましょう。
これで塗料の乗りが良くなる・・・はず!

2.塗装

0190_06
プライマーが乾燥したら本格的に塗料の吹き付けを行います。
塗料の粒子が細かいので結構飛散します。洗濯物は片付け、風上からスプレーを吹くようにしましょう。
また、スプレーと塗装物は20~30センチほど離しておくべきです。近すぎると塗料が偏ってムラになってしまいます。私はプライマーを吹くときに近すぎてムラになりました。

寒いから早く済ませようとしたらこれだよ!

片面ずつ吹き付けて、乾いたら裏返してもう片面、それも乾いたら先に塗った方を更に重ね塗り・・・といった手順を2回ほど繰り返しました。

3.トップコート

つや消しクリアを先ほどと同じような手順で吹き付けます。あとは乾くまで放置。

4.完成

冬場なので乾燥待ちの時間が長く、作業時間は2日ほどかかりました。
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見た目はそれほど悪くありません。欲を言えばもう少しマットな質感が欲しかったですが・・・。
塗膜の強さですが、爪でひっかいたり、角にこすりつけたくらいではそうそう剥がれないくらいの強度はありました。プラモデル用塗料と比べるとかなりの差です。
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しかし、銃に挿入するとマグキャッチが当たる部分が剥げてしまいました。マガジンハウジングとこすれたであろう部分が削れているのも見受けられ、摩擦が大きすぎると剥げてしまうことがわかりました。
少々失敗はありますが、ともあれ全体的には悪くない出来です。一缶500円ほどの安い塗料でしたがなかなか侮れません。

まとめ

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・やり方を工夫すればそこそこ強く塗装できる
・ただし、限界はある

1.塗料を選ぶ(DIY用のラッカー系塗料なら塗膜は強いようです)
2.下地処理をしっかり行う
3.何度か重ね塗り
4.ついでにトップコート

この手順で塗るだけでスプレーでもかなり強い塗膜になりますが、マガジンやグリップ、ストックなどよく触れる部分、摩擦の多い部分はどうしても剥げやすくなってしまうようです。
DIY用塗料だとミリタリーカラー(FDEやオリーブドラブなど)がなく、似たような色を探しても色味が微妙に違って見えることも難点でしょうか。

しかし、先のM4と今回の塗装で、工作、日曜大工用のスプレーでもある程度それらしく塗れることはわかりました。素人でもある程度のクオリティまで塗れること、手間の少なさ、それにコストの安さはかなりの強みです。
失敗しても、塗料用のうすめ液で拭きとればいいですし(ものすごい時間がかかりますが)。

いままでやったことないけど、とりあえず色を変えてみたい」という人は試してみてはいかがでしょうか。

アサヒペン プラスチック用プライマー [300ml] アサヒペン ポリプロピレン、ナイロン、ABS、FRP、硬質塩ビ、アクリル、PETなどの下塗り用
アサヒペン 高耐久ラッカースプレー 300ML ツヤ消し黒
アサヒペン 高耐久ラッカースプレー 300ML つや消しクリヤ
タミヤ研磨スポンジシート 600 [おもちゃ&ホビー]

marodaruma

学生時代、FPSゲームをきっかけにミリタリーに興味を持ち、サバイバルゲームの世界にはまりだす。
エアガンの内部・外装カスタム、装備品収集など順調にサバゲ道をエンジョイ中。
自作PC、電子工作・プログラミングにも若干の知識あり。

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