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2016/12/22

ヴィスコ

意外な落とし穴! 〜ネットオークションで中古エアガンを買うときの注意点〜

安価で便利な中古のエアガン

エアガンを購入するとき、いろんな選択肢があります。高級モデルにするか格安モデルにするか。はたまた新品にするか中古にするか。皆さん、お財布と相談して決めることが多いでしょう。私は物欲に忠実なので、相談した試しがなく後悔することがほとんどなので真似しないでください。

どうせなら1円でも安く手に入れるため、新品で欲しいところを我慢して中古品を選ぶこともあります。オークション形式の個人売買なら、思わぬ値段で手に入りおトクな気分になれますよね。

掘り出し物をゲットした時なんて、天にも昇るような気持ちです。まるでお宝探しのような感覚で、オークションが大好きっていう方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

中古エアガンGET! でも落とし穴が……


私も過去にオークションで中古エアガンを山ほど購入してきましたが、生活が苦しくなった以外「うわ、失敗した」という経験がありません。

しかしネット上では様々なトラブルが起きているようです。

正常に作動しない
初速が低い
弾がまっすぐ飛ばない
部品が一部なくなっている
異音がする
タバコ臭い

オークションという性質上、扱っているエアガンの品質はマチマチ。特にエアガンに関して知識のない出品者から買うと、トラブルに見舞われる傾向があるようです。

では、どうすれば満足のいくエアガンをオークションで手に入れられるのか。入札、購入する前のチェックポイントを伝授させていただきます。

チェックポイント1:未使用品でも作動確認を!


購入してから一度も使っていません
一度箱から出して、あとはずっと物置にしまっていました

こういう魅力的な謳い文句で売られている商品があります。ほとんど新品じゃん! とすぐに入札、購入したいところです。でも焦りは禁物。必ずしも新品未使用品が状態のいいものとは限りません

この商品は出品者or販売者が何年前に購入したのでしょうか。買ってから一度も使っていないということは、一度も手入れをしていないということになります。

保管状態にもよりますが、あまり時間が経っていると(2〜3年)HOPパッキンの劣化やグリスの固着など作動に影響があるパターンも多いです。

なので未使用品であっても必ず作動確認済み、もしくは作動確認をお願いすることが大切。未使用品なので重大な欠陥はありませんが、購入してから分解・メンテナンスする予定がなければ、作動の確認を販売元にお願いしておきましょう。

電動ガンの場合、バッテリーのパワーが落ちていたりすることもあるので新品バッテリーで確認してもらいたいところですね。

チェックポイント2:こだわりのカスタム品! でも、それ大丈夫?


海外製エアガンは、ほとんど内部調整をしないと国内製のように安定した作動が見込めません。近年は品質が上がってきているものの、まだまだ手を加えないと使えないモデルも多いです。

中古品で「カスタム済み」「内部調整済み」となっているのは、かなり美味しいポイント。自分でじっくり時間をかけてエアガンを弄るのもいいですが、買ってすぐにサバゲーで投入できるのも心惹かれます。

しかしカスタム内容というのは当事者にしかわからず、一体どんな調整が施されているのかわかりません。一口でカスタムといっても、パーツに負担をかけるピーキーな調整であればスタンダードな状態よりエアガンの寿命は縮みます。

またカスタム内容によっては法定初速を超えることもあり、銃刀法違反に相当する恐れがあります

販売されている商品情報の確認は、穴があくほど行ってください。内部カスタム品で初速が明記されていないのは、言語道断です。特にスプリング交換と記載されている場合は注意が必要。内部への負担が大きく、初速に一番変化をもたらす部分です。カスタム後に初速はいくつ出て、何発ほど撃ったのか問い合わせましょう。

チェックポイント3:絶対買わないで! 金属製のハンドガン


ネット界隈、エアガン界隈で論争を起こしやすい「メタルスライド(メタルフレーム)問題」をご存知でしょうか。

日本の法律では、主要部分が金属製でできている模造拳銃(エアガン、モデルガンはもちろん、ライターや文鎮でも拳銃の形を模して入れば相当します)を所持しているだけで、刑罰の対象となります。

時折「スライド部分だけメタルは合法」という人もいますが、その根拠はどこにもありません。この法律は曖昧な部分も多く内容が複雑で線引きが難しくなっています。

警視庁のwebサイトで公開されている銃刀法の取り締まりに関して、ハーフメタルがダメとは書いていませんが、ハーフメタルOKとも書いていないんですね。

荒れる内容なので、あまり触れませんが個人的にはハーフメタルであっても所持するのはNGだと思っています。触らぬ神に祟りなし。ボーダーラインが曖昧である以上、そのギリギリの位置でエアガンを楽しむのは非常にリスキーです。

しかしネットークション上では、平気で金属部品を多用したエアガンが販売されています。ちょっと怖いですね。最終的な判断は購入者に委ねることになりますが、できるなら買わないでいただきたいです。

まとめ

中古エアガンを上手に購入するのは、結構難しいものです。失敗する可能性を承知した上で利用しないと、思わぬ痛手を被ってしまいます。

それが嫌なら新品を買うのが一番ですね。もしくは、ショップなどが買い取って「整備済み」となっているものが安心。個人売買よりも多少は割高になりますが、保証を買うという意味ではお得です。

また初めてのエアガン購入は、ぜひ新品にしてください。エアガンとは通常どういうものか? という答えは中古品にはありません。ある程度エアガンのことを把握してから中古品にも目を向けてみましょう。

ヴィスコ

サバゲーに片想いしているフリーライター。マフィアスタイルでフィールドを巡りつつ、サバゲーの楽しさを全国の紳士淑女と良い子のみんなに伝えるため活動しています。好きなエアガンはCz75。サバゲー記事だけでなくスポーツ、映画、アプリ、音楽など多ジャンルのインタビュー・執筆を手がけています。

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