- コラム
ナイトビジョンの代わりになる目薬が登場!近い将来、ナイトビジョンは不要になるカモ?
2019/02/28
Gunfire
すごいー! たーのしー!
2019/03/23
Gunfire
以前にサバゲーアーカイブで目薬を使って暗視能力を得る技術についてご紹介させていただきました。
関連記事:ナイトビジョンの代わりになる目薬が登場!近い将来、ナイトビジョンは不要になるカモ?
この技術は薬品の力で暗視能力を得ることができるという物でしたが、今後は中国がナノ粒子を使った技術を使って新たな肉眼による暗視技術の開発に成功したと発表しています。
そこで今回は中国が開発した暗視技術についてご紹介したいと思います。
今回の暗視技術を開発したのは中国科学技術大学の研究チーム。
この研究チームは
『ナノテクノロジーはマウスが赤外線を見ることを可能にした(Nanotechnology Makes It Possible for Mice to See in Infrared)』
という研究成果を発表しました。
具体的な研究内容は赤外線を可視光に変換するナノ粒子を眼球に付着させ、本来であれば視認することができない波長の光を見えるようにするという物で、赤外線が可視化されることで暗闇でも物を視認できるようになるという内容です。
そして今回の技術は既に動物実験が行われており、被検体であるマウスの目にナノ粒子を付着させて赤外線を視認できる状態にした後、マウスの目を赤外線で照らすとマウスの瞳孔が縮小することが確認されており、ナノ粒子の働きによって赤外線が視認できるようになったと結論付けられています。
また、この赤外線を見る能力は最大10週間にわたり継続したという記録も残っています。
今回発表された研究内容は“赤外線を可視化した”という所がメインとなっていますが、赤外線が可視化されれば様々な分野で応用が可能だと言われています。
まずは誰もが思いつくであろう軍事技術への転用。
現在、暗闇での任務は暗視ゴーグルが必要不可欠ですが、今回の技術は暗視ゴーグルの代わりになるとも言われています。
また暗視ゴーグル以外にも赤外線量によって物の温度情報を可視化できるようになるため草むらに隠れている人物や、災害時で瓦礫に埋もれてしまった人物を見つけるといったことも理論上では可能です。
さらに医学面においては色覚障害の治療などにも応用できると考えられており、研究チームは今回の技術開発のために特許を申請中とのことです。
今回の技術は様々な分野で期待が寄せられているものの、実用化にはまだまだ時間がかかりそうです。
というものの、現段階ではマウスによる動物実験が成功しただけであり、人体実験についてはまだ行われておらず人体にどのような影響がでるかは現時点で不明のままです。
またマウスでは赤外線の視認化が確認されてはいるものの、人間でも同等の効果があるという保証もなく、実際どのように赤外線が見えているかもはっきりとした情報はありません。
さらに研究の報告書には一部のマウスに角膜の混濁が見られたとも記載されており、研究チームは今後、安全面についても研究を進める必要がでてきています。
SF映画や漫画ではナノマシンやナノ粒子を体内に取り込み特殊能力を得るという描写はよくありますが、ついに現実でも同じことが起ころうとしています。
ただ、暗視ゴーグルやサーマルスコープは既に開発されているため、
「眼球にナノ粒子を注入してまで肉眼で赤外線を見る必要があるか?」
という意見もちらほら出てきているようです。
ただ、色覚障害の人達にとっては非常に魅力的な技術に変わりはないので、今後の研究成果が気になるところですね。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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