- コラム
初心者をサバゲーにはまらせたいから解説しよう!装備編
2019/03/20
marodaruma
すごいー! たーのしー!
2019/02/15
marodaruma
皆さんこんにちは。メガネがやたら汚れやすいことで有名なマロダルマです。油断するとすぐ鼻あてに謎の緑色の物質がこびりつくんだよな。僕の鼻からはヘドロかなにかが分泌されてるんでしょうか。
今回は前回に引き続き、初心者の人に「サバゲーマーって『銃も装備もなんでもいい』って言うばっかりで全然詳しく説明してくれねーじゃん!(すっごい意訳)」と言われた反省を活かし、なるべく丁寧かつわかりやすい解説をお送りしようと思います。前回はエアガンでしたが、今回はサバゲーにおいて絶対に必要なゴーグルやシューティンググラスなどのアイウェアについての解説です。
関連記事:初心者をサバゲーにはまらせたいから解説しよう!エアガン編
サバゲー用のアイウェアも地味~に選択肢が多いんですよね。シューティンググラスだのゴーグルだのと一杯あります。
選択肢が多いのはいいことなんですけど、「どれにどんなメリット・デメリットがあるのかくらい解説してくれないと選びようがないじゃん!」と思う初心者もきっと多いハズ。目守る超重要な防具で、これがないとサバゲーに参加すら出来ない分、適当に選ぶこともできませんしね!
というわけで、代表的なアイウェアやマスクと、それらのメリット・デメリットを紹介していきましょう。
サバゲーに使うアイウェアの種類には以下の2種が代表的です
読んで字のごとくゴーグル型をしているもの。目の周囲の広い範囲を覆うことができ、バンドでしっかり固定できるのが特徴です。
サングラスやメガネ状の形をしているもの。かさばらず、エアガンを構える際に負担が少ないことが特徴。
その1:広い範囲を保護できる
レンズが大きく広い範囲を覆うことができるため、目だけでなくその周囲の肌にBB弾が当たっても痛みが少なく済みます。また、物によってはメガネをかけたまま装着できるものもあります。
その2:ずれにくい
バンドでしっかり固定するため、走ったり飛んだり跳ねたり転んだりしてもずれにくく、不意に目が露出して危険に晒される可能性を少なくできます。
その1:曇りやすい
レンズと顔の隙間に熱気がこもりやすく、曇り止めを塗らないとすぐに曇って視界が悪くなってしまいます。ただし、通気性を良くするファンを内蔵していたり、強力な曇り止めコーティングが施したりと対策がきちんと取られたゴーグルであればあまり曇りを気にせずゲームを楽しめます。
その2:干渉する
かさばる形状をしているため、ヘルメットなどの装備や銃の光学機器と干渉して動きづらいこともまります。ゴーグルと自分の装備やエアガンのバランスをテストしたり調整する必要があるため、少し面倒に感じるかもしれません。
BOLLE(ボレー) STORM
Bolle ボレー シューティングゴーグル STORM ストーム 保護メガネ 眼鏡着用可
フランスのアイウェアメーカーBOLLE社のゴーグルで、あちらこちらのミリタリーショップで売られています。
2,000円出せば買える安価さが魅力で、強度も十分。
レンズもフレームもクリアなため着用したときに閉塞感があまりありません。ただしそれなりに曇りやすいので、バイク用の曇り止めなどをあわせて購入するとよいでしょう。
トラスコ セーフティーゴーグル
TRUSCO(トラスコ) セーフティゴーグル(ワイドビュータイプ )フレーム黒 TSG22BK
工業用品の卸売企業「トラスコ」の安全ゴーグル。ボレーより更に安い上に幾つかフレーム色のバリエーションがあるのが魅力です。安すぎて安全性を心配する人もいるかもしれませんが、アメリカの民間工業規格「ANSI Z87.1」の基準を満たしたポリカーボネートレンズを採用しており、エアガンから発射されたBB弾が当たった程度ではそうそう割れることはありません。
これも通気性がめちゃくちゃ良いわけではないので曇り止めは必須。人によってはフレームの樹脂の匂いが気になるようです。
その1:かさばらない
薄くて小さなメガネ型のため、ヘルメットや銃の光学機器に干渉しづらく、持ち運びも楽です。
見た目の印象も、ゴーグルよりややスマートに見えるかも?
その2:曇りづらい
顔とレンズの間の空間が狭いため熱気がこもりにくく、ゴーグルタイプよりも曇りづらくなっています。とはいえ全く曇らないわけではありませんが……
その1:保護できる範囲が狭い
目とその周辺の僅かな範囲を覆うのみであるため、地肌を保護する効果が薄いのがネックです。被弾痕を付けたくない人、痛いのが苦手な人は、バラクラバ(目出し帽)をかぶるなど何らかの手段で目以外の場所を覆う必要があるでしょう。
また、眼鏡と併用もできないことは視力が悪いサバゲーマーにとっては辛い点。物によっては度付きレンズにできるシューティンググラスもありますが、視力測定に手間はかかりますし、お値段もお高めなのでドハマリしてから検討しましょう。
その2:激しく動くとずれやすい
シューティンググラスは普通のメガネよりも顔にフィットする形状をしており、ただの眼鏡と比べればかなりズレにくいのですが、それでもどうしても激しい動きにはついていけないこともあります。近距離の撃ち合いが多いCQBフィールドなどでは、より安全性を重視するためにシューティンググラスを禁止しているところがあったりしますね。
ただし、別売りのストラップを着けることで激しく動いてもズレにくくできるシューティンググラスもあり、そうしたずれ対策をしているならばシューティンググラスも使用可、としているフィールドも多いです。
BOLLE(ボレー) RUSH PLUS
ボレーセーフティ 【1662301JP-H】 HA-1 RUSH Plus (ラッシュ プラス) クリアレンズ ガスケット&ストラップ&ソフトケースセット 保護めがね プラチナコーティング
BOLLEのセーフティグラスは安い上にBB弾が数メートル先から直撃したくらいではびくともしない堅牢性を誇るため、初心者からベテランまで使って損はないメーカーです。とりあえずこれ買ってりゃもうほかのアイウェア買わなくてもいいべ(個人の感想です)ってレベル。
RUSH PLUSは固定用ストラップの他、目とレンズの間の僅かな隙間を埋める「ガスケット」と呼ばれるパーツも別売りされており、全て揃えても約4,000円程度と非常にリーズナブルです。
ゴーグルほどではないですが若干曇りやすいのが難点と言えば難点ですね……
結論からいうと初心者ならゴーグル。
ズレにくく安全なことから、初心者にはゴーグル、もしくはBOLLEのRUSH PLUSのようにガスケットとストラップでガッチリ保護できるタイプのシューティンググラスをおすすめしています。
ただし、先ほど説明したとおりゴーグルは装備やエアガンによっては干渉して使いづらいこともあります。ゆくゆくはシューティンググラスも購入して、フィールドレギュレーションや装備にあわせて使い分けるようにするとよいでしょう。
ちなみに、交戦距離の近いフィールドだと顔全体を覆うフルフェイスゴーグルの着用を義務づけられている場合もあります。そうではないフィールドでも、口元を覆うフェイスガードを着けることを推奨されるようになってきました。
歯に被弾して折れてしまう事故はまれに起こるため、僕自身どこのフィールドでもフェイスガードを併用することをおすすめしてはいるのですが、これについて説明すると少し長くなるので次回にしましょう。
サバゲー用、と嘯きながら耐久性などまるでない粗悪品がときたま出回ることがあり、ゲーム中に「うわ! レンズが割れた!!!!」と騒ぎになることも稀に起こるんですよね……。
サバゲー用って書いてあるなら安全だべ! と思ってアイウェアを買っているので、そういった話を聞くたび「ほんと勘弁してくれ!!! マジで!!!」という気分になります。
また、たとえレンズが丈夫であっても隙間が大きすぎるとそこからBB弾が入り込む可能性があります。
このような問題から、アイウェアを選ぶときは「隙間はできる限り小さく、根拠のはっきりした工業規格に合格している品」を選ぶことが重要になってきます。これにクリアしているなら値段が安いものでも十分サバゲーに使って大丈夫ですし、そうでなければたとえ何万円しようと使う価値はないかと!
特にレンズの耐久性を担保する“規格”の部分は超重要。隙間は最悪の場合自分で加工して埋めてしまえば良いですが、レンズの強さはどうにもできませんからね!
アイウェアの安全性の指標として参考になるのはANSI(米国規格)Z87.1という規格。
ANSIはアメリカの工業標準化団体であり、そこで設定されているアイウェア向けの安全基準がZ87.1です。アイウェア向けとしてはかなり厳しい部類の安全基準であり、これに合格していればBB弾程度ではまず割れないと言えます。
ちなみに、タクティカル向けではない普通の安全メガネにもANSI Z87.1対応品は数多くあります。(というかもともと民間用の工業規格なので、安全メガネがこれに対応していないのはおかしいのですが)
トラスコやボレーの製品もその一つで、ホームセンターや通販サイトを探せば他にもたくさんANSI Z87.1対応品が出てきます。隙間もしっかり塞いであるものもたくさん見受けられますし、それでいてサバゲー用より安いのも魅力ですね!
アイウェアを探す時はぜひ“ANSI Z87.1”というキーワードも目安の一つに加えておきましょう。
今回はアイウェアのお話をお届けしました。次回はフルフェイスマスクやハーフフェイスガードなどといったマスク類のお話の予定!お楽しみに!
学生時代、FPSゲームをきっかけにミリタリーに興味を持ち、サバイバルゲームの世界にはまりだす。
エアガンの内部・外装カスタム、装備品収集など順調にサバゲ道をエンジョイ中。
自作PC、電子工作・プログラミングにも若干の知識あり。
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