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2018/10/28

Gunfire

軍事分野でもVR技術が活躍中!手軽かつ安全に軍事訓練ができる時代に!

最近、私たちの身の回りではVirtual Reality(仮想現実)やAugmented Reality(拡張現実)が徐々に浸透しつつあり、ヘッドマウントディスプレイとモーションコントローラーを使ったVRのゲームやVRをテーマにした大規模なテーマパークなどが登場しています。

またVRやARは娯楽だけでなく医療やビジネスなどにも活用され始めていますが、その中でも莫大な投資を行っているのが「軍事分野」。

今回はそんな急速に発展しつつある、軍事分野のVRやAR事情についてご紹介したいと思います。







■軍事訓練に使用されるVR技術。2025年には市場規模が2,000億円超え?

兵士達に様々な経験をさせる軍事訓練において、必要不可欠なものはリアルな戦闘場面の再現と言われています。

しかし、訓練の内容をリアルにすればするほど莫大な費用が発生し、さらに場合によっては兵士達の身に危険が及ぶ場合もあります。

一方でそんな問題を解決してくれるのがVR技術

VR技術は低予算かつ安全にリアルな戦闘場面を再現する事ができるため、様々な訓練で導入が進んでおり、特に兵士達の生死にもかかわる危険なパラシュート降下訓練や非常にコストのかかる機銃訓練などで活用される傾向にあるようです。

またRESEARCH AND MARKETS社の報告によるとVRやAR技術を用いた防衛に関する市場規模は2025年までに17.9億ドルに達すると予想されています。
出典:https://www.researchandmarkets.com/research/qlsfbk/global_military?w=12

■2017年には既にARヘルメットを使った訓練内容が公開!

現在、アメリカ軍では様々な訓練にVR技術が導入されていますが、中でも注目を浴びたのが昨年の2017年にアメリカ海軍によって開催された公開訓練である「Trident Warrior exercise」。

そのTrident Warrior exerciseではAR機能が加わった特殊なヘルメットをかぶり、室内で戦艦に搭載された機銃の銃撃の訓練を行う様子が公開されました。

ちなみにこちらが公開された訓練の時の様子。
出典:https://vrscout.com/news/us-navy-augmented-reality-helmet-gun/

この訓練で使用されたシステムはアメリカ海軍とソフトウェア開発企業のDaqri社が共同で開発した「GunnAR」とよばれるシステムで、ARヘルメットのアイシールド部分には射撃を行う上で必要な情報の表示や上官からの命令が表示される仕組みとなっています。

さらに、従来は射撃を行っている時は銃撃音などで非常に命令が伝達されにくいという問題がありましたが、Daqriの開発者達は「このARヘルメットの登場により兵士達の円滑な意思疎通ができるようになる」と語っています。

また、実際にこの訓練を受けたアンソニー三等海曹も「今までに無かった経験で、費用も節約できるうえ場所も必要とせず、非常に素晴らしいと思う。」と語っており、兵士達からも高い評価を得ています。

■仮想現実で訓練を行う事に対して疑問の声も……?

軍事訓練のVR化が進んでいる現在ですが、実は一部から疑問の声も上がってきています。

実は今回紹介したような軍事訓練で使用されているソフトウェアの大半はゲームから流用したものが多く、「ゲームを戦争に使うのはどうか」という倫理的な問題を指摘する声がでているのです。

しかし、兵士達が負うリスクや軽減される費用と倫理的な問題を天秤にかけたところで結果は見えており、これからもVRの導入は加速していく事でしょう。

■まとめ

様々な最先端技術が投入される軍事分野ですが、VR技術やAR技術の導入により今よりもさらに発展していく事が見込まれています。

また家庭用のVRゲームは周辺機器の価格が高いため、始めるには少々ハードルが高いものの、個人的には価格に見合った体験ができると思っています。

またVRゲームの中には以前に紹介した『Onward』のような仮想現実内でサバイバルゲームを楽しめるものもあります。

関連記事:仮想現実でサバゲー!? リアル志向FPS『Onward』

現実のサバイバルゲームとはさすがに比べることはできませんが、いつでも気軽にプレイできたり、オンラインで対戦もできるといったメリットもあるので、興味が沸いたら是非Onwardの記事についても読んでみてくださいね。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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