【サバゲーQ&A】アナタのHOP調整のお悩みを解決したい

Sassowです。

今回はどちらかというと初心者サバゲーマーさん向けのお話。皆様のサバゲーライフをもっと豊かにしていきたい、もっと快適にしていきたいワタシが悩める子猫ちゃんたちを導いて参りたいと思います。
ワタシの半分は優しさで出来ております。もう半分はやらしさという説もあります、ご注意ください。

HOP調整、してますか？

してますかって、してないって事はないんじゃないかと思いますが、そもそもエアガンのHOP-UPシステムというのは簡単に言うと発射されるBB弾に回転を掛けてより遠くに飛ばす仕組みのことを指します。

HOPが全く効いていない状態で発射されたBB弾は重力に引っ張られて落ちていきますが、HOPを掛けてBB弾を重力と逆方向に回転させることで揚力を発生させて、より遠くに飛ぶような弾道になります。

最近のエアガンのHOP-UPシステムには調整幅があるものがほとんどで、弾の重量や初速、使用者の好みに応じて最適なセッティングが可能。しかし、必ずしも強くHOPを掛ければ遠くに飛ぶ、ということではない為に実はこのHOP調整は何気に重要なんですが、しっかり調整されてらっしゃいますでしょうか。
 

HOP調整、どうやる？

これは個人的な意見ですが同時に最もオーソドックスなので多くの方にお使い頂ける設定だと思います。
狙う弾道は発射されたBB弾が「浮き上がる直前」の「スゥーっと水平」。これを実現すべく調整します。

まず、目線と発射口の高さを出来るだけ同じにしてHOP調整しましょう。普通にエアガンを構えたり光学機器を覗いての調整だと、一見水平に見えて実は浮き上がりのある弾道だったりする可能性があります。

そしてある程度HOPを掛けてセミで数発試射。この時割と「ちょっとやり過ぎかな？」くらいにHOPを掛けて始めるのがオススメ。そうすると弾道は途中までは真っ直ぐ、あとから少し山なりに浮き上がって落ちる、というものになるかと思います。

あとはその少しの浮き上がりを無くしていくように、少しずつHOPを弱めては試射を繰り返し、最終的には「浮き上がる直前」のHOP具合で見た目に「スゥーっと水平」な弾道を完成させたらHOP調整は完了です。
 

何故水平な弾道に拘る？

前述の調整では実はそのエアガンの最大飛距離にはなりません。恐らくHOPを掛け浮き上がらせた方が単純に発射地点から地面に落ちるまでの距離は伸びます。

しかし、飛距離に拘った浮き上がる弾道では恐らくサバゲー中に相手に当てることは相当難しくなります。10m先には真っ直ぐ構えても当たるのに30m先にはターゲットの遥か上に飛んでしまって、一方50m先ではターゲットよりかなり下になってしまうというような弾道になり、それでは結局どの距離も狙いにくくなってしまうでしょう。

それよりも例えば40m先までは真っ直ぐエアガンを構えて撃てば真っ直ぐ飛んで行く……という弾道のほうが結果として精度が高く扱いやすいというように感じるかと思います。つまり水平な弾道でどこまで届くかという有効射程が最も長くなるようにHOPを調整することをオススメします。

遠くのターゲットを無理に狙うより有効射程内のターゲットを確実に当てられることの方がエアガンとしては優秀だと思います。40mが有効射程のエアガンで50m先のターゲットを狙うなら10m前進しちゃえばいいんです。
 

お好み弾道を目指すのもアリ？

HOPを掛けすぎると運動エネルギーが回転力に多く使われるので一般的に初速は低下します。が、少しだけ浮かせるような弾道にしてより遠くを狙う調整もアリでしょう。その際は目測でも光学機器でもいいので浮き上がる際の距離や弾道を把握しておかなければいけません。

また、より重力のかかる重量弾を使う場合は再度HOP調整が必要。例えば0.2g弾と比べて0.25g弾は見た目の初速こそ落ちますが弾の浮き上がりが抑えられる分、うまく調整すれば有効射程を伸ばせる可能性も。

このように個人の考え方による好みの弾道や使用弾によってHOP調整は微妙に変わるハズなので、正解はないんです。色々試した上で最も自分のスタイルに合う弾道探しをしてみるのもまた一向。

いずれにしても、気温によるチャンバーパッキンの動作具合や風の有無など毎回フィールド状況によって弾道は細かく変わってくるかと思います。HOP調整は使用後一旦解除して、再度使用するその日のゲーム前に毎回調整されることを個人的には強くオススメ致します。

また、一般的にはHOPを掛けると初速は落ちますが、逆に初速が上がるエアガンもあります。特にカスタムを施したエアガンについてはHOPを細かく変えつつ初速測定し法定範囲の威力に収まっているかも確認しましょう。