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2018/05/24

Gunfire

ロシアでエアガンを使ってネズミを狩り続ける男!その名も「ラットスナイパー!」

人間に様々な害を与えるネズミ。

環境衛生が整備されている日本において、ネズミが原因で大きな被害が発生する事はほとんどありません。

しかし、発展途上国ではネズミが原因で疫病が発生したり、穀物が食い荒らされ大損害が生じるなど社会問題になっている地域もあります。
特にイランでは2013年に軍隊に所属する狙撃部隊を出動させ、軍人がネズミ狩りを行うという前代未聞の出来事もありました。

そんな人間に多大な被害をもたらすネズミですが、ロシアではエアガンを使って趣味の一環としてネズミを狩り続ける人物がいます。
彼らは周りから「ラットスナイパー」と呼ばれており、今回はそんなラットスナイパーについてご紹介したいと思います。







■7年以上もネズミを狩り続ける男


今回紹介する人物はラットスナイパーの一人である「ゲンナジー(Gennady)」氏。

元々、彼はアヒル猟を行っていたそうですが事故で足負傷してからというもの、標的をアヒルからネズミに変え、夜のモスクワでネズミ狩り続けています。

そんなゲンナジー氏がネズミ狩りに使用するのは改造されたエアガン
通常よりも威力を上げたエアガンにサプレッサーとレーザーサイトを装着し、夜のモスクワに出撃します。

そしてゲンナジー氏が向かった先は町に点在するゴミ収集所

そこには夜な夜な数多くのネズミが集まり、時には近くの民家やアパートに侵入し病原菌がばら撒かれる原因になっているのだとか。

そんなゴミ収集場に集まったネズミに対してレーザーサイトの照準を合わせ、次々と狩っていくというわけです。

ちなみに“エアガンでネズミを狩る”と聞くと非常に難しそうですが、都心部のネズミは人間を恐れていないどころかライトに照らされた程度では動じず、射撃の腕さえあれば比較的簡単に狩る事ができるんだとか。

実際にゲンナジー氏いわく「7年間の間に70万匹のネズミを狩った」と主張しています。

(ただ、7年間で70万匹を仕留めるには、一日に274匹ものネズミを狩り続けた計算になるため、少々誇張も入っているようです……)。

■ラットスナイパーも実は“狩られる側”だった?


趣味が公衆衛生の向上に繋がっていると自負しているゲンナジー氏ですが、実はゲンナジー氏も狩られる側なのだと言います。

夜な夜なネズミを狩るゲンナジー氏を狙うのは、ずばり「警察」。

改造されたエアガンを持ち歩き、夜中の街中で撃つという行為はロシアであっても当然違法です。
実際、ゲンナジー氏は歩行者や警察を見かけた場合は即座にエアガンを隠して身をひそめるのだとか。

ラット“ハンター”ではなくラット“スナイパー”と言われる所以はここにあるのかもしれませんね。

■周りの人からは賛否両論の声

害獣であるネズミをボランティアのように狩り続けるゲンナジー氏ですが、その行為に至っては賛否両論の声が挙がっているようです。

実際、病気や疫病の元になっているネズミを駆除している事に対して

害獣のネズミを殺してくれることに感謝している

という意見もある反面

善行か悪行か判断に困る
人間に害をもたらさないネズミもいるはず

といった否定的な意見もある模様。

実際に法律では違法である以上、あまり“褒められた趣味”という訳にはいかないようですね。

■まとめ

いかがでしたか?

エアガンが好きで銃も大好きな私からすれば、間接的にも社会に貢献しているゲンナジー氏を応援したい気持ちですが、“夜中に改造したエアガンを持って徘徊している人がいる”と聞くと少々複雑な気分になりますね……。

誤射などの事故が起こらない事を祈るばかりです。

また、ラットスナイパーはゲンナジー氏以外にもモスクワだけで400人以上いるらしいので、ロシアでは割とポピュラーな行為なのかもしれません。

ただ、日本においては確実に法律違反なので決して真似をしないようにしてくださいね……。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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