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今回の話は兵士が肌身離さず携帯しているドッグタグについて!
ドッグタグは正確には「認識票」や「IDタグ」といいますが、これは軍隊において兵士の個人識を識別するための大事な身分証明書でもあります。
サバイバルゲームが好きな人や映画が好きな人は、戦争映画などで“命を落とした戦友のドッグタグをちぎって持ち帰る”なんてシーンを見た事があるのではないでしょうか。
そこで今回はそんなドッグタグの歴史や、一体何が記載されているかなどをご紹介していきたいと思います。
ドッグタグが世界で初めて登場したのは1870年代。
当時、フランスとプロイセンによる戦争が勃発し、その際に兵士個人を識別する事と戦死者を特定するために、兵士に一人一人に識別用の札を発行したのがドッグタグの歴史の始まりだと言われています。
上記の戦争を「普仏戦争」というのですが、この戦争以降は様々な国で同じように識別用の札が発行され、国や文化によって姿形を変えつつ、現在のドッグタグへと続いていきます。
ちなみにドッグタグと呼ばれるようになった理由は、飼い犬の狂犬病予防の際に使用する犬用の鑑札と非常に似ているためで、配布された兵士達が皮肉交じりに呼び始めたのがきっかけと言われています。
最近ではなるべく「ドッグタグ」の名称を使わず「IDタグ」と呼ぶように働きかけてはいるものの、あまり定着していないようです。
またドッグタグは国や軍隊によってさまざまな形状があり、アメリカのような二枚一組の楕円形の物の他に、円形の物や革製の物、半分に割って使用する楕円形の物など、数多くの種類が存在します。
実はドッグタグは日本の自衛隊でも使用されており、アメリカと同じく二枚一組の楕円形の物が使用されており、日本では「認識票」という名称を使っています。
次にこのドッグタグの記載内容についてですが、これもまた国や軍隊によって記載内容が違います。
そこで日本の自衛隊とアメリカ軍の2種類についてご紹介したいと思います。
まず初めに自衛隊の認識票についてですが、自衛隊では
の六種類が英大文字で記載されています。
所属する自衛隊によって記載の順番は違いますが記載されている内容は全て同じとなっています。
一方でアメリカのドッグタグに記載されているのは
の五種類。
ただ、アメリカ軍も所属する軍隊によって記載の順番が違っていたり、ガスマスクのサイズまで記載する場合もありますが、記載する項目についてはほぼ同じとなっています。
また必ず信仰する宗教が記載されているのが特徴的ですね。
最後にドッグタグの都市伝説とも言われる少し恐ろしい使い方についてご紹介したいと思います。
日本の自衛隊やアメリカ軍が使用しているドッグタグは楕円形をしているように見えますが、一部に小さな切れ込みがあるのをご存知でしょうか。
実はこの切れ込みは“死者の口を開けるため”に意図的に作られたと言われています。
ドッグタグが二枚一組の理由は既にお分かりの通り、一つは死亡報告のために持ち帰り、もう一つは遺体を回収する際に本人であると判別するために遺体に残します。
その際に遺体とドッグタグが分離しないよう、ドッグタグを口の中や歯の間に挟むといわれているのですが、死後硬直が起こっている遺体の口を開けるには非常に困難です。
そこでドッグタグの小さな切れ込みを歯に引っかけて無理やりこじ開けると言われています。
この話については都市伝説のように語られていましたが、真偽については公的文書、それも防衛省のサイトから確認することができました。
二ページ目には認識票の大きさやなどを明記した設計図が記載されていますが、そこにしっかり“図の※印の箇所は、死者の歯をこじあける場合に使用する。”と書かれています……。
この機能を使う事が起きない事を祈るばかりですね……。
一般的なアクセサリーとしても人気のドッグタグですが、ちょっと意外な使い道があって驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ちなみにインターネット上では割と安価でドッグタグに好きな文字を刻印してくれるサービスが販売されています。
もし興味があったオリジナルのドッグタグやチームでお揃いのドッグタグを作成してみてはいかがでしょうか。
その時はドッグタグに切れ込みが有るか無いかもチェックしてみてくださいね……。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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