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2018/03/1

Gunfire

知られざる世界初のブルパップアサルトライフル「TKBシリーズ」!AKシリーズの影に消えた悲しい結末とは

今回紹介するのはソビエト連邦のゲルマン・A・コロボフというライフル設計者によって開発されたアサルトライフルについてのお話です。

マガジンがグリップや引き金より後ろにあるライフルの事を「ブルパップ方式」もしくは「ブルパップスタイル」といい、有名なライフルとしてオーストリアのAUGやフランスのFA-MASなどがありますが、実は世界で初めてブルパップ式のアサルトライフルを開発し実用化したのはソビエト連邦だという事をご存知でしょうか。

今回はそんな世界初のブルパップアサルトライフル「TKBシリーズ」についてご紹介していきたいと思います。

■AK-47と肩を並べた世界初ブルパップアサルトライフル「TKB-408」

1940年代、当時のソビエト連邦ではSKSカービンと呼ばれるライフルを制式ライフルとして採用していましたが、当時はフルオート機能を持つアサルトライフルの開発が盛んで、
ソビエト連でもSKSカービンに代わる新たなアサルトライフルの開発が行われていました。

この時に採用されたのは皆さんがご存知のAK-47やAKMといったAKシリーズなのですが、AK-47が採用されるときにAK-47と最終選考まで対抗していたのがTKBシリーズの1つである「TKB-408」。

今でこそプルバップ方式は一般的となっていますが1940年代でのプルバップ方式は画期的かつ先駆的であり世界で初めての試みでした。

ちなみにTKB-408の外見はAK-47をプルバップ方式にしたような外見をしており、今のプルバップ方式のアサルトライフルと通じるところがあるほど非常に完成度の高いアサルトライフルでもあります。残念なことに、結果的には町工場レベルで大量生産が可能だったAK-47が制式ライフルとして採用され、TKB-408が日の目を見ることはありませんでした。

ただ、ゲルマンはTKB-408が制式ライフルとして採用されなかったあともTKBシリーズの開発を継続し、TKB-22というアサルトライフルを生み出します。

しかし、TKB-408以降に誕生したTKBシリーズは名銃としてではなく変態銃として名を残すことになってしまいます。

■変態銃として名高い「TKBシリーズ」

TKB-408

Korobov tkb408.png
By Tomasz SteiferOwn work, CC BY 2.5, Link

先ほど紹介したソビエト連邦が生んだ世界初のプルバップ式アサルトライフルでTKBシリーズの中では一番まともなライフル。

現代で採用されているプルバップ方式のアサルトライフルに通じるほど非常に完成度を誇っており、AK-47と共にソビエト連邦制式ライフルの最終選考に残ったほど

命中精度はバレルが長い分、AK-47より優れていたものの大量生産に向いておらずAK-47に敗北し歴史から消える。

尚、左利きの人は排莢された薬莢が全部顔にあたる模様……。
 

TKB-022P

マガジンとグリップが一体化している前代未聞のアサルトライフル。
リロードするたびにグリップが無くなるというエキセントリックな仕組みとなっている。

当然、使いにくい事この上無かったため実用化ならず。
 

TKB-022PM

TulaStateArmsMuseum2013-09.jpg
By Vitaly V. Kuzminvitalykuzmin.net, CC BY-SA 4.0, Link

リロードのたびにグリップが無くなるのは不便と理解したコロボフはマガジンの挿入位置を後方のストックギリギリまで移動
マガジンの挿入位置が後ろ過ぎて、一体どうやって弾丸の雷管をハンマーで叩いているのかすら理解できないほどの謎な構造に。

操作性はともかく命中力は当時のAKMの3倍もあった模様……。

■まとめ

いかがでしたか

AK-47と肩を並べた名銃であるTKB-408。あまりにもAKシリーズが有名過ぎて、その影に隠れてしまっていますがTKB-408のおかげで以前紹介した「ShAK-12」が生まれたといっても過言ではありません。

関連記事:ロシアにブルパップ方式のアサルトライフルが登場! その名もShAK-12! その威力はゲテモノ級!?

ただ、さすがにTKB-022まで行くと行き過ぎのような気もしますが、個人的にはエアガンで発売されることがあれば是非購入してみたいライフルだったりもします。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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