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2018/01/6

Gunfire

ロシアにブルパップ方式のアサルトライフルが登場! その名もShAK-12! その威力はゲテモノ級!?

ロシアのアサルトライフルといえばずばり「AKシリーズ

AK-47から始まりAKMやAK74など、サバイバルゲーマーにとってはロシアの代名詞ともいえるアサルトライフルで現在のロシア軍にはAK-12が配備されています。そんなAKシリーズですが、新たにAKの名前を冠する銃が登場しました。

その名はずばり「ShAK-12」。

しかも今回はロシア軍ではあまり見かけないブルパップ方式のアサルトライフルです。
(ブルパップ方式:機関部やマガジン挿入口がグリップより後ろに設計された銃)

それでは早速紹介していきます!

■ロシアに珍しいブルパップ方式の「ShAK-12」

ASh-12 Bullpup assault rifle.jpg
By Macaque123Own work, CC BY-SA 4.0, Link

今回紹介するShAK-12、別名「ASh-12.7」。

AKシリーズのAKはAvtomat Kalashnikovaの略称なので今回のShAK-12は名前の一部にAKが含まれていますが、厳密にはAKシリーズとは根本的に違います

このShAK-12が生まれたコンセプトは「ボディーアーマーを装備した反社会勢力を制圧できるライフル」。そして今までロシア軍が採用してきた銃と大きく違うのは冒頭でも触れましたがブルパップ方式である点。

ロシアでブルパップ方式が採用されているのは対物ライフルである「KSVK」やスナイパーライフルである「VKS」ぐらいで、ブルパップ方式のアサルトライフルは存在しません。

プルバップ方式のメリットは機関部がストック周辺にあるので、全長を短くしても通常のライフルと同じぐらいのバレルの長さが確保できるという点です。

その結果、マガジンリロードの操作性は若干低下するものの、銃全体がコンパクトになり命中精度が通常のアサルトライフルとさほど変わらないといったメリットがあります。

全長を短くする理由は取り扱いやすさ建物内などの閉所戦闘や近距戦闘において効果が発揮され、また携帯も安易というメリットにつながります。このShAK-12閉所戦闘であるCQBを意識して作られたアサルトライフルとう訳です。

ここまでは理にかなっているのですが、問題はShAK-12が使用している弾丸。

実はShAK-12で使用する弾丸は「本当に近距離戦闘を意識してつくったアサルトライフルの?」と疑いたくなるような弾丸を使っているのです……。

■ShAK-12が持つ恐るべき威力

銃の威力は基本的に使用する弾丸によって決まります。

口径が大きかったり、火薬の量が多かったり、弾頭が堅かったり撃ちだされる弾丸の種類によって威力が変わるため、「弾丸の種類=銃の威力」といっても過言ではありません。

何が言いたいかというと、今回紹介しているShAK-12はアサルトライフルにも関わらず、12.7x55mmの弾丸を使用しているのです。

12.7x55mmの弾丸”といってもいまいちピンと来ないと思いますが、この弾丸は他ではスナイパーライフル用に使用している大口径の弾丸なのです。

ちなみにロシアでは12.7mmと表現していますが比較的よく耳にするアメリカの規格に戻すと12.7mmは.50口径と同じ口径となります。

.50口径といえば対物ライフルとして有名なバレットM82と同じ口径なのです。つまり、アサルトライフルのような銃で連発するような種類の弾丸ではない上に、対物ライフルとして使われるような弾丸で、そもそも人に向けて撃つような弾ではないのです。

この12.7x55mmの弾丸の威力はすさまじく、200メートルで約1.6センチの鉄鋼板を貫通し、100メートルではボディーアーマーを貫通する威力を持っています。

つまり、室内においてShAK-12を装備している兵士に出くわそうものなら、たとえ壁に隠れていてもその壁ごとぶち抜ぬかれてしまう可能性があるのです……。

■まとめ

いかがでしたか。

力こそが正義と言わんばかりの恐るべきアサルトライフル「ShAK-12」。

正直なところ射撃時の反動など使用者への負担などが気になるところではありますが、反社会的勢力側としては壁に隠れていてもボディーアーマーを着こんでいても被弾すると致命傷になってしまうほどの威力をもつShAK-12の登場は脅威になるのではないでしょうか……。

これこそ本当の“おそロシア”といったところですね。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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