CYMAとBOLTのMP5を比較してみた

CYMAのMP5《CM.049》である。
B&Tタイプのストックで電動ブローバック。
フォアグリップも最初から付いてくる。




フロントサイトやアッパーレシーバーはメタルでよく出来ていて剛性もしっかりしている。




ハイダーを取り外すと、14mmの逆ネジが出てくるのでサイレンサー等自由に追加出来る。




例えばこんな感じ。




B&Tタイプのハンドガードはプラ製3面20mmレール。
ハンドガードのピン1本を抜けば取り外せて、内部にバッテリーを収納する事が出来るがかなり狭い。
このハンドガードが若干本体との噛み合わせ緩くカパカパするのが惜しいところ。フォアグリップ等が付き負荷がかかる部分なので割と気になる。




コッキングハンドルを引いてエジェクション・ポートのボルトオープン。
ここでHOP調整可能。




ピンはハンドガード、レシーバー、ストック部分の3ヵ所。




抜けばそれぞれ簡単に分離する。




そしてCYMAの特徴はこのブローバック機能。
動きは激しいので、過度の使用による耐性は心配だが、そんな事言っていたらブローバックなど使えなくなってしまうか。




という訳で台湾BOLTのMP5と主にビジュアル面で比較してみた。




比較と言ってもBOLTはもはやオリジナルの型を留めていないのだが、基本的に判る範囲で。
関連記事：MP5A4木製カスタム計画・完結編

重さ：BOLTはLEUPOLDのドットサイトを付けているこの状態でどちらも3キロ。ほぼ実銃と同じ重さだ。
体感的にCYMAのアッパーレシーバーのズッシリ感がハンパない。
個人的にMP5はこのようにアッパーが金属タイプの製品が好きだ。オール樹脂と比べて重みは当然だが、触れた時に伝わる質感や温度も全然違ってくる。
エアソフトにおいて、結構この“金属の冷たさ”って重要な要素だと思っている。




グリップ裏の留め具仕様はまるで違う。




セレクターはCYMAの方がハッキリとクリック感があって小気味よい。
BOLTは少しヌルりと動く感じだ。
CYMA★★★
BOLT★★☆




マガジンとの相性。
こればかりは個体差が大きいので一概には言えないが、手元の2丁比較だと圧倒的にCYMAが扱いやすい。
自重による抜き差しの軽さはフィールド上では大きく差がつきそう。BOLTはギチギチである。
但しCYMAは軽い故にマガジンハウジングとの隙間がありすぎてマガジンのグラつきが大きい。
ちなみにどちらもマルイのノーマルマガジンを快調に使用出来ている。
CYMA★★★
BOLT★★☆




-CYMA-




-BOLT-

同じメタルでも両者の質感はまるで違う。
樹脂部分のロアレシーバーとメタルのアッパーレシーバーの色味の違いを見ると歴然だ。
個人的にはグレーが少し混ざっているようなBOLTの金属色の方が断然好き。手に取らなくてもメタル感が伝わる。
CYMA★★☆
BOLT★★★

そしてセレクターレバー部分の弾丸表示。
こちらもBOLTの方が圧倒的に線がキレイ。
白のセイフティマークもBOLTは線の位置が実銃に沿っているのに対し、CYMAはセイフティの位置が下すぎて配置上無理に線を描いている。そしてにじんで見える。
CYMA★☆☆
BOLT★★★

その他の刻印もなくCYMAは寂しい。
CYMA★☆☆
BOLT★★☆

同じ金属フレームでも加工形態はまるで違い、スライドストック部の溝の形状を見てもそれがよく判る。
BOLTの鉄板プレス加工感がすごい。個人的好みはBOLTだが、このプレス加工のおかげでマガジンハウジングの仕上げが甘くマガジンの抜き差しに影響してしまっているのも事実(個体差あり)。
CYMA★★☆
BOLT★★★

そしてコスパ面だが、これはブランドの違いやMP5の型・仕様違いで比較は出来ないが、相対的にはやはりCYMAの方が圧倒的に安い。
CYMA★★★
BOLT★★☆




そんな一長一短ではあるが、共にブローバックやリコイル機能で楽しめるし、どちらも総合的な見た目は良い。
そしてストックを折りたためば……




楽にリュックに入るから、この後に装備も詰めれば手ぶらでフィールドへ向かえる。