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今回紹介したいのは現在、ロシア軍が開発中の装備についてです。
皆さんは「ラトニク」という単語を耳にしたことはあるでしょうか?
ロシア軍装備が好きな方にとっては一般常識になりつつありますが、ラトニクとはロシア軍の次世代装備プロジェクトの総称です。
詳しくは後ほど紹介しますが、簡単にいうと「ロシア軍次世代装備セット」です。
初めてラトニクが登場したのは2011年頃ですが、開発が進むにつれ装備内容も時代に合わせて変更され、最近では近々ラトニクに採用が予定されている防護服も公開されました。
そこで、今回はそんなラトニクについて詳しくご紹介したいと思います!
By Vitaly V. Kuzmin – http://vitalykuzmin.net/?q=node/416, CC 表示-継承 4.0, Link
まずはラトニクを初めて耳にする方のためにラトニクとは何かというところからご紹介したいとおもいます。
冒頭では“ロシア軍次世代装備セット”とご紹介しましたが、日本語で正確には「将来歩兵システム」と表現され、内容としては兵士の負担を減らすために軽量で、かつ攻撃力や防護力が高く、それでいて情報処理能力も高いという次世代装備の事です。
余談ですが日本でもこの将来歩兵システムプロジェクトは可動しており、日本では「先進個人装備システム(ACIES)」という名称で現在も進行中です。
ラトニクにはどういった装備が含まれているかというと、一言で表すならば「全て」です。
アサルトライフルやボディーアーマーは当然のことながらヘルメットやブーツ、迷彩服、バックパックなどが含まれており、細かい物であれば目出し帽や断熱マット、寝袋や蚊帳まで想定されています。
そしてラトニクに採用される装備は一つ一つにかなり細かい条件などが設けられており、例えばヘルメットであれば「ハンドガンの弾丸に耐え、かつ重量が1㎏」といった非常に厳しい条件があります。
まずは衝撃の映像をご覧いただきたいと思います。
この映像を撮影したのはロシアのテレビ局である「ズヴェズダ」。
まるで子供の頃によく見た戦隊ヒーロー物の特撮のように爆風や火炎の中を平然と人が歩いています。
ラトニクに採用される予定の防護服や迷彩服の条件としては「時速140mで飛ぶ1g以下の弾薬、手榴弾に耐える」「火炎に10秒間耐える」といった条件が設けられていますが、動画で紹介された新しい防護服は火炎に30秒間以上耐えることができる新素材が使われているのだとか。
防護服が火炎に30秒間耐えたとしても、30秒間も火炎を浴びたら身体のほうが持たないような気がしないでもないですが、新素材の登場で今までは「そんな無茶な!」という条件もクリアできるようになってきているようですね。
ある意味、現実がSFに追いつきつつあるという事なのかもしれません。
目まぐるしいほどに次々と新しい装備が登場する軍事業界。
新素材の開発により非常に様々な装備が登場し、ライフルの威力とボディーアーマーの防御力はまるでいたちごっこのように進化を続けています。
技術は戦争によって進化するとも言われていますが、あながち間違いではなさそうですね。
最終的にはスターウォーズのクローン兵のような全身プロテクトスーツを着てビームライフルで戦う日もそう遠くないかもしれません。
ただ、個人的には開発された素材や技術は戦争ではなく日常生活や緊急災害などに有効利用されることを願っています。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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