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2017/12/8

marodaruma

エアガンちょこっとレビュー Carbon8 Cz75 2nd.ver ABS

世間はもう12月だそうですよ奥さん。師走ですよ。まじかよ。
歳を取ると一年の流れが早く感じるようになるといいますが、僕はピチピチの13歳の女子中学生なので一年がクッソ長かったです。うそです。

気温低下に弱いフロンガスのトイガンは、この季節になるとそれはもう悲しいくらい動かなくなりますね。アウトドアゲームだとひどい場合は輪ゴム鉄砲の方がマシなくらい動きません。
そんな寒さに弱いガスガンに一石を投じるのが「Co2ガスガン」。気温にあまり左右されずガシガシ動いてくれる最強のトイガンで、海外では色々な種類があるようですが、国内ではあまり出回っていないのが現状……。
まともに手に入るのはマルシンのFN 5-7や一部のショップカスタム品くらいな状態ですが、ここで新たなCo2ガスガンが登場しました。
それがCarbon8 Cz75 2nd.ver ABS

Carbon8(カーボネイト)という聞きなれないブランド名を聞いたときは「どこのメーカー?」と思ってしまったのですが、発売元は台湾 KJワークスのガスガンを国内向けに調整・販売している株式会社ハッチ。どうやらこのCZ75もKJワークス製を改修したもののようで、ネットではKJワークスCZ75と共通する部分がいくつかあることが指摘されています。もとは海外製フルメタルガスガンですが、しっかりと日本の法定初速未満に調整されており、フレームもフルABS樹脂。業界団体である「STGA(全日本トイガン安全協会)」にも認定されている安心安全仕様となっています。
自分の目で確認したわけではありませんが、フルメタル化もできないように加工がされているとか。
最初は性能などがよくわからなかったので半信半疑でしたが、試し撃ちさせてもらうとものすごく良かったので買ってしまいました。
ああ、カードの支払い額が怖い……!

冬のフィールドでの実射性能もレビューしようと思ったのですが、後述のトラブルにより射撃不能となってしまったので、今回は外観とレンジで撃ってみた感想のみになります。ごめんなさい!

外観

黒のフレームにシルバーのトリガーとアウターバレルが渋い!かっこいい!
刻印もバッチリ再現されてます。


ちょっとプラスチックっぽい質感が強いこと、パーティングラインが目立つことが欠点でしょうか。
KSCもCZ75を発売していますが、質感やトリガーを引いたときの感触の良さはKSCの方が若干上かな-(※個人の感想です)


パワーソースはマルシンのCO2ガスボンベ 5本セットで¥600
マガジン底部の蓋を付属の六角レンチであけ、ボンベを差し込んだら再び締めるという簡単な手順でセットできます……が、若干コツがいるようです(後述)
1本あたりおおよそ120発くらい撃てるので、5本セットのものを買うと1発約1円のコストということになりますね。HF134a等のフロンときちんと比べるとちょっとコスパ悪いかも?
まあ、1発1発大事に撃つ練習になると思って、ポジティブシンキングで行きましょう。


通常分解 工具無しで分解できるのはここまで。


リコイルスプリングガイド先端にはオレンジ色のゴムパーツがついています。
どうやら、ブローバックしてスライドとぶつかった際の衝撃を吸収する目的があるようです。


チャンバーまわり。ホップアップはチャンバー下部のマイナスネジで調整します。
Twitter等で、赤丸で囲った部分がブローバック時に引っかかって閉鎖不良を起こす、という話をちらほら見かけました。この個体では発生していませんが、スライドの動作が少し渋いこともあり、シリコンスプレーを吹いてすり合わせをしておいた方が良さそうです


箱の説明書きや説明書・別紙の注意書きに至るまで完全に日本語。しかも購入後2週間の無償初期不良保証・それ以降も有償の修理受付が常時受けられるという手厚いアフターサービスつき! 株式会社ハッチさん素敵! 抱いて!
日本語マニュアルと修理保証があるのは本当にありがたいですね。


マガジンの説明でちらっと触れましたが、ボンベ装着にはコツがいります。力いっぱいギッチリと蓋を締め込むと破損・ガス漏れを起こすため、締め込みすぎに注意して慎重に締める必要があるようです。
わざわざ別紙で注意書きを用意するくらいですから、本当にデリケートなのでしょう。

射撃性能

ショップで試供品を試射したときは、すこし動作にムラがあるものの全体的にリコイルのキレが鋭く、反動もまずまず動作安定性はフロンガスなど足元にも及ばないくらい優秀で、命中精度もなかなか良好と、かなり高性能な印象を受けました。
購入して外観や内部の撮影をすませ、次はフィールドで実射テストや! ちょうど冬だし低温環境下でどれだけ動くか確かめてやるぜ! と意気揚々と貸し切りゲームに持ち込もうとしたのですが……。

まさかのガス漏れ!

ボンベを装着するとマガジンのガス放出口から全部ガスが漏れ出てしまいます。ゴジラの放射熱線かって勢いでめっちゃ吹き出します。というわけで一回もゲームに出すことなく修理送りとなり、現在手元にはCZ75はありません! ちくしょうめ!
行きつけの某シューティングバーで聞いてみると、ちょくちょく同じ現象が起こるケースがあったようです。初期不良を疑いましたが、使用者の私がかなりズボラな性格で先述の注意書きをまともに読んでいなかったことを鑑みると、ボンベを締め込みすぎて壊した可能性も捨てきれません。ていうか後者のほうが可能性高いわ。買った直後に試射した時はきちんと動いてたもん。
ゲーム投入を楽しみにしていただけあって非常にモヤモヤしてしまい、その日はやけくそ気味に電動ガン(電子制御カスタム済み)を乱射してました。

いやあ!マルイの次世代電動はよく動くなぁ! リポバッテリーも入れたもんなあ!! 流石だなあ!! ちくしょうめ!!!!!!

結論

冬はマルイの電動ガンが一番安定!

……じゃなくて!!
動作安定性という面では今までのフロンガスを過去のものにしかねないくらい超高水準です。性能も良好な方でしょう。
塗装の質感が少しだけチープなこと、本体の値段とボンベのコストが高く、しかもデリケートで私のようなズボラな人間だとすぐに壊してしまう可能性があることが欠点でしょうか。
現在販売されているCO2ガスガンのうち、これまでまともに所持・使用できるのはマルシン製やごく少数のショップカスタム品のみな状況。海外メーカー製のものは、日本の法定初速をオーバーしてしまうものやフルメタルハンドガンが多いこともあって、フィールドでは使えないどころか持っているだけで警察に検挙される恐れすらありました。
そんななか登場したカーボネイト CZ75は、ABS樹脂製、STGA認定の威力とかなりしっかりと安全性が担保されたCO2ガスガンです。今後のCO2ガスガンの行方を期待させてくれる、とても良い銃だと思います。

早く修理終わって戻ってきてくれー!!!!

marodaruma

学生時代、FPSゲームをきっかけにミリタリーに興味を持ち、サバイバルゲームの世界にはまりだす。
エアガンの内部・外装カスタム、装備品収集など順調にサバゲ道をエンジョイ中。
自作PC、電子工作・プログラミングにも若干の知識あり。

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