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2017/09/5

Gunfire

憧れの二丁拳銃! ハンドガン両手に突撃するも撃沈?


今回の紹介するのは「二丁拳銃」について! よく映画などで主人公がハンドガン両手に無双しているシーンがありますよね。

両手にハンドガンを握りしめ、四方八方から迫りくる敵を踊るようになぎ倒していく姿は誰が見てもかっこいいですし、そんなシーンにあこがれている人も多いはず!  かくいう私もそんなシーンにあこがれて実際に二丁のハンドガンを手にフィールドに飛び込んだこともあります。

そこで今回はそんな私の“失敗談”についてご紹介していきたいと思います……

あこがれの二丁拳銃はフィクションだったよ……


まず、最初に断っておきますが二丁拳銃は残念ながらフィクションです! ましてや映画のように華麗にヒットを取るなど夢のまた夢!

実際にプレイしてみたらわかるのですが、2丁拳銃は正直いってデメリットだらけでまともに使えた物じゃありません……

まず「狙えない」という問題があります。

普通、エアガンで狙いを定める場合は効き目とリアサイトとフロントサイトが一直線になるように構えて撃ちますが、二丁拳銃の場合は両手をまっすぐ前に出し、アイアンサイトを使う事はありません

超至近距離であれば狙った場所の近くに着弾すれば問題ないかもしれませんが、20メートル、30メートルと離れるにつれて射撃時の角度がちょっとずれるだけで、着弾点は大きくぶれてしまいます。

ましてやサバイバルゲームなどで相手が障害物に隠れている場合、サイトを使ってしっかりと狙わなければヒットを取る事なんてできません。
 
 
次の問題が「マガジンチェンジができない」という問題。

少し冷静になって考えたら当たり前の事なのですが、二丁拳銃だと両手がふさがっているためマガジンのリロードができません……マガジンをリリースする事はできてもマグポーチから新しいマガジンを取り出してセットするということができないのです……

そしてリロードするためには片方のハンドガンをいったんホルスターに収めたり地面に置いたりして片手を開けてマガジンチェンジを行い、再び装備しなおすという手間が発生してしまいます。

そして2,3回繰り返したあたりで貴方もきっと思うはずです。

「もう最初から一丁でいいじゃん!」

二丁拳銃はそれほどデメリットの多い行為だったのです……。

二丁拳銃はどこで生まれたのか。


こんなデメリットだらけの2丁拳銃ですが、実は西部劇の舞台としてよく描かれる1800年代では割とポピュラーな方法でした。

とはいっても、映画のように両手で構えて撃つという訳ではありません。

昔の拳銃は今の拳銃のように簡単にリロードができなかったため、普段から複数の拳銃を持ち歩き、装填されている弾をすべて撃ち尽くしたら拳銃ごと捨てて、新しい銃で射撃を行っていたのです。

つまりそもそも二丁拳銃は銃本体の予備、もしくはリロード用として使われていたのです。
 
 

ちなみにニューヨーク市の警察バックアップ用にハンドガンを複数丁装備しており、マガジンの弾全てを撃ち尽くした後、銃ごと交換する方法、通称ニューヨークリロードと呼ばれるリロード方法を採用されていたりします。

まとめ

いかがでしたか? 二丁拳銃と聞くと火力が二倍になるようなイメージがありますが、実際の所半分どころか半分以下になるというリスクだらけの戦法でした。

映画や漫画の世界と現実をごっちゃにしてはいけませんね……ただ、個人的には先ほど紹介した銃ごとリロードするニューヨークリロードは「キマればちょっとかっこいいかな」なんて思っていたりもします。

もし興味があったら試してみてくださいね。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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