サバゲー小話　実弾にも耐えるシューティンググラスが割れた理由

サバイバルゲームを楽しむ上でゴーグルやシューティンググラスは必要不可欠です。
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厳しい言い方をすれば、目を保護していない人はサバゲーをする資格がありません。
安価なものから軍事行動で使用されている実戦的なモデルまで多岐にわたり、サバゲーの歴史とともにプロテクターも色んな種類が増えましたね。

私はデザイン、頰付けのしやすさからサバゲーにはシューティンググラスを選ぶことが多いのですが、フィールドによって禁止されているところがあります。

理由は
・シューティンググラスは露出面積が多く
・バンドを使わなければズレてしまう恐れがある
・モデルによっては隙間がある
からです。

ただBB弾の直撃に耐えられるだけの十分な強度はあり、固定用のスリングや別にマスクを着けるなど、なるべく怪我しないような対策をして使用するととても便利。今使っているWiley Xのセイントはお気に入りの一本です。

Wiley Xは米軍への納入実績もあり、本当の戦場で兵士たちの目を守っています。ショットガンの銃弾を防ぐこともできる、まさに軍用シューティンググラス。少々お値段は張りますが、やはり安心感が違いますね。

被弾でレンズが割れた！実弾にも耐えられるはずなのに、なぜ？

Wiley X以外にもESSやOAKLEY SIなど軍事目的で作成されたシューティンググラスは沢山あります。サバゲーは雰囲気を楽しむ遊びでもありますから、着用するだけで気分が盛り上がるに違いありません。

そして実弾にも耐えられるなら、安全面でもバッチリ……かと思いきや、目の前で軍用モデルのシューティンググラスが割れるのを目撃したことがあります。これには驚きました。
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それは実弾以上の衝撃を受けた時でもなければ、故意に圧力をかけた時でもありません。BB弾が当たって割れたのです。どこのメーカーとは言いませんが安心、安全で耐久性のある軍用モデルがなぜ？

あくまで憶測ですが理由は２つです。
１つ目は経年による疲労です。数多くの実験を経て、耐久性を合格した製品であっても、これは避けられません。例えばゴーグルのレンズなどにも使われているポリカーボネイトという材質は、紫外線を吸収しやすく鎖状結合が徐々に壊れていきます。使用状態と保存状態によって寿命は変わり、決して一生安全に使えるものではありません。

熱にも強いイメージですが、夏場の車中に長時間放置でもしていたら変形もします。決して万能ではないので、過信は禁物です。

もう１つの理由は、BB弾が当たった角度が原因ではないかと思っています。アイウェアの大半はレンズにカーブがかかっている、というのは一目瞭然です。厚みは均一でも、角度が違えば耐久性が同じとは限りません。

例えば普通の木の板とすでに曲がっている木の板、どちらを割るのが簡単でしょうか。すでに曲がっている木の板ですよね。どんなに品質の高いレンズであっても、やはりカーブの角度がある以上部位によって耐久性に差が生まれます。

レンズの中でも比較的脆い部分に、BB弾が直撃して割れるというのは不自然なことではありません。新品で購入したばかりなら分かりませんが、１つ目の理由との相乗効果で割れる条件が整ったと考えるのが自然です。