- コラム
ウジ虫が軍隊で採用予定?戦場でウジ虫が活躍する時代に……?
2019/02/24
Gunfire
すごいー! たーのしー!
2019/03/17
Gunfire
今回紹介するのは非致死性兵器である「Sticky Foam Gun」について!
非致死性兵器といえばゴム弾を装填した散弾銃などが有名だと思いますが、今回紹介するSticky Foam Gunは対象者を粘着フォームまみれにして身動きできなくするという、まるでコメディ映画に出てきそうな奇抜な非致死性兵器なのです。
それでは早速紹介していきましょう!
今回紹介するSticky Foam Gunを開発したのはアメリカにあるサンディア国立研究所。
サンディア国立研究所は軍事兵器の開発や管理などを行っている研究所ですが、過去に国連平和維持軍を支援するため非致死性兵器を開発していたこともあります。
そして、その時に開発された非致死性兵器の一つが今回紹介するSticky Foam Gun。
Sticky Foam Gunは名前の通り粘着性の強い泡を噴射する銃で、相手を粘着フォームまみれにして身動きを取れなくするといった兵器です。
百聞は一見にしかず。まずはSticky Foam Gunを使用している映像をご覧いただきましょう。
この動画はソマリア内戦の時に撮影された物なのですが、粘着フォームを体中に浴びせられたターゲットは身動きが取れず倒れ込み、倒れた後は体全体が地面とくっついてしまい、ますます身動きが取れなくなっていますね。
ちなみに実際にアメリカ海兵隊によって使用された実績もあり、当時は新しい非致死性兵器として注目を浴びていました。
しかし、現代では全くといって良いほどSticky Foam Gunの姿を見かけることがないと思います。
その理由は使用する上で表面化したSticky Foam Gunの欠点が原因でした。
当時はかなり画期的な非致死性兵器として注目を浴びていたSticky Foam Gunですが、実は実際に活用すると様々な問題が浮き彫りとなり、その問題の中には致命的な欠点もあったりします。
まず最初の問題は有効射程距離。
先ほどの動画を見れば一目瞭然ですが、このSticky Foam Gunの有効射程距離は最大10メートル程度と非常に短いため、犯人が武装していた場合はあまり効果的ではありません。
さらに飛んでくる粘着フォームは素早く動けば避けることができるので、開けた場所ではなかなか思い通りの成果を挙げることができなかったのです。
また仮にうまく対象者を無効化できたとしても、粘着フォームまみれになった対象者を粘着フォームから引きはがして連行することが非常に困難という問題もありました。
そして極めつけが場合によっては対象者が死んでしまうという点。
Sticky Foam Gunの粘着フォームは非常に強力なため、顔面に付着したり転倒した際に顔から粘着フォームに突っ込んでしまうと呼吸ができなくなってしまい、窒息してしまう可能性があるのです。
こういった問題からSticky Foam Gunは急速に姿を消してしまったのです。
非致死性兵器として様々な欠陥が挙げられ、現在ではあまり活躍していないSticky Foam Gunですが、今は別の可能性に期待されています。
それは自動車の拘束。
Sticky Foam Gunを車両に対して使うことで犯人ごと車内に閉じ込めてしまったり、エンジンを詰まらせて車両を動かなくしようというのです。
ただ対象が人では無く車になることで、さらなる強度を持つ必要があり今後は車両にも使えるように改良を行っていくそうです。
いかがでしたか。
見た目はかなりファンシーなSticky Foam Gun。使ってみたいし、使われてみたいと思うのは私だけでしょうか?
ちなみに上記では改良中とご紹介しましたが実はかなり前のことで、それ以降の続報が流れてきていません。
もしかしたらプロジェクトが中止になってしまっている可能性もゼロではありません……。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
2018/01/2
Gunfire
1
2018/03/31
Gunfire
2
2018/01/11
Gunfire
3
2018/05/29
Sassow
4
2018/12/4
Gunfire
5
2017/07/26
Sassow
6