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Gunfire
最近、巷を賑わしている軍事関係のニュースと言えばインドとパキスタンの間で発生した空爆や戦闘機の撃墜事件。
2月26日より様々なメディアが今回の事件について報道しており、すでにご存知の方も多いはず。
ただニュースでは非常に多くの情報が飛び交っている上に内容が二転三転して、かなり複雑になってきています。
そこで今回は今までに起こった出来事や今回の事件の発端について簡単にまとめていきたいと思います。
今回起きた一連の事件を時系列に簡単に羅列すると下記の通りとなります。
・2月14日:パキスタンの武装勢力がインド軍施設で爆発テロ(約40名が死亡)
・2月26日:インド空軍がパキスタンの訓練施設を空爆(250名の死者?)
・2月27日:パキスタン空軍がインド支配地域(カシミール地方)を空爆
・2月27日:パキスタン空軍がインド空軍機2機を撃墜(パイロット1名が捕虜に)
・2月27日:インド空軍機がパキスタン空軍機を撃墜
・3月1日:パキスタン軍がインド空軍のパイロットを解放
この中でも大々的に報道されたのが2月26日に行われたインド空軍による空爆で、インド側の報道によると今回の空爆では250人以上もの死傷者が出たと報道されています。
しかし一方でパキスタン側は死傷者なしと発表しており、この時点で既に両国の主張に食い違いが発生しています。そのため26日~27日の出来事については今後も変わるかもしれません
また今回の事件を上記のように切り取るとパキスタン側の武装勢力に問題があるようにも見えますが、実は今回の事件は半世紀ほど前から続いているインド・パキスタン戦争が起因しています。
そもそも今回の空爆事件の根本的な原因は1947年に起きた「インド・パキスタン分離独立」まで遡ります。
かつてインドやパキスタンはイギリス領インド帝国というイギリスの植民地でした。ただ1947年にイギリス領インド帝国が解体され、インド連邦とパキスタンという二つの国が登場します。
これが俗にいうインド・パキスタン分離独立なのですが、その時に論点となったのが「藩王国」。
「藩王国」とはイギリスの植民地時代にイギリスの従属下で一定の支配権を認められていた王が統治する地域で約600もの藩王国がありました。
そして独立後は現在のインド、パキスタン、あとはミャンマーにそれぞれ帰属する事となりますが、中でも広大なカシミール地方を治めていたジャンムー・カシミール藩王国の帰属と領土を巡ってインドとパキスタンは「印パ戦争」と呼ばれる戦争に突入します。
そして今回の一連の事件もすべてカシミール地方で発生しているため、今回の事件もまた印パ戦争の延長線上の出来事だと考えられています。
今回の報復合戦のような事件については世界中から注目が集まっていますが、報道されている情報からはパキスタン側は和解と事態の収束を望んでいる事が読み取れます。
事実、パキスタンは27日に捕虜としたインド空軍パイロットを「融和の姿勢をみせるため」として釈放を許可し、3月1日にはパイロットをインドへ引き渡しました。
またパキスタンのカーン首相は今回の件について「対話で問題を解決しよう」とびかけています。
ただ一方でインド側は14日に起きたテロがイスラムの過激派によるものであるという証拠を提出しない限り臨戦態勢を崩さないという姿勢をみせており、パイロットの解放についてもジュネーブ条約に定められた項目を遂行しただけであるとし、特別な評価はしない模様です。
そのため現時点では今後のインドの行動や反応が注目されています。
世界中の注目が集まったインド・パキスタン空爆事件。現在でも両国間では緊張状態が続いています。
また今回の事件は領土をめぐる問題だけでなく、ヒンドゥー教とイスラム教による宗教問題も絡んでいるため、根本的な解決はかなり難しいと予測されています。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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