ジャンク修理チャレンジ！『11挺目東京マルイ MP5K』Part.3

クルメノがお送りしているジャンク修理チャレンジ！前回、修理計画を立てましたので今回から実際に作業を進めていきます。
しばらく間が空いてしまいましたので、よければ前回の記事を軽く覗いていただけると話がわかりやすいかと思います。

前回記事：ジャンク修理チャレンジ！『11挺目東京マルイ MP5K』Part.2

動作復活・初速調整

ジャンク状態での初速は30m/s程度でしたので、まずはきちんと動作するように修理して、その後目標初速80～85m/s程度に調整します。

パーツ交換

まずは以下のパーツを交換しました。

・チャンバーパッキン⇒PDI製　Wホールドチャンバーパッキン
・ピストン＆ピストンヘッド⇒ACE1ARMS製　ピストン＆ピストンヘッド
・シリンダー⇒メーカー不明　クルツ用シリンダー（余りもの）

組み上げたところまではよかったのですが、動作させてみたところ少し動作音に違和感が……。
ならば！とグリップ底部のモーター位置調整イモネジをほんの少し回すつもりが、あれ？あれ？と迷子状態になってしまいました。
そんな感じで適当に調整しようともんだから最終的には……

ガリ゛ッ!!!!!

あ～……、これやったな。

再度メカボックスを分解してみたところ、軸受が一つ砕け、モーターのピニオンギアはガタガタになり、ベベルギアにもまぁまぁの傷が。

記事を書くために修理しているというのに、この辺はもうテンパリ過ぎて一切写真を撮っていないという……。
ショックで脳には焼き付いていますがねぇ！！（自分への怒り）

というわけでさらにパーツ交換が発生。

・ピニオンギア⇒SHS製　ピニオンギア
・ベベルギア⇒マルイ純正　ベベルギア（余りもの）
・軸受⇒ACE1ARMS製　スチール軸受

ピニオンギアの交換には専用のピニオンリムーバーを使用する必要があります。慣れない作業でなかなか骨が折れます。
ジャンク修理チャレンジ！『11挺目東京マルイ MP5K』Part.3

軸受はメカボックスに接着する必要があり、フレームに垂直に入れて接着しないとギアがきちんと回らなくなりカスタム迷宮に迷い込んでしまいますので、こちらもなかなか大変な作業です。
さらに、軸受を交換したことでギアの位置が変わりますので、改めてシム調整を行うハメに……。（2時間半で完成させるという夢は余裕で崩れ去りました）

諸々の作業を終え組み上げるところまできましたが、動作させてみたところ、初速が70m/s程度と低め……。
スプリングを強いものにしてみることに。

すると組み込み時にスプリングガイドが……
ジャンク修理チャレンジ！『11挺目東京マルイ MP5K』Part.3
パキッ!!!

はい、さらにパーツ交換発生！
・スプリングガイド⇒DEEPFIRE製　メタルスプリングガイド

強いスプリングにして組み上げたところ、動作がなんともモッサリ。
ジャンク修理チャレンジ！『11挺目東京マルイ MP5K』Part.3
この古いモーターではダメなのか？
モーターの力不足を感じ、こちらも渋々交換することに……。（ギャアアア!!出費がかさむぅぅぅ!!!）

・モーター⇒マルイ製　EG1000モーター

せっかくピニオンギア交換したのに……。なにこの、クリスマスプレゼントをあげた直後に彼女と別れる感じ……。この現象に名前はあるのでしょうか。
そんなことを考えながらモーターを交換して動作させてみたところ、さすがはEG1000！強いスプリングでも問題なく動作しました。

しかし初速は相変わらずいまいち……。

ここまでやって何でこんな初速？？となり、しばらくカスタム迷宮を彷徨うことになりました。

そしてようやく辿り着いた、初速が低かった原因はこちら。
ジャンク修理チャレンジ！『11挺目東京マルイ MP5K』Part.3

シリンダーの向きが逆。たったそれだけ！
マルイのクルツのインナーバレルは純正だと110mmですので、ピンク矢印方向を前にして使ってちょうどいいのですが、このクルツのバレルは140mm程度。
おそらくMP5K PDWのバレル長を目指して切断されているのだと思われます。
クルツ用のシリンダーは、クルツPDW用に使う場合はひっくり返して黄色矢印方向を前にして使います。
インナーバレルのサイズに適したエアー容量を選ぶ、つまりシリンダーを選ぶ必要があるという初歩的なことに気づかないとは……。

カスタム迷宮の出口は、意外と簡単なところにある。
これ、よくありますよね。（てへっ）

というわけでシリンダーの向きを変えて組みなおし。
ジャンク修理チャレンジ！『11挺目東京マルイ MP5K』Part.3