- コラム
北朝鮮最新情勢・弾道ミサイル今後の発射予想と、北朝鮮漁船団の「海賊化」問題
2018/01/10
菅野 直人
すごいー! たーのしー!
2018/03/24
Gunfire
今回の話のテーマはロシアが発表した無敵のミサイルについて!
平成30年3月1日にロシアのモスクワにてウラジーミル・プーチン大統領による年次教書演説(※1)が行われたのですが、その演説の中で「無敵のミサイルを開発した」という旨の発表がありました。
その無敵のミサイルとは従来のミサイル迎撃システムでは迎撃不可能な新しいシステムを採用しているのだとか。
そこで今回はそんなロシアが開発した無敵ミサイルについて紹介していきたいと思います!
(※1 年次教書演説:大統領が議員を対象に行う演説)
By Kremlin.ru, CC 表示 4.0, Link
冒頭で紹介した年次教書演説の中で、プーチン大統領は2種類の核兵器運搬システムを紹介しました。
一つは潜水艦に搭載し発射する長距離ミサイルだったのですが、もう一つはアメリカのミサイル防衛システムをかいくぐる事ができ、迎撃も不可能というステルスミサイル。
演説中でプーチン大統領は今回のミサイルの事を「無敵のミサイル」と表現し、非常に注目を浴びていました。
しかもこのミサイルには原子力エンジンが搭載されており射程距離は無限で、演説の中ではCGによる飛行方法や爆撃方法などのデモンストレーションも公開されていました。
プーチン大統領が今回のミサイルを無敵とまで言い放つ理由は二つあります。
その二つの理由とは「低空飛行」と「極超音速飛行」
従来までの大陸間弾道ミサイルの基本的な仕組みは発射時に大気圏まで打ち上げ、その後は弾道軌道を描き標的まで落下するというもの。非常におおざっぱな言い方をすると従来の大砲と同じで空高くまで打ち上げた砲弾が弧を描き落下してくるのと同じ原理です。そのため、落下地点はある程度は予測でき、現在のミサイル迎撃システムも大気圏から飛来するミサイルを打ち落とすように設計されています。
しかし、今回のミサイルは大気圏まで打ち上げずに低空飛行を行うという新しいシステムのため、従来の迎撃システムでは対応できないというわけです。
そしてもう一つは極超音速。
音速を超えた速度の事を「超音速」といいますが、極超音速とは超音速の約5倍、つまりマッハ5.0以上の速度の事をいいます。
そして今回のミサイルは「音速の10倍の速度で飛行する」と公表されていましたので、おそらくマッハ10前後。ちなみにマッハ1を時速に直すと約1,200kmですので、プーチン大統領が発表したマッハ10で飛行した場合の時速は12,000km。
これは大雑把に計算すると北海道から沖縄まで約13分で移動できる計算となります。
(北海道から沖縄の距離を2500kmで計算した場合)
ちなみに東京から大阪間の場合は、わずか2分弱。
つまり、今まで通りの迎撃システムは使えず、極超音速で飛行するミサイルを打ち落とす手段はなく、結論として「無敵」という訳です。
北朝鮮のミサイルが解決の兆しを見せつつある今、ロシアで新たに発生したミサイル問題。
専門家の間ではロシアがミサイル開発をアピールする事によりパートナーを募っているという声もあれば、大統領選挙のパフォーマンスという声もあります。
ただ、今後のアメリカ対応が気になりますね。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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