- コラム
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のりぞう
すごいー! たーのしー!
2017/12/25
のりぞう
冬は電動ガンの故障や不具合が多いです。朝フィールドに着いたらホップ調整や弾速チェックをすると思いますが、まずはギヤのグリスを解凍するつもりでセミオートで数発撃ちそれからフルオートを撃って慣らしをしてみてください。あと、サバゲー終了時にはホップを0にしてください。
電動ガンを使ってセミオート戦や室内戦でポコポコ撃ってた時に、トリガーを引いても動かないことがあります。そういうときにフルオートにして数発撃つと解除されると思います。
カットオフレバーがスイッチの動きを邪魔して動かないという感じです。
セレクターをフルオートにすることによりカットオフレバーが動かされてスイッチが機能するようになり再び撃てるという流れでしょうか?
すぐ直るので今後もとくに気にせず撃っていただいて問題ありません。
問題はこちら、フルオート時のギヤロックです。
〇で囲んだところが原因です。ピストンが後退しきっているのにまだ13も18ものギヤ(セクターギヤ)が待ち構えています。このギヤは何を押すのでしょうか? 押すものがないのでロックしたというわけです。
こうなったときのピストンの中にはギチギチに縮まったスプリングがあるのでロックを解除したらバヨーンってなります。ロック解除のために分解する時は注意が必要です。メカボックス内の部品が飛び散ります。
このギヤ(べベルギヤ)は「逆転防止ラッチ」というものが作用するようになっています。
電動ガンをフルオートで撃った時、ピストンの位置はいつも謎な位置にあります。たぶんモーターの力を無駄にしないために撃った後の残りの力を使ってピストンを引けるところまで引いといてやろうと考えたんじゃないでしょうか? モーターの残力がなくなってピストンが戻ろうとしたらラッチが動いてそこで止めてくれます。
私の場合はフルオートのギヤロック解除時はこの逆転防止ラッチを解除することから始めます。解除すると再び撃てるようになったり、実はピストンのギヤが欠けていて再びロックしたりします。
まずはここからです。
ここのイモネジを回すと発射音が変わります。ここにはシンセサイザーのVCFが入っているわけではありません。
イモネジを回すとモーターが押されます。そしてモーターのギヤとべベルギヤがうまいことハマれば綺麗な音になります。強すぎたり、緩すぎたら苦しそうな音になります。
イモネジを回しすぎるとモーターのギヤがベベルギヤを回せなくなりロックします。
さらに押しすぎるとモーターに繋がっている配線が外れたりします。
注意注意です。
ロックした時にトリガーを引くと機関が動かないのに電気が流れます。電気は本来モーターが消費するわけですが消費されないので行き場を失い弱いところにいきます。通常はヒューズが切れると思いますがヒューズが切れたら交換ではなく、切れる原因を探してみてください。昔は強力なスプリングが原因だったりしましたが今使われているスプリングはどれも弱いです。欠けたギヤのプラスチックや金属片がギヤにはさまっていることが多いです。
「安心性能の海外銃が使えるサバゲーライフの提供」をモットーに細々とカスタムエアガンを売って10年を超えました。これからもロマン銃でも戦えるようチューニングしサバゲー業界を盛り上げていきたいと思います。
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