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日本で初めて火縄銃が大活躍したのは皆さんもよくご存知の1575年に起こった長篠の戦い。織田信長が当時は画期的な戦法である「三段一斉射撃」を発案し、当時は最強として知られていた武田の騎馬隊を破った話は大変有名ですよね。
あまりに有名過ぎて、まるで鉄砲が初めて使われたのが長篠の戦いだと勘違いされがちですが、実は初めて鉄砲が使用されたのは薩摩統一戦での大隈加治木城攻めと言われており、詳しくは、1549年に起こった大隈加治木城攻めでの黒川崎の戦い使われたそうです。火縄銃を使用したのは島津家の武将、伊集院忠朗だといわれています。
何をお伝えしたいかというと、そんな日本の鉄砲の発祥の地である種子島の名前を冠したエアガンがあるのをご存知でしょうか。
しかも姿形はなんと火縄銃そのもの。今回はそんな「タネガシマ」についてご紹介していきます。
それでは早速、タネガシマの詳細スペックからご紹介していきます。まずは全長ですが、その長さはなんと1323㎜。
有名なアサルトライフルであるM4A1(全長約850mm)と比べるとの約1.5倍でかなりの存在感があるエアガンとなっています。一方で重量は2.2㎏と軽くそこまで重さを感じさせません。
使用するBB弾は一般的に使われている6mmBB弾で装弾数は77発となっています。火縄銃がモデルだけに装弾数もかなり少ないのかと思いきや、装弾数は全長の長さを活かしてできるだけ多く装弾できるように設計されているようです。
動力についてはエアーコッキングタイプで、火縄銃でいうところの火皿がある辺りの底にコッキングバーが備え付けられています。
次に素材ですが、作り手のこだわりが一目でわかるほどリアル志向で厳選された素材を使用されています。
金色の金属部分についてですが、全て真鍮が使われており非常に美しい色合いを放っています。
また内部については鉄が使用されており、銃身やノズルの部分だけはアルミが使用されています。
「せっかくなので銃身も鉄を使ってくれたらいいのに」と思われるかもしれませんが、銃刀法の関係で銃身を鉄で製造するのは規制されているため、やむなくアルミを使用したのではないでしょうか。
またグリップや銃床は、リアルウッドで材質はブナ材。見て分かるように、丁寧なオイル仕立てとなっています。
素材や見た目からかなりリアル志向で高級なエアガンであることは一目瞭然かと思いますし、これほど素材や作りにこだわったエアガンはそうそうお目にかかれないのではないでしょうか。
かといってエアガンはエアガン。射撃性能が悪ければ意味がありません。
しかし、このタネガシマは射撃性能も非常に優秀でHop Upシステムも実装されており、初速も0.2gのBB弾で90m/s前後とかなりの高威力。銃身が長い事もあってか、かなり高い射撃性能を誇っています。最初は雰囲気を楽しむためのエアガンだと思っていたのですが、ベテランプレイヤーが使えばサバイバルゲームでもかなり大活躍できるのではないでしょうか。
ただ、このタネガシマにも大きな欠点があります。それは価格。
実はこのタネガシマの販売価格は何と10万円超えの118,000円。しかも税別なので定価で購入しようものなら127,440円……
性能が保証されているトレポンなどは多少高くても購入しようという気が起きますが、エアーコッキングで性能より見た目や雰囲気重視のエアガンで12万円はなかなか手が出しにくいのではないでしょうか……。
最後に少しだけタネガシマを製造、販売しているKTW社について紹介したいと思います。
KTW社は日本のエアガンメーカーであり、エアガンの開発や製造について30年以上の歴史がある会社です。エアガンに詳しい人はご存知かとおもいますが、なかなかエアガンショップでKTW社のエアガンを見かけることはあまりありません。
その理由は価格とマニアックさだと思います。
KTW社が製造、販売しているエアガンはタネガシマのような他では見かけない銃をエアガン化した物ばかりで、私の個人的なイメージとしては「かなりマニアックな日本のエアガンメーカー」といったところ。
ただ、商品一つ一つの作り込みやこだわりは非常に高く、美しいエアガンが販売されています。ただ、そのこだわりの弊害とも言えるかもしれませんが素材や出来栄えに非常にこだわっているため殆どの物が10万円手前というなかなか手が出しにくい価格設定となっており、エアガンショップの店頭などで見かけない理由はこの価格設定にあるのではないでしょうか。
いかがでしたか。個人的にはサバイバルゲームで使用するというよりかは部屋に飾っておきたいぐらいに美しい出来栄えのタネガシマ。
もしお財布に余裕があるなら購入されてみてはいかがでしょうか。サバイバルゲームで使おうものなら注目されること間違いなしだと思います! またコレクションとしてやお座敷シューターの方にもおすすめですよー。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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