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皆さんは「コーナーショットホールディングス(Corner Shot Holdings)」という会社をご存じでしょうか?
Andrew Levine~commonswiki パブリック・ドメイン, Link
この会社はイスラエルに本社がある会社なのですが、実はこの会社は社名の通り「コーナー(曲がり角)で射撃を行う時に使用する商品」を取り扱っている会社なのです。
「コーナーで射撃を行う時に使用する商品」と聞いても全く意味が分からないと思いますが、このコーナーショットホールディングスが販売している商品を使うと、なんと体を一切露出させることなくコーナーの先にいる相手を射撃することが可能となるのです!
そんな、まるで反則に近いようなアイテムを紹介していきたいと思います。
By http://www.marines.mil/unit/mcbquantico/PublishingImages/2009/20090520-M-3403K001.JPG, Public Domain, Link
コーナーショットホールディングスが販売しているのは社名にもなっている「コーナーショット(CORNER SHOT)」。
実はこのアイテムは銃に取り付ける事で銃口を120度回転させることができるアイテムなのです。つまり自分自身は壁に隠れておいて、銃口だけをコーナーから出して銃口の角度を変えると体を一切露出させることなく コーナーの先にいる相手を射撃することができるのです。
コーナーの先が見えなければ意味がないと思われるかもしれませんが、このコーナーショットには銃口にカメラ、胴体部にはディスプレイが備え付けられており、コーナーの先をリアルタイムで確認しながら射撃することもできるのです!
By Vitaly V. Kuzmin – Vitalykuzmin.net, CC BY-SA 4.0, Link
このコーナーショットの仕組みですが、外見はまるでマシンガンが途中から真っ二つに折れ曲がっているように見えますが、実際は先端にハンドガン、後方にカメラとトリガーが付いており、簡単にいうとカメラとディスプレイがついたハンドガンなのです。
そして、コーナーショットの本体にあるトリガーを引くと先端に取り付けたハンドガンのトリガーが引かれ銃弾を発射するという仕組みになっています。
最近では改良がくわえられ、特注のアサルトライフルであればライフル用銃弾を使用できるようになっていたり、先端のカメラがとらえた映像を他のメンバーに映し出して情報を共有するという事もできるようになっています。
By Joe Loong – originally posted to Flickr as DSCF3826, CC 表示-継承 2.0, Link
実は「壁に隠れたまま撃つ」という発想は第二次世界大戦からありました。
その思想を実現化したのは当時のドイツ。当時ではカメラやディスプレイといった概念はないのでもっと原始的な方法なのですが、その方法というのが「銃身を伸ばして約90度曲げる」というもの。
この銃身の正式名称は「クルムラウフ」と呼ばれStG44アサルトライフルの替え銃身として登場していました。ただ、当然のことながら命中精度は最悪で数発撃つと銃身自体が破損してしまい、実践で活躍することはなかったようです。
By 대한민국 국군 Republic of Korea Armed Forces – 코너샷 개발, CC BY-SA 2.0, Link
このコーナーショットは公的機関のみに販売されており、一般人は入手することはできませんので、残念ながらサバイバルゲームでは使用することができません。
ただ、コーナーショット以外で同じ動きができるアイテムがあります。
それがAimpoint社が発売している「CEUConcealed Engagement Unit」という光学機器です。
これは接眼レンズが斜めについた光学機器で物陰に身を隠したままスコープを覗きこむ事でコーナーの先を射撃することができます。
ただし、ほとんどのフィールドでは「エアガンのみを露出させての射撃」は禁止されている事がほとんど。無駄なトラブルを避けるためにもフィールドの管理人に使用が認められるかを事前に確認して、使用する場合もコーナーの先の安全確認のみ(射撃は行わない)にとどめておいた方が無難です。
科学技術が発展するにあたって戦争に使われる道具もどんどん進化していってます。個人的には重量感のある昔ながらのスチール製の銃が好きなのですが、最近登場する銃はSFに登場するような奇抜なデザインと強化樹脂の物ばかり。
少し残念である一方で実は今回紹介したコーナーショットのようなメカメカしいアイテムは大歓迎だったりします。
途中にも紹介した通り、このコーナーショットは購入することはできませんが、興味が沸いたらコーナーショットホールディングスの公式ホームページを訪れてみてくださいね。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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