装備オタクのすすめ 3M ガスマスクレビュー

サバゲーマーでも愛用する人は多いガスマスク。シルエットが人間離れしてとてもかっこよく、各国の実物軍用品から形を模した簡易なフルフェイスマスクまで種類が豊富なことが魅力ですが、私はこれまであまり使用してきませんでした。というのも、フィルターなどが干渉して頬付けしづらいガスマスクは、M4系アサルトライフルを主武器とする私には使いづらく感じたからです。

しかし、今年に入って終末装備勢やスチームパンク勢、バイオ勢などガスマスクをよく使う方たちの装備、またアニメ映画「人狼」の特機隊の装備などを見て興味がわき、いくつか購入してみたので、そのうちの1つをレビューしようと思います

3M 防毒マスク

アメリカのミネソタ州に本社がある化学・電気素材メーカー「3M」社が販売している工業用防毒マスクで、サバゲーマーの間ではゲーム「DIVISION」のエージェントなど、終末世界風の装備を構築するために使う人もよく見かけます。
私もDIVISIONエージェント（風）装備を構築するために購入し、SF装備を構築するときにも色を黒く塗って使用しました。

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お値段はアマゾンで2500円程度。それほど高価ではなく在庫も豊富なのはありがたい点ですね。

良い点

形状がかっこいい

シルエットが未来チックでかっこよく、顔の下半分を覆うタイプなので様々なゴーグルと組みあわせられる汎用性が魅力です。いろいろな装備に応用できそう。

着脱が簡単

ベルトと留め具で固定するタイプで、完全に顔を覆うガスマスクと比べて単体での着脱が簡単です。サバゲーでは他にも細々した装備を身につけることが多いですから、着脱の簡単な構造だと着替えの時間が短くすんでありがたいですね。

頬付けしやすい

ガスマスクはフィルターやマスクそのものが干渉してストックに頬付けできない、しづらい場合がありますが、このマスクはフィルターを外せばそれなりに頬付けし易い方だと思われます。

悪い点

エアガンで撃つと割れてしまうことがある

実際にサバゲーには投入したことがなかったこのマスク、強度はどれくらいのものだろうと思ったのでエアガンで射撃実験をしてみると、見事に割れてしまいました。

実験方法は以下の通り

・初速87m/sのマルイ次世代M4と、初速67m/sのマルイM&Pを使用
・室内で、銃口から1センチ未満の至近距離から、それぞれの銃で10発ずつ撃つ

合計20発の弾を撃ちきったあとマスクを確認してみると、口元のプラスチックが薄い部分（逆流防止弁が入っている）がぱっくりと割れてしまっていました。

比較的プラスチックの厚い鼻部分も、わかりづらいですが薄っすらとヒビが・・・

通常のゲームで1センチもないような超至近距離で撃たれることはまずありませんし、実験方法もかなり適当なのでなんとも言えませんが、エアガンで撃って割れたことは事実。
そもそもはじめからサバゲー用に作られたものではありませんし、交戦距離の近いCQBフィールドなど、フルフェイス着用が義務の場所ではおそらくレギュレーション的にもNGでしょう。フィールドで使う際は、普通のサバゲー用メッシュマスクの上から着用するなど何らかの方法で安全対策をし、フィールドマスターに確認してから使うことにします。
口元の防護をおろそかにして自分の前歯とサヨナラバイバイするのは非常によろしくありませんからね。

まとめ

サバゲーでも使えまっせ！！おすすめやで！！という内容にするつもりで記事を作っていたら、実際はそのままだと少々危ないことが判明し非常に困りました。先に結論ありきで物事を進めると痛い目にあう良い例ですねコレ・・・
しかし、先に述べたように十分に口元の保護をした上から着用するなら使えないことはありません。また、元のデザインが良いので、通常のフルフェイスマスクと合体させるなど、オリジナル装備の作成素材としても優秀だと思います。3M製のマスクは他にも形状の違うものが多数販売されていますから、これを素体にしたオリジナルマスクなどを作ってみても面白いかもしれません。
終末・SF装備に興味のある方、オリジナル装備の構築にいかがでしょう？

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