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2017/07/5

Gunfire

PJって何? 実は戦闘もなんでもできるエリート集団!

今回紹介するのはズバリ「PJ」についてです。
サバイバルゲームを何度か経験したことがある人は「PJ」というワッペンをつけているプレイヤーを一度は見たことがあるのではないでしょうか? このPJというワッペンは他の凝った刺繍が施されているワッペンとは違い「PJ」というアルファベットのみ。非常にシンプルなワッペンになっています。

しかし、そんなシンプルなワッペンに反して、このPJというワッペンをつけている隊員はエリート中のエリートなのです。今回はそんなエリート集団である「PJ」について紹介したいと思います。

「PJ」って何?


まずはPJの正式名称ですが、PJとは「Pararescue Jumpers(パラレスキュージャンパー)」の頭文字をとったもので、アメリカの空軍特殊部隊(AFSOC)に所属しています。

特殊部隊と聞くと「潜入」や「制圧」、「対テロ」など物騒な活動を思い浮かべるかと思いますが、PJの活動内容は「救助」です。

航空機で戦地に向かいパラシュートで降下して負傷した味方を救助したり、大災害などで被害にあった市民などを助けるというレスキュー専門の特殊部隊です。

実は日本も2017年に発生した東日本大震災でもお世話になっていたりもします。この説明だけだと普通の衛生兵と変わりないように思うかもしれませんが、PJに所属している人たちは恐るべき能力を持っているのです。

PJは戦いも何でもできる医師集団!


PJの歴史は意外と長く、PJの基礎となる案が発案されたのは1922年。この頃に「航空機を使った救助活動」が必要不可欠だと判断したアメリカ軍は航空機で駆けつけることが可能な衛生兵を育成する取り組みを始めました。

そして20年以上の年月をかけて作り上げた部隊が航空機で戦地まで駆けつけ、パラシュートで降下し負傷兵を助けるPJという訳です。

そしてPJがエリート集団と呼ばれる理由はずばり「万能性」救援を行うからにはPJの隊員たちは医療の知識や技術は必要不可欠です。PJが救援に向かう先はほとんどが戦闘地帯のため、航空機で救助対象者のそばまで向かう事となります。

その結果、PJは航空機から救助対象者のところまでダイブする「パラシューティングスキル」が必要となり、降下した後も敵軍から自らの身や救助者を守りながら治療や救出を行う必要があるため「戦闘スキル」や「サバイバルスキル」も必要となります。

しかも救助対象者の全員が陸上にいるとは限りません。PJの救助対象は海上に墜落した航空機の中にいたり、瓦礫に埋もれていたりもします。こういった救助者を救助するには「ダイビングスキル」や「エンジニアスキル(工兵技術)」も必要となります。

つまりPJになるためには最低でも今紹介したスキルを習得する必要があります。そして、何より凄いのがPJの医療の質。PJは訓練の過程で病院に派遣され、そこで医師たちと同じ救急医療の訓練を受ける事となります。

数週間にわたり医療の訓練を受けたPJは簡易な手術なども行う事が可能となり、救助だけではなく現地で治療も行えるのです。すなわちPJとは「ライフルを装備して戦闘でも何でもできるドクター集団」なのです。

まとめ

人間の可能性に挑戦しているかのようなプロフェッショナル集団の「PJ」。過酷な任務を背負う「PJ」になるためには地獄のような訓練が待ち構えているそうです。

その過酷な訓練を通過した全てにおいてエリートな人たちが初めて「PJ」を名乗れるというわけです。

私もマルチカムの迷彩服を使っていたときは何となく「PJ」のワッペンをつけていましたが、「PJ」について調べたときに、その凄まじさに感服し「PJ」のワッペンをつけるのは恐れ多いと感じてつけるのをやめました(笑)

ちなみに活動内容からパラレスキューの「パラ」はパラシュートのパラとか「救急」を意味するパラメディック(Paramedic)のパラと思われているようですが、もともとは米空軍のエアフォースフライトログという様式で使われていた識別記号のイニシャルが語源だそうですよ。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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