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2017/06/15

サバアカ編集部 ともりん

マスターは覆面サバゲーマー! 洋風居酒屋 L-96 Elukuroに行ってみた

6月某日、サバゲーアーカイブ取材班は覆面サバゲーマーが経営するお店<洋風居酒屋 L-96 Elukuro(以下、L-96)>へ行くため、“京王よみうりランド駅”に集合した。

カメラマン富竹氏:
「京王よみうりランド駅着いたっすー。どこ行けばいいっすか?」

ともりん:
「南口で待ち合わせしましょう。」

カメラマン富竹氏:
「南口なんてないっす! どこっすか?」

ともりん:
!!!

14:40の出来事である。15:00開始の取材、待ち合わせのため事前に調べた「南口」が存在しない……。

何が起きたんだ……?

私は、iPhoneで「食べログ」にアクセスする。
食べログのスクリーンショット

ん???










食べログのスクリーンショット



うわぁあああああああああ!! “京王”と“小田急”間違えたあああああああああ!!! 富竹氏ごめん……!!!



でも、まだ焦る時間じゃない。“京王よみうりランド駅”と“読売ランド前駅”、名前は似ている。絶対すぐ近くのはずだ……!

GoogleMapを起動。
GoogleMapのスクリーンショット



と、と、と、、、徒歩43分だとぉおおおおおおおおおおおおお!?



14:45、私は富竹氏と“京王よみうりランド駅”にて合流後、すぐタクシーに飛び乗ったのである。

ともりん:
「小田急線の読売ランド前駅まで……!」

タクシー運ちゃん:
「あいよ!(笑)」

ともりん:
「やっぱ、京王線と小田急線間違える人多いんですか?」

タクシー運ちゃん:
「何度もそういうお客さん運んでるよ〜(笑)」

いきなりの電車トラップ。みんなも気をつけよう……!

L-96ってどんなところなの?

15:00ジャスト、なんとかL-96に到着。

階段の右に細い通路があり、奥にエレベーターがある。お店は3Fだ。


こちらの扉を開けると、中には覆面レスラーが!?

いや、覆面レスラーではない。この方がL-96マスターであり覆面サバゲーマーとして活躍されている黒綿あめ氏@Kurowataame)である。

厳つい!! シャツを第三ボタンまで開けて強烈なフェロモンを放っているセクシーだ……!

早速インタビュー開始。まずは、みんな突っ込みたくなる質問からいってみよう!

ーーなぜ覆面なんですか?

私は以前から自分のお店を出したいと思っていました。お店にお客様を呼び込むためには自分が有名になる必要がある。そのため、まずは有名なサバゲーマーになろうと思いました。プロレスが好きだったこともあり、『覆面サバゲーマーになることはどうだろう?』と考えました。他にいないか調べたところ、見つからなかったので、『イケる!』、これがきっかけで覆面を被っています。もう2年以上続けていますが、最近では『覆面=黒綿あめ』と認知されてきました。

ーー覆面のデザインかっこいいですね!

デザインは私が考えました。ベースは緑の迷彩柄おでこにはレティクル黒の模様は銃弾が発射されたときに発生するソニックブームをイメージしています。

サイドには『黒綿あめ』の『黒=九六』マークをあしらっています。

このマークはマスク用に作りました。普段のマークは窓のものを使っています。

死神と数字の96が入っていてかっこいいでしょ?

説明用に加工:黒=死神 赤=96

ーーかっこいい!! ステッカーとかあったら欲しいです。ところで店名の由来について教えてもらってもいいですか? あとマスターの名前の由来も知りたいです。

好きな銃がイギリス軍の狙撃銃『L96A1』なんです。そこから店名を付けました。サバゲーでも『L96A1』を使っていますよ! 店内には『L96A1』のダミーカートリッジを飾っています。

私の名前の由来は相方から取ったんです(笑)とあるモバイルゲームをやっていて、相方の名前が『白綿あめ』、私は色を反転して『黒綿あめ』です。

ーーダミーカートリッジかっこいい! そういえば店内はあまりミリタリー要素がないんですね。


そうなんです! ミリタリー要素は先ほどお見せしたダミーカートリッジぐらいですね。私はミリタリーコンセプトのお店が作りたかったわけではなく、普通の飲み屋を作りたかったんです。だから店名には『洋風居酒屋』と入れています。
洋風』にした理由は自分の経歴にあります。以前イタリアン、フレンチ、スパニッシュのレストランで働いていました。得意料理が洋風なんです
居酒屋』にしたのはこだわりポイント。店内はバーに近いですよね? でもバーって静かなイメージあるじゃないですか。私はお客様に楽しくワイワイやってほしい。『どっかんどっかんあひゃーあひゃー』という喧騒を楽しんでもらいたいんです(笑)他のお客様の迷惑にならない程度ならどんどん騒いでください!」

ーーす、すごい経歴……! 店名に込める“想い”も素敵ですね。


見た目はイロモノ、やることはガチです

おいしいお酒、おいしい料理を楽しんでもらい、わざわざ3Fまで上がってきてもらったんだから『1回は笑って帰ってもらう』、これをモットーにしています。たまにお客様から有り難いことにドリンクを勧められることがあるのですが、そのお金でお客様に私の作った料理をもう一品楽しんでもらいたいです!

ーー全俺が泣いた! お店のこだわりポイントを教えてください。

ふふふ……うちのお通しは凄いですよ! 4〜5種類の野菜を使ったバーニャカウダー、これがこだわりです!

バーニャカウダーソースの仕込みは1.5〜2時間ほどかけてしっかり作ってますよ。現代人って野菜を食べないじゃないですか? だから食べてもらいたくて。日替わりなのでリピーターの方も毎回いろいろ楽しんでいただけますよ。冬はチーズフォンデュをやっちゃおうかなぁ〜って思ってます。テーブルチャージ350円をいただくので、満足いただけるものを提供できるようにしています。

ーーなんだこの手の込んだバーニャカウダーは! これが350円? 安すぎません?

飲みの敷居を下げたいんですよ。だから、うちのメニューは全部安いです。3,000円以上飲み食いしてもらえたら拍手しますよ(笑)

メーカーズマークなんか580円! こんなに安く飲めるお店はありませんよ! 値段設定間違えたかな(笑)気軽に寄って一杯やって楽しんでいただけたら嬉しいです。

ーー優しさが溢れてる……! 店内のこだわりとかありますか?

キッチン狭いんですよ……。そのためミリ単位の設計をしています。

この扉なんか開けた時レンジとの隙間ほとんどないです。でもギリギリで開くんです! 無駄のない緻密な設計はミリタリー感ありますね(笑)

ーーキレイに片付いてるし、無駄がない……! 最後に読者の皆様にメッセージはありますか?


気軽に遊びにください! あと店内でエアガン出して語ってもいいですよ。マガジン装填はNGです。空撃ちをする際は銃口に手を当てていただいた場合のみOK。サバゲーをやらない方もぜひ! いろんなお話をしてワイワイ楽しみましょう

まとめ

マスターの黒綿あめ氏と会うのはこの取材で実は二回目である。一回目は仮面武装会。
仮面武装会 武装まとめ

この時は、美女に「#今夜は俺で妥協しろ」と交渉中であった……。

そのため、お店も色欲にまみれたマスターがサバゲー女子をひっかけるための空間だと思っていた……。

違う! 全然違うぞ!!

エンターテイナーとしての黒綿あめ氏とL-96マスターとしての黒綿あめ氏は別人だ。
どちらのキャラクターも一切妥協を許さない完璧主義者だ……!

サバゲーマーからの信頼も厚く、開店記念には仲間の方からこんな素敵なプレゼントをいただいたようだ。

モエガミ氏@HALO_of_JAPAN)、金麦氏@a2ya0227)より寄贈

黒綿あめ氏はスーパーやコンビニの買い出しも覆面をつけて行くようだ。5月末にオープンしたばかりではあるが、既に地元の有名人になっていて声をかけてもらえるらしい。

みんなに愛されてるなぁ〜!!

9月17日には、サバゲー仲間の96氏(@terofena)と埼玉県のサバゲーフィールド“LYNX”にて、貸切イベントをやるという情報をキャッチしたぞ! 詳細はこちらから→
http://twipla.jp/events/262807

アキバベースとL-96のコラボメニューも出るとのこと。気になる! 気になる!

気合いの入ったPVも公開中だ。

ともりん:
「黒さん、見た目恐かったけど内面良い人でしたね〜。」

カメラマン富竹氏:
「覆面では隠せてない瞳から、人の良さがダイレクトに響いてきたっす!」

ともりん:
「次はプライベートで行きましょう。」

カメラマン富竹氏:
「おっす! 次は小田急線の読売ランド前駅南口で待ち合わせっすね!」

下にお店の情報を載せとくので要チェックや! twitterをフォローするとイベント情報なども流れてくるぞ

洋風居酒屋 L-96 Elukuro

住所:
神奈川県川崎市多摩区西生田4-1-1 リバーサイドマツモトビル 302

電話番号:
070−1184−9696

営業時間:
17時前後には開店致します、詳細はTwitterにて毎日更新。

定休日:
不定休

アクセス:
小田急小田原線”読売ランド前駅南口を出て右側へ徒歩1分
真っ赤なビル

店舗twitter:
https://twitter.com/elu_kuro

黒綿あめ氏twitter:
https://twitter.com/Kurowataame

写真:富竹次郎

フリーのカメラマン。1988年生まれ。2010年より写真家・水谷幹治に師事し、純喫茶・ドヤ街・商店街など滅びゆく昭和をテーマに作品制作を行う。
カメラを楽しむWebマガジンCamoorにてライターとしても活動中。
https://camoor.net/

企画/文:サバアカ編集部 ともりん

プランナー兼ディレクター兼編集者、たまにライター。最近カメラ始めました。愛機は白いOLYMPUS PEN Lite E-PL5。小さくて見た目がオシャレなところがお気に入り。

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