“大島てる”さんに“銃による事故物件”について聞いてみた

■埼玉で、銃の暴発事故が発生！

2015年2月、「埼玉県営の射撃訓練場で銃が暴発、ひとりが犠牲に！」という事故が起きたようだ。
“大島てる”で場所を調べたところ、事故物件として登録されていない……！

何故なんだ？
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Webサイト“大島てる”を御存知だろうか。
http://www.oshimaland.co.jp/
「人が亡くなった」物件、つまりは「事故物件」を紹介し続けるWebサイトで、近年あらゆる界隈からたいへん注目されている。

Googleマップ上で、ここで殺人事件がありましたよ、ここで火災があり人が死にましたよ、ということがピンポイントでわかるサイトだ。お引っ越しの際に参考にされている読者諸氏もいることだろう。

そんなサイト“大島てる”なのだが、なぜかこの大事故が載っていない。不審に思った我々サバアカ取材班は、某所にてサイト主催者である“大島てる”氏本人に、極秘に接触。事の真相を追求した！

■“大島てる”と、“銃による事故物件”

実は筆者（星野）、大島てる氏がまだそこまで世に知らしめられていない頃、新宿のロフトプラスワンというライブハウスにて「大島てるがやってくる！ 事故物件ナイト！」なるトークライブが企画された際の首謀者のひとりで、いまでは恒例となったそのライブの司会者を2回目まで勤めていた。
そんなこんなで、大島てる氏とはかれこれ3年くらいの仲なのだ。

待ち合わせの某駅に現れた大島てる氏は、あいもかわらず不穏な空気をまとっていた。

「やあ、星野さん。今日はミリタリー系サイトの取材と聞きましてね、前に米国に住んでいたときに射撃場で撃った標的を持ってきましたよ。」




しょっぱなからカマしてくれる！



早速、一番聞きたかったことを。

「埼玉の事故、どうしててるさんのサイトにマーキングされてないんですか？」

明快な回答が返って来た。

「そこは県営の射撃場。不動産取引の対象にならなそうなので、載せていないのです。“大島てる”は、あくまでも売ったり買ったりする際の参考に使うべき媒体なのです」と。

なるほど！ それは明瞭。
では、とさらに気になることを。

「銃による事故物件、日本でも多いのです？ サバゲーマーには関心深いことと思いますが。」

これにはてる氏、いつものように冷静にこう応える。

「‟大島てる”にとって最重要なのは“どこで人が亡くなったか”という位置情報であって、‟どのように死んだか”ではないのです。そのため、例えば‟拳銃自殺”も単に“自殺”とだけ書かれてある場合があるかもしれません。」

銃が原因の事故物件、それはたくさんある。しかし、“事故物件はどこか”と言う位置情報が記録される“大島てる”には、銃で人が亡くなりました、という点が殊更強調されることは無いのだとか。

それでも、銃が事件に絡んだことが印象的な事例がいくつかある、と教えてもらった。
米国とは違い、日本ではあまりこう言うことはないため、記憶に残りやすいのだとか。

■不動産業者的軍事施設

「そう。ミリタリー系サイトと言えば」

てる氏がこう切り出したのは、取材も終わろうかと言う場面。
ん？ なにか新たな事故物件ネタが？

「ちょっと今回の取材の意図とは離れるのですがね。不動産業に携わった人間として、非常に気になることがあり、個人的にいろいろ調べていることがあるのですよ」

なんと!?

「それは、軍事基地の立地なんですよね。どうみても、『これは基地ができるべくしてできた』としか言いようのない場所があるんですよ」

そう言ってみせてもらったのは、米国ハワイの真珠湾の地図。

たしかに…… 基地になるしかありえない、むしろここに基地をつくらずどこにつくる？という地形にしか見えてこない。

「不動産業界人的に、どこに基地がつくられるのかは一目瞭然、と言う話、面白くないですか？ 」

面白い！ その話、もっと聞かせてくださいよ！ とせがんだところ、

「では、その話は次回のお愉しみ、と言うことで…… 」

と席を立つてる氏であった。
今日もこれから事故物件の現地調査に往くのだとか。

と、いうことで「大島てるが語る！ 不動産屋的見地で語る、軍事施設」近々公開！ 続報を待て！