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サバイバルゲーマー達にとってあこがれの装備品の一つである「ナイトビジョン」。
最近では頑張れば手が届くぐらいまで価格が下がってきましたが、それでもまだまだ非常に高価な装備の一つです。
ところがアメリカではナイトビジョンを使わず、目薬の力で暗闇を見るという研究が進められています。
今回はそんな夢のような目薬についてご紹介したいと思います。
今回の目薬を開発したのはカリフォルニア州に本拠地を置くバイオハッカーグループ「サイエンス・フォー・ザ・マスズ」。
サイエンス・フォー・ザ・マスズは暗闇で視力が低下する夜盲症の治療に使われているクロリンe6を改良すれば、暗闇でも目が見えるようになると考えました。
このクロリンe6とは暗闇の中で生きる深海魚から採取が可能な光増感剤の一つです。
そして科学者達はクロリンe6にインシュリン、ジメチルスルホキシドなどを混合した目薬を開発。
その結果、一時的に暗視能力を得る事のできる目薬を完成させたのです。
今回開発された目薬は既に人体実験も行われています。
実験台となったのはサイエンス・フォー・ザ・マスズに所属する生化学者のガブリエル・リーシア氏。
リーシア氏は自ら実験台になると名乗りを上げ、両目に目薬を投入しました。
こちらがその時の写真。
ホラー映画の登場人物を連想しそうな風貌になっていますが、目が黒いのは光から目を守るためのコンタクトレンズで、今回開発された薬液によって黒くなっているわけではありません。
そしてこの後に暗闇の中で手の形を当てるテストと、暗い森の中でお互いの顔が識別できるかという2種類のテストが行われました。
最初の手の形のテストについては全て言い当てることができ、また2つ目のテストについてもリーシア氏からは相手の顔がはっきり見え、対象者を見間違うことはありませんでした。
一方で目薬を使用していない人の正解率は30%程度で、目薬による暗視能力を証明しています。
ちなみにこの時、リーシア氏は
「点眼がおこなわれた際は、黒と緑でぼやけて見えていた視界は、次第に暗闇でもはっきりと見えるようになった。」
と語っており、最終的には暗闇の中で50メートル先の物も見えるようになったといいます。
また実験後の翌日には通常の視力にもどり今のところ副作用も出ていません。
様々な方面から高い期待が寄せられる目薬ですが、一般的に使用されるには数多くの課題が残されています。
今回のリーシア氏には副作用は発生しませんでしたが、誰であっても副作用が起きないとは限りませんし、そもそも万人に対して効果があるかどうかも判明していません。
さらに、テストの結果についてもリーシア氏の主観性によるものが多いことも事実です。
ただ、こういった課題や問題についてはサイエンス・フォー・ザ・マスズも十分に理解しており、今後は被験者の主観ではなく実験器具を用いてさらなる調査を行う予定だと発表しています。
いかがでしたか。
まるでSFの中に登場しそうな夢のような目薬ですね。
ただ、直接人体に影響を及ぼす薬品である以上、実用化にはかなりの時間が必要となりそうです。
また、目薬の場合はナイトビジョンのようにOn/Offを切り替えることができないため、場合によっては従来のナイトビジョンの方が使い勝手は良いかもしれませんね。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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