- コラム
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冬のサバイバルゲームは他の季節と比べ、気温が低いせいでガスが気化せずガスガンが使えなかったりバッテリーの電圧が下がってしまったりと、何かと弊害が多い季節です。
そんな冬の弊害の中でも特にネックなのがゴーグルやシューティングレンズの“曇り”。
冬のサバイバルゲームはゴーグルを着けているだけで簡単にレンズが曇ってしまい、ゴーグルが曇ると満足に射撃ができないだけでなく、足元や障害物も見にくくなり危険も伴います。
そこで今回はゴーグルの曇り対策や個人的にオススメしたい曇りにくいゴーグルについてご紹介したいと思います。
最初にゴーグルやシューティングレンズが曇る理由について簡単にご紹介したいと思います。
既にご存じの方も多いかとは思いますが、ゴーグルが曇ってしまう理由はズバリ“ゴーグルの内部と外部の空気の温度差”。
空気には温かければ水蒸気を多く含み、冷たければ乾燥するという性質がありますが、冬のサバイバルゲームではゴーグルの内側に体温で温められた温かい空気があり、ゴーグルの外側は非常に冷たい外気があるという状態です。
この時、ゴーグルの内側の温かい空気はレンズ付近で冷たい外側の空気によって冷やされることとなるのですが、温度が下がったことで温かい空気の水分は飽和状態となり、水蒸気から液体へと変化します。
そして液体となった水分がゴーグルに付着して結露するわけですが、この結露こそが曇りの正体なのです。
しかし、逆に考えればこの温度差を無くす、もしくはゴーグルに付着することを防げればゴーグルを曇らせずに済むという訳です。
bolle X800(T800) タクティカルゴーグル 実物
次に私がオススメしたいゴーグルについてですが、そのゴーグルとはBolle社製の『X800 タクティカルゴーグル』。
一見、普通のタクティカルゴーグルですが、このX800はレンズとフェイスフレームの間に5mm程度の隙間が設けられている、ちょっと変わったデザインのゴーグルです。
この隙間こそが曇りを防ぐために大活躍しているのですが、X800はレンズを支えているアーム部以外は全て隙間が空いているため非常に優れた換気能力を持っており、曇りの原因であるのゴーグルの中と外の温度差が生じにくいのです。
さらにこのX800はBolle社製の実物で5,000円~6,000円、レプリカの場合だと1,000円~2,000円で購入できるため、気軽に購入できるのもメリットの一つです。
また実物もレプリカも換気能力は同じですが、実物のレンズの内側には曇り止めコート、レンズの外側は傷を抑えるアンチスクラッチコートが施されていますので、お財布に余裕がある人は実物のX800の購入をお勧めします。
上記で紹介したX800以外にも個人的におすすめなのがファン付きゴーグル。
ファン付きゴーグルとは名前の通りゴーグルにファンが付いているゴーグルでご存知の方も多いはず。
このファン付ゴーグルはフレームの上部などにファンを設けられており、強制的にゴーグル内の換気を行う事で温度の差を無くし、曇りを防ぐ仕組みとなっています。
ちなみにファン付きゴーグルとして有名な物としては東京マルイが販売している『プロゴーグル』、実際に戦地で使われている物であればESS社の『PROFILE TURBO FAN』などがあります。
東京マルイ No.1 プロゴーグル/フルフェイス マットブラック
ESS プロファイル ターボファン アジアンフィット 【日本正規品】
ただ、ファン付きゴーグルはレンズの曇りに対して非常に効果的ではあるものの、ファンの動力として電池が必要だったり、電池のせいで重量が増えたり、また人によってはファンの音が気になってしまうというデメリットもあります。
冬にサバイバルゲームをプレイしたことがある人は必ず経験するであろうゴーグルの曇り。
ベテランプレイヤー達でも未だに解決できていない問題の一つだったりします。
また、そもそもレンズを使用していないメッシュゴーグルは曇りと無縁ですが、メッシュゴーグルの場合は、欠けたBB弾の破片がゴーグル内に入り込んだという話もあります。
破片が入り込むというのは非常に稀なケースではありますが、目を保護する観点から、なるべくメッシュではなくレンズのゴーグルの着用をおすすめします。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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