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2018/12/25

Gunfire

アメリカ軍がHoloLensを実戦投入?マイクロソフト社に10万台発注!

医療や教育、ビジネスなど様々な分野で活躍し始めているVR(拡張現実)技術ですが、最近では現実世界に情報を追加して表示するAR(拡張現実)技術の活用も進んでいます。

そんな中、アメリカ陸軍がマイクロソフト社に10万台ものAR用ヘッドセットを発注したことが判明し話題を呼んでいます。

そこで今回はアメリカ陸軍が導入したAR用ヘッドセットと、その狙いについてご紹介したいと思います。

■アメリカ陸軍が発注したマイクロソフト社の「HoloLens」

出典:https://www.microsoft.com/ja-jp/hololens

今回、アメリカ陸軍が発注したAR用ヘッドセットはマイクロソフト社が製造・開発を行った『HoloLens』。

HoloLensは初のスタンドアローン型のAR用ヘッドセットで、透明のゴーグル部分に様々な情報を投影し、拡張現実を体験する事ができるヘッドセットです。

動画で紹介されているように、このHoloLensは見えている風景に情報を付け加えたり視線を変えること無く情報を確認することができます。

そしてアメリカ陸軍はこのHoloLensにGPS情報や任務に必要な情報を表示させることで、兵士達は銃を構えたまま情報を確認することができるようになり、結果的に索敵能力の向上や作戦遂行能力の向上につながると期待を寄せているようです。

■軍隊専用のHoloLensが開発される可能性も?

今回、アメリカ陸軍はマイクロソフト社と4億8000万ドル(約545億円)で契約を締結したと発表していますが、実はアメリカ陸軍からも様々な条件が提示されているようです。

その条件の一例がサーモスコープによる暗視機能や使用者のバイタルチェック機能の追加

アメリカ陸軍はHoloLensを拡張現実用のヘッドセットだけではなく、暗視スコープやアイシールド、イヤープロテクション、さらには兵士の安否確認など、今では別々に孤立している装備を一つに集約させようという狙いもあるようです。

今回の計画が軌道に乗れば、ロボコップのような外見をしたアメリカ軍兵士が登場するのも、そう遠い未来ではないかもしれません。

■軍隊用AR「Tactical Argumented Reality」も同時に稼働中?

実は米軍内でVR技術やAR技術が採用されたのは今回が初めてではありません。

以前にも紹介しましたが、VRを使って軍事訓練が行われていたり、2017年には「Tactical Argumented Reality(TAR)」と呼ばれる今回と同様のAR技術の開発も進められていました。

関連記事:軍事分野でもVR技術が活躍中!手軽かつ安全に軍事訓練ができる時代に!

このTARはHoloLensと同じシースルー型のメガネ型端末で、兵士が装備しているタブレットとリンクしており様々な情報をメガネのディスプレイに表示するという計画です。

ちなみにこちらがTARのイメージ映像

ここまでくると、もはやまるで映画やFPSゲームの世界ですね……。

■まとめ

いかがでしたか。

今回はアメリカ陸軍の話でしたが、VR技術やAR技術の実戦投入は世界中の軍隊で検討されはじめており、最近ではウクライナ軍がHololensとヘルメットを組み合わせた「Circular Review System」というプロジェクトを発足させています。

近い将来、AR用ヘッドセットが兵士達の標準装備となる日も近いのかもしれません。







Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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