- コラム
古代の重戦車?自走突撃砲?ベトナム戦争でも使用されたと言われる「戦象」とは
2018/06/13
菅野 直人
すごいー! たーのしー!
2018/12/9
Gunfire
今回紹介するのは軍隊で活躍している動物たちについて。
少し前にグリーンベレーが馬に乗って戦うドキュメンタリー映画『ホースソルジャー』が話題となりましたが、軍隊では様々な動物たちが活躍しており、中には「え、こんな動物も軍隊で活躍しているの?」という動物たちもいます。
そこで今回は軍隊で活躍している動物や、かつて軍隊で活躍していた動物たちについてご紹介したいと思います。
By soldiersmediacenter – Flickr, CC 表示 2.0, Link
軍隊で活躍している動物の中でも一番有名なのがやはり「犬」。
犬は警察犬や救助犬など様々な分野で活躍していますが、軍隊における犬の主な任務は偵察や探知。
優れた嗅覚を用いて地雷などを検知したり(検知犬)、侵入者を見つける歩哨の役割(歩哨犬)を担っています。
By Dawit Rezene – https://web.archive.org/web/20160305133948/http://www.world66.com/africa/eritrea/lib/gallery/showimage?pic=africa/eritrea/soldiers_eritrea, CC 表示-継承 1.0, Link
騎乗できる動物は中世時代から戦争で使役されてきましたが、バイクや車などが発展した今では殆ど見かけなくなりました。
しかし、冒頭でも触れたホースソルジャーなど、車やバイクを持ち込めない地域などでは今でも活躍しており、実際に積雪が多いロシアではトナカイによるソリでの移動がメインとなっている地域もあります。
意外と知られていないのが実は「イルカ」。
水族館では主役級の動物で、非常に知能が高く芸達者であることは既にご存知のことでしょう。
一方で軍隊ではその知能を用いてイルカを調教し水難救助や機雷探査に従事させています。
現代では上記で紹介した動物以外はほぼ見かけませんが、実は第一次世界大戦や第二次世界大戦では先ほど紹介した動物以外にもさまざまな動物が活躍していました。
そこで次はかつての軍隊で活躍していた動物たちも紹介しておきたいと思います。
By The_phalanx_attacking_the_centre_in_the_battle_of_the_Hydaspes_by_Andre_Castaigne_(1898-1899).jpg: André Castaigne
derivative work: Alagos (talk) – The_phalanx_attacking_the_centre_in_the_battle_of_the_Hydaspes_by_Andre_Castaigne_(1898-1899).jpg, パブリック・ドメイン, Link
今ではやさしく利口というイメージのある象ですが、中世時代の戦争では最強の戦車として扱われており、敵兵からすると巨大兵器そのものでした。
ただ巨体すぎて狙い撃ちになったり、火や爆音に弱いという弱点もあったため次第に戦場から姿を消す事となります。
ちなみに第一次世界大戦や第二次世界大戦でも象は活躍しましたが、戦闘ではなく大砲や砲弾の運搬用として活躍していました。
軍隊で使役されていた鳩は軍鳩と呼ばれ、かつては鳩の帰巣本能を利用して伝書鳩として活躍していました。
また伝書鳩だけではなく、鳩にカメラを取り付けて空撮を行うなど諜報作戦においても活躍していました。
ちなみに最近では通信技術の発達やドローン技術の登場によりお役御免となっています。
スペインの内戦で活躍したのが実は七面鳥。
内戦に参加した兵士達は航空機からの補給が頼りでしたが、航空機から投下された物資は衝撃により破損する事もしばしば。
そんな時に採用されたのが七面鳥で投下する物資に七面鳥を括りつけることで落下時の衝撃を緩和し、さらに七面鳥は食糧にもなるという兵士にとっては一石二鳥の代物でした。
この方法は食べることができるパラシュートという事で兵士達からは非常に人気だったようですが、七面鳥はちょっとかわいそうですね……。
いかがでしたか。
今回はあえて触れませんでしたが、第一次世界大戦や第二次世界大戦では動物に爆弾を搭載した兵器など、動物たちの命を軽んじた使役方法が行われていたことは悲しい事実です。
しかし今では兵器としてではなく軍のマスコットや兵士達の良きパートナーとして活躍しており、ハンドラーと同等の階級を与えられ大切に扱われています。
また、中には准将の階級を持つ超エリートの動物もいて、兵士達よりもずっと出世していたりするのも興味深いですね。
関連記事:准将の階級を持つペンギン「ニルス・オーラヴ卿」!コウテイペンギンならぬ准将ペンギン?
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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