【リアルウッド】VSR木製ショート化計画《後編》

写真 Masakiyo Tanaka

ついに木製カスタム後編。
前回はこの先端短いVSR-10 Gスペックを木製ストックにするためにお馴染みaohateさんにお願いした訳だが、今回はその後編だ。
前回記事：【リアルウッド】VSR木製ショート化計画《前編》

いつものようにaohateさんのブログに掲載された製作過程を追ってみよう。

写真：aohate custom

なにせVSRのストック。
立派な一枚板を使用。
それにしても毎回思うのだが、製作過程ってグッとくる。



写真：aohate custom

採寸して穴の位置を正確に決める。



写真：aohate custom

中ぐり作業に入るためにボール盤で穴あけ。
一番左の穴はネジ穴。そのすぐ横の少し大きめの穴はマガジンキャッチボタン穴だ。



写真：aohate custom

中ぐりが整ってきた。この時点でもう本体部分がハマりそう。



写真：aohate custom

横から見ても漠然と形になってきている。



写真：aohate custom

更にグリグリと調節して慎重に進められているのが判る。



写真：aohate custom

遂に本体と合体。
まだ輪郭が初代バーチャファイターみたいだけど、もうここまで来ると形が完全に見えてきている。
ストック前方の突起は今回オーダーしたハンドストップになる部分だ。



写真：aohate custom

そしてお尻の部分もオーダー同様に短く設計されている。
個人的にゲームしていてストックが長く感じスコープとの距離感が掴みにくい時が多々あったので、今回短めにしてもらった。
そもそもバレルもスコープもショートタイプなので、お尻もこれくらいがバランス的に丁度いい（はず）。



写真：aohate custom

ベルトサンダーで削りよりなめらかな形状に変化。
ハンドストップもくっきり形を出してきた。



写真：aohate custom

更に磨きをかける。



写真：aohate custom

オリジナルのバットプレートがきちんと着くように加工されている。
なんかもう凄いの一言。

写真：aohate custom

こうして再び磨き上げられる。
なんて美しいフォルムだろうか。
ここから仕上げに向けて塗装されていくのだ。
あとはわくわくしながら待つだけだ。



そして遂に…




届いた。
木目の美しいたまらない仕上がりである。
切り詰めた本体に突き出たハンドストップがアクセントとなっている。
東京マルイのイルミネーテッドショートズームスコープとのバランスもいい。
オリジナルの樹脂ストックに対して100グラムほど重くなっている。




見た目だけではなく実用的にもこの木のハンドストップがとてもしっくりくる。
安定性抜群だ。




ホップ調節部分も薄く細やかな作り。




以前オーダーしたMP5のウッドカスタムと並べてみる。

参考：MP5A4木製カスタム計画・完結編

並べるだけで楽しい。
飾るも良し、ゲームしても良しな2丁である。
こうしてMP5と比較すると、先端とストック後部を共に縮めたVSRがいかに短くなっているかが判る(78cm)。
ほぼ同じ長さだ。




今回オーダーしたVSRの色味は「チーク」のツヤなし。
MP5は「ウォルナット」のツヤありだ。
オイルステインの色味のバリエーションによってこんなにも違ってくる。
今後オーダーを予定している方は、是非参考にして欲しい。
他にもオレンジに近いイエロー系茶色の「メープル」や赤系の茶色である「マホガニー」がある。




とにかくひとつだけ言えるのは“木は浪漫”ってことだ。

aohateさん今回もありがとうございました!!