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今回紹介するのは現在開発中の新しい技術、その名も「Power Walk」!
このPower Walkは膝の部分に超軽量の外骨格を装着するだけで電気が発電できるようになるという、非常に画期的なシステムなのです。
それでは早速紹介していきましょう!
出典:https://www.bionic-power.com/
最近は兵器の近未来化が進むにつれ、通信機器や暗視装置、レーザーポインターやGPSなど兵士の装備品は電気を必要とするものが増えつつあります。
ただ、これらの近代兵器を使用するためにはバッテリーが必要不可欠であり、兵士達は任務を遂行する際にバッテリーを携行する事になりますが、一方でNSRDEC(Natick Soldier Research Development and Engineering Center=ナティック兵士研究開発技術センター)によると1人の兵士が72時間の任務を行う場合、平均的に7㎏~9㎏のバッテリーを携行していることが判明し、バッテリーによる兵士達への負荷が問題視されていました。
そして、そんな問題を解決するために開発されたのが今回紹介するPower Walk。
このPower Walkはカナダの企業である「バイオニック・パワー」社によって開発された外骨格型の発電機で、ただ歩くだけで10~12ワットの電力を生成することが可能となっています。
ちなみにPower Walkの基本的な仕組みはハイブリッド車にも採用されている回生制動と同じ仕組みで膝の屈伸の動きを電気として取り出す仕組みとなっており、バイオニック・パワー社によれば1時間歩行することでスマートフォン4台分をフル充電できるほどの電力を生み出すことができるそうです。
そしてPower Walkのメリットは歩くだけで電力を供給できるだけではありません、
外骨格としての機能も備わっており、使用者の歩行を補助することで筋肉疲労の軽減や膝の負傷の可能性を減らすことができるといわれています。
またPower Walkとよく似た下肢に装着する外骨格としては、以前に紹介した外骨格サポート装置「ONYX(オニキス)」が注目を浴びていますが、このONYXとPower Walkが合わされば非常に効率的な外骨格システムが生まれるかもしれません。
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そして最後になりましたが、このPower Walkは軍事分野だけでなく様々な方面でも期待が寄せられています。
その中でも注目を浴びているのが災害分野とアウトドア分野。
被災地では救援活動を行う際に電気が必要不可欠ですが、被害により電力供給が断たれているケースも多く、歩くだけで発電できるPower Walkは非常に注目を集めているようです。
また最近の生活ではスマートフォンやタブレット端末が必要不可欠で、同様に登山やキャンプといった電力を補給しにくいアウトドア系のレジャー分野からも期待が寄せられています。
いかがでしたか。
日常生活において電池が必要となるものは恐らくスマートフォンやタブレット端末が大半だと思いますが、これらはモバイルバッテリーがあればある程度までは対応できます。
ただ、上記でも触れましたが停電時や災害時にはPower Walkのような簡単に発電できるシステムは活躍する事間違いありません。
軍隊への採用だけでなく、様々な分野で普及してくれるといいですね。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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