- コラム
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1960年頃からアメリカ軍の主力兵器となったM16。
非常に高い完成度を誇るM16は半世紀近い年月が経った今でも現役として活躍しており、民間向けのM16であるAR-15に至っては様々な会社がライセンスを取得しクローンライフルの製造を行っています。
そんな中、AR-15に近未来的な要素を取り入れたAR-15のクローンライフルである「Model 27」がアメリカで人気を呼んでいます。
今回はそんなModel 27について紹介したいと思います。
出典:https://www.cobaltkinetics.com/firearms
今回紹介するAR-15のコピーライフルの名前は「Model 27」。
アルミニウム合金から削り出された美しいハンドガードや最先端なデザインが特徴的なセミオートライフルです。
このModel 27の開発・製造を行っているのはアメリカのワシントンに本拠地を置く「コバルト・キネティクス社」。
コバルト・キネティクス社は独自の加工技術を用いてAR-15のクローンライフルを製造し、さらに近未来的なデザインを取り入れたことで非常に美しく魅力的なライフルの製造に成功しました。
AR-15系のライフルはアメリカでも所持の禁止対象となる「アサルトウェポン」として分類されがちですが、ユニークなデザインを施すことにより規制の対象外になるという工夫も施されています。
このModel 27はアメリカでは民間人向けに販売されているライフルですが、一部のユーザー層からは脱法アサルトライフルとして人気が出ていたりもします。
ただ脱法と言っても法律違反というわけではなく、規制の対象とならないようにうまくデザインされたライフルという意味です。
ご存知の通りアメリカでは一般人でも銃を所持する事ができますが、無条件にどんな銃でも所持できるというわけではなく特に“アサルトウェポン”として分類される銃器は所持することができません。
ちなみに、どの銃がアサルトウェポンに該当するかは州によって違いますが、一般的にはセミオートライフルの中で
・11発以上装填可能なマガジンがある
・フォールディング(折りたたみ)ストック、テレスコピック(伸縮)ストック、もしくはサムホールストックを装着している
・ピストルグリップである
・着剣装置機能がある
・バレルにフラッシュハイダー、またはフラッシュサプレッサー用が装着可能なネジ山が切られている
・グレネードランチャー装着機能がある
といった特徴に該当するとアサルトウェポンとして分類されてしまうようです。
一方でModel 27はまるでピストルグリップやテレスコピックストックのように見えますが、実際は全く別物のためアサルトウェポンとしての規制対象にならず、アサルトライフル風の銃を所持したいという人達のニーズにうまく対応したデザインとなっているのです。
Model 27はオリジナルのユニークなデザインだけでなく、他のライフルには無い特殊なシステムも搭載されています。
そのシステムの名前は「C.A.R.S.」。
このC.A.R.S.は「Cobalt Advantage Reloading System」の略で、マガジンが空になると自動的に抜け落ちるというちょっと変わったコバルト・キネティクス社オリジナルのシステムです。
こちらが実際の映像。
少し分かりづらいですがマガジンのリリースボタンを押すこと無くマガジンが勝手に抜け落ちていることがわかりますね。
さらにC.A.R.S.は新しいマガジンが挿入されると自動的に初弾が装填されるようになっており、素早いリロードが可能となっています。
また当然ながらON/OFFの切り替えが可能で自動的にマガジンが抜けて欲しくない時は従来通りリリースボタンによる着脱も行えるようになっています。
いかがでしたか。
コバルト・キネティクス社の公式ホームページを見て頂ければわかりますが、Model 27は様々なバリエーションがあり、どれも非常に魅力的なデザインとなっています。
個人的には是非ともエアガンとして発売してもらいたいところ!
ちなみに「Model 27」という名前は27番目という意味ではなく、コバルトの原子番号である原子番号27が由来になっているのだとか。
名前の由来もなかなかかっこいいですね。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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