- コラム
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最近、ミリタリー界隈で少し話題となっているのがロシアの新型スナイパーライフル。
ロシアのスナイパーライフルと言えばドラグノフ狙撃銃が有名ですが、現在では他国の新型スナイパーライフルと比べて少し時代遅れとなりつつあり、新たなスナイパーライフルの制式採用が検討されていました。
一方で、その新型スナイパーライフルの最有力候補として名を挙げているのが「SVCh」と呼ばれるスナイパーライフル。
さらに今回はプーチン大統領が自らSVChの試射を行い、その映像も公開されるという非常に珍しい事態が起こっています。
出典:Kalashnikov concern(YouTube)
今回、ロシアで新たに採用が検討されているスナイパーライフルの名前は「SVCh」
現在、ロシアで採用されている主なスナイパーライフルは「ドラグノフ狙撃銃」と「SV-98」の2種類ですが、SVChはドラグノフ狙撃銃の後継機として期待が寄せられています。
世代交代の対象となっているドラグノフ狙撃銃は銃に興味がある人は誰もが一度は耳にしたことがあるほど有名な狙撃銃で、サバイバルゲームでも熱狂的なファンをよく見かけます。
ただ、現在では様々な改良が行われたり派生型が登場しているものの、他国の新型スナイパーライフルと比べ安定性が欠けていたり、スコープをしっかりと保持できないという問題がありました。
そこで抜本的な見直しが必要と判断して誕生したのが「SVCh」。
SVChはカラシニコフ社によって作られた中距離から長距離を想定したマークスマンライフルで、部隊のなかでも選抜射手に支給することを想定したライフルです。
ちなみにこちらはSVChが開発された時に公開された紹介動画です。
現在、選抜射手に支給されているライフルはドラグノフ狙撃銃の中でも近代化改修されたSVDMですが、全長が1155mmに対し、SVChは最長1015mmで100mmほど短縮されており取り扱いやすさが向上。
さらには伸縮ストックの採用やピカティニーレイルの採用など現代の銃では常識となりつつある機能はすべて採用されています。
また、SVChの銃身は冷間鍛造と呼ばれる特殊な方法で鋳造されており、命中精度も向上。さらに射撃時のマズルジャンプも軽減されSVDM以上の性能を持っていると言われています。
マガジンについては従来のSVDMと共有となっており使いまわしができるため、今までの備品を無駄なく使用できるというメリットもあるようです。
新しい銃が採用されるだけでもそこそこ大きな出来事なのですが、今回さらに注目を集めている理由が、日本では霊長類最強と比喩される事も多いプーチン大統領が試射を行ったという点。
2018年9月19日にモスクワ郊外にある軍事テーマパーク「パトリオットパーク」ではカラシニコフ社による銃の展覧会が行われ、プーチン大統領が視察を実施。
銃や戦車など、様々な展示品を視察したのち、SVChを試射する流れとなりました。
その時の映像がコチラ。
慣れた手つきで狙撃を行うプーチン大統領。
ターゲットまでの距離はなんと600m。
さらに5発中3発を命中させるという本職のスナイパー顔負けのテクニックを披露する結果となりました。
プーチン大統領試射の取材に参加したレポーターは
「プーチン大統領は心臓の鼓動の合間に引き金を引いていた。まるでプロの狙撃手の様だった。」
と語ったとか。
流石、元KGBエージェントといったところでしょうか……。
いかがでしたか。
ちなみにSVChが制式採用されることはほぼ決定しているらしく、個人的には現在、制式採用されているドラグノフ狙撃銃、特に初期型の方が好みなので残念な限りです。
今回は新型のスナイパーライフルが採用されるということよりも、600m先のターゲットに半分以上も命中させるというプーチン大統領の狙撃技術のほうが注目を集める結果となっている気がします。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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