【初心者向けコラム】独断と偏見で選んだ鉄板内部カスタム＜ガスハンドガン編＞

どうもみなさんこんにちは。友人の電動ガンのメカボをいじっていたら、ちっちゃいスプリングを遥か彼方へと吹き飛ばしてしまい、結局見つからずめっちゃ顰蹙を買ったことのあるマロダルマです。後日見つかったので良かったのですけど。

個人的な印象かもしれませんが、エアガンの内部カスタムって、なにをどうすればいいのかわからないことありませんか？
外装カスタムであれば、見た目のデザインで選んでもいいし、装着した際の使用感もなんとなく想像がつきやすいと思います。しかし、僕がはじめて内部カスタムに手を出したときは、一体どこをいじればいいのか全然検討がつきませんでした。
近頃のエアガンは箱出しでも十分な性能がありますし、「ここを改善したい！」というはっきりとした欠点が無いと思いつかなかったりするのですよね。

ですが、たとえはっきりとした欠点がないエアガンであっても、とりあえずパーツを交換してみたら思いの外、性能が上がったりすることもあります。（逆もまたしかりなんですけど）

というわけで、今回は電動ガンやガスライフルと比べて部品点数が少なく、分解の手間が（比較的）簡単なガスハンドガンのカスタムを例に、「迷ったらここイジるといい感じになるかもよ！」という点を、独断と偏見で選んで紹介したいと思います！

今回例としてあげるのは東京マルイ グロック17。




マルイのグロックは対応しているサードパーティ製カスタムパーツが無数にあるため、カスタムの選択肢がかなり広いという特徴があります。発売されてから年数がたっているので少し設計が古い感は否めませんが、その分お安く手に入るのも魅力。他人をカスタム沼に引きずり込むにはピッタリの銃です。

■ド鉄板はインナーバレルとチャンバーパッキン

インナーバレル・チャンバーパッキンはエアガンの精度にかかわる重要パーツですが、ガスハンドガンはそれらのパーツにスライドとフレームを取り外すだけでアクセスできるため、交換しやすくなっています。




グロックのチャンバーであれば、ネジを2本外すだけで分解組み立てができるため、初心者の人がカスタムに手を出すにはちょうどよいでしょう。



バレルもパッキンもそれこそ無数に種類がありますが、僕のグロックにはメープルリーフ製のインナーバレル・パッキンを組み込んでいます。

Maple Leaf ホップアップチャンバー & インナーバレル セット for TM G17/G18C/G22

マルイのG17、G18C、G22に対応しているチャンバー、パッキン、バレルがセットになったキット。
ホップ調整ダイアルも独自仕様になっており、純正よりもより多段階な調整が可能となっています。
さらに、ホップレバーとパッキンの接地面積を増やしてホップのかかり方を均等にする「I KEYテンショナー」（下画像）も付属。

これらのパーツがすべて組み上がった状態になっているので、そのまま銃に組み込むだけでカスタムができるすぐれもの。「すっげ！ 便利じゃね！？ さいつよじゃね！？」と購入。
——しかし、なぜか自分のG17に組み込むとスライドストップがかからなかったりスライドスピードがガタ落ちするという現象が発生。色々原因を探っていましたが、チャンバー外装だけを純正に戻すと正常に動くことがわかりました。なんでだろう？？？




チャンバー外装を純正にし、それ以外をメープルリーフ製に交換した状態。
全部メープルリーフだとだめなのに、これだと正常に動くんですよねえ……
とりあえず、インナーバレルとパッキンを交換するだけでも格段に精度は向上しますし、同じことをする際はキットではなく個別にパーツを購入して試すとよいでしょう。

オートボット・ホップラバー&Cクリップ 60°

MLEmart Maple Leaf (メープルリーフ) Crazy Jet クレイジージェット インナーバレル 【東京マルイ G17/G18/G22/P226/Hi-Capa 4.3” ガスハンドガン用 (97mm)】

Maple Leaf (メープルリーフ)/I Key テンショナー



また、内部カスタム……と言っていいのかは微妙ですが、アウターバレルの交換も簡単にできますのでおすすめです。

僕が組み込んでいるのはDETONATOR製のアルミアウターバレル。
アルミアウターはスライドを引いた際に「チャキン！」と小気味良い金属音が響くので気分が盛り上がります。
先端は14ミリ正ネジとなっており、対応するサプレッサーやトレーサーを装着可能。




チャンバー上部にはオオカミの絵柄がプリントされているのですが、これが結構かっこいい！




ネジ保護用のマズルカバーも付属しているのですが、撃っているうちに振動で緩んできてしまうのが玉に瑕でしょうか。かといってネジロック剤などで固定してしまうと、今度は外したいときにガッチリ固まって外せなくなるので気をつけろ！ 僕はやらかしました！ どうしよう！
 

■バルブを交換してみてもいいかも

マガジンのバルブを交換すると、初速アップや動作性の向上が期待できます。

タニオコバ ブラックバルブ マルイM92F/グロックシリーズ

ガスがマガジン内部に残ったまま無理に取り外そうとすると、ガスが急激に吹き出して危険な場合があります。ガスは完全に抜いてからいじろうな！

■初速チェックは忘れずに！

バレル、パッキン、バルブ等、BB弾の初速に関わるパーツを交換した際は、弾速計を使って初速チェックをしておいたほうが無難でしょう。銃刀法遵守と安全のために、初速には気を使いすぎるということはありません。

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■フレームやスライド交換には注意！

フレームやスライドには様々なパーツが詰め込まれています。そのぶん構造が複雑で分解組み立てには注意を要するため、慣れないうちは他の人のブログ記事やトイガン解体新書などのムック本、各種雑誌のカスタム特集などを参考にして作業するべきでしょう。

トイガン解体新書 決定版 (ホビージャパンMOOK 794)

グロックのフレームを上写真のものに交換したときは、ハンマー部分の組み込みがめっちゃめんどくさかったです。

honeyBeeWAREHOUSE ストライカー グリップ マルイグロック17/18c対応 ブラック

■まとめ

・インナーバレルやパッキン、アウターバレルの交換は比較的簡単なので、カスタムに興味のある初心者におすすめ
・バルブなどマガジン周りも簡単だが、ガス漏れに注意すること
・フレームとスライドは難易度が高いので慣れないうちは他の人のやり方を参考にすること

こんなところでしょうか。
とりあえず、内部カスタムに迷ったらまずはインナーバレルやチャンバー周りをいじってみるといいかなーと思ったりします。そうしてなんとなくいじっているうち、気がついた頃にはあなたはもうカスタム初心者を卒業し、立派な沼の住人へと変貌しているでしょう。そうなるともはや抜け出せません。あきらめてパーツをたくさん買いましょう！ たのしいよ！