アーチェリークロス体験イベント「狩人体験会」に参加してみた

どうもみなさんこんにちは。RPGゲームではいつも突撃脳筋のスキル構成で、弓矢や魔法はこれっぽちも使ったことが無いマロダルマです。

ところでみなさん、東海地方を中心に広がり始めている「アーチェリークロス」というスポーツアクティビティをご存じでしょうか。
2チームに別れ、弓矢を射ち合って勝敗を競うスポーツで、サバゲーに近い要素があるのが特徴です。
※サバイバルゲームフィールド「ASOBIBA」が関東を中心に展開している「アーチェリーハント」と似たようなコンセプトですが、アーチェリークロスは別団体が運営している別のスポーツです。

先日、そのアーチェリークロスを体験できるイベント「狩人体験会」が開催されました。
主催は僕の記事ではもはやお馴染みとなっている関西骸骨サバゲーマーのSasugo氏（上写真　ツイッターアカウント：@Sasugo_3）
僕も自分の魂に眠るアーチャーの素質を存分に発揮し、バーフバリのごとく3本同時射ちを披露してドヤ顔するべく参加しました。今回はそのレポをお届けします。

あ、先に結論からいいますと、アーチャーの素質は別に開花しませんでしたし、バーフバリ射ちも危険だということで禁止事項にガッツリ盛り込まれてました。ちくしょうめ。




会場となったのは大阪府八尾市にある「ノア・フットサルステージ久宝寺」（https://www.noah-futsal.com/kyuhoji/）
フットサルコートをまるまる一面使ってゲームフィールドにしていました。

■弓矢について

試合に使用する弓矢はこんな感じ。かなり本格的な見た目です。
弓も矢もかなり軽く作られており、なおかつ頑丈。比較的少ない力で弦を引けるので、老若男女問わず扱えそうです。
矢の先端はスポンジで弾速も遅めのため、当たった際の痛みはほとんどありません。それでいてしっかり衝撃は伝わるため、「うおっ！ 当たった！」という驚きはサバゲーよりも大きかったですね。
先にも述べましたが矢の弾速が遅いため、運動神経が悪い僕でも、飛んでくる方向をしっかり見れば避けることができました。気分だけはもののけ姫のアシタカです。

■ルール

ルール説明を行うアーチェリークロス代表のTouさん（写真右）

詳しくは公式サイト（https://archerycross00.wixsite.com/archerycross/archerycross）を見ればわかりますが、「飛んできた矢に当たるとアウト」「矢をキャッチできればセーフ」など、基本的にはドッジボールのようなルールとなっています。




また、コート内にはバリケードが設置される、矢に当たった際は「ヒット」とコールしてコート外に出る、カウンター復活戦等のゲームがあるなど、サバゲーと共通したルールも見られました。




ちなみに、アーチェリークロス代表のTouさんもサバゲーマー。




ゲームに使う矢はすべてコート上のセンターラインに置かれているため、ゲームが始まると敵チームより早くセンターラインまでダッシュして矢を確保する必要があります。これが結構しんどいですが、チームで協力して頑張ればより多くの矢を確保でき有利になります。
ただし、一度に持てる矢は1人につき3本まで。1人が何十本も拾って射ちまくる！ ということは禁止されているため注意！




地面に落ちている矢は拾って再利用できますが、その際はスキだらけになるのでバリケードに隠れるなどの工夫が必要。




ゲームが終わると全員で矢を回収し、次のゲームのためにセンターラインに置き直します。これもまあ……結構しんどかったり……

■自由な格好でプレイ可能

フェイスガード（サバゲー用のものも使用できますが、基本的に一体型のフルフェイスマスクのみ可となっています）をつける義務はありますが、それ以外ではユニフォームの制限がないため、タクティカルなフル装備からスポーツウェアまで多種多様な格好で戦うことができます。




弓矢にちなんで鎧武者風の格好で参戦する人や




ゲーム「Bloodborne」の狩人装備で戦う人などもいました。
Bloodborne装備がまためちゃくちゃ似合うんですよこれが！！

■当たったときの快感が超楽しい！

銃のようなアイアンサイトがあるわけではないため、狙うにはコツが必要ですが、何度も射っているうちに徐々に慣れてきます。
はじめは真っ直ぐ飛ばすのにも苦労しましたが、回数を重ねるうちに段々と当てられるようになってきます。矢が相手に吸い込まれるように飛んで命中したときの快感と言ったら！
弓を少し上に向けて構え、矢が放物線を描いて飛ぶようにすると飛距離を稼げますし、矢が飛んでいくおおよその位置を把握しやすいように思いました。
アーチェリーの見た目もかっこいいので、コスプレアイテムとしても映えそう。塗装したり装飾をつけてみたりして、自分だけのオリジナルアーチェリーを作ってみたいですね！
ちなみにアーチェリーの値段はだいたいハンドガン一丁分くらい。

■「後の先」を取ると有利！……かも

個人的感想ですが、ゲーム中最も被弾率が高いのは矢を射つ瞬間やその直後。
矢が飛んでいく方向に注目しており、動きが止まっているため、周囲の警戒が疎かになってしまうのです。
そのため、相手が矢を射る瞬間やその直後を狙うと命中しやすいように思います。
武道で言う「後の先（ごのせん）」です。（適当）
ただし、自分も射ったあとはすぐにその場を移動するなどしないと、逆に狙われてしまうことに……

■動きはめちゃくちゃ激しい

・フットサルコートを使用して行われるため交戦距離が近く、止まっていると簡単に当てられてしまう
・矢の弾速が遅く、距離があると避けられてしまうため詰めないとまず当たらない

上記2点のため、射つときも射たれるときもずっとコート内を動き回っている必要があります。
正直サバゲーと比べてもめちゃくちゃしんどいです。こまめな休憩と水分補給は欠かさないようにしましょう。

■まとめ

エアガンとはひと味もふた味も違った射ち合いを楽しめるアーチェリークロス。
とにかく動き回りまくりますのである程度体力は必要ですが、その分とてもエキサイティングなゲームを楽しめます。
服装の自由度が高く、コスプレイベントとの親和性が高いのも魅力。版権や創作問わず、様々な衣装の人がたくさん集まって弓矢で戦うイベントなんて面白そうです。新たなレジャーとして今後の発展に期待したいですね！

あとコレクションアイテムとしてアーチェリー欲しい。