居合の達人「町井 勲」！発射されたBB弾を刀で一刀両断！？

「銃より発射された弾丸を刀で切る。」

漫画やアニメなどではよくある表現で、一番有名なキャラクターと言えば、やっぱりルパン三世に登場する石川五右衛門。

次々に飛んでくる弾丸を五右衛門が斬鉄剣で切り落とす姿を見て、誰しも一度はカッコイイと思ったはず。

しかし、大人になり「所詮はアニメだし、現実じゃ無理無理。」なんて子供心を失ってしまったあなた！

実は日本には発射されたBB弾を真っ二つにする事ができる剣術家がいるのはご存じでしょうか。

そこで今回は平成の侍とも言われている「町井 勲」さんについてご紹介していきたいと思います。

■平成の侍「町井 勲」

まずは今回紹介する居合いの達人である町井 勲さんについてご紹介していきます。

町井さんは居合の達人と呼ばれていますが、居合の中でも居合道などのスポーツ化してしまった居合ではなく、古武術としての居合をモットーにする居合術家です。

ちなみに町井さんの居合の流派は「修心流居合術兵法」。そして町井さん自身が修心流居合術兵法の創流者でもあります。

また居合術の道場も設立されていますが、海外でも活動をされており、アメリカのシアトルや中国の北京にも道場があります。

さらに居合術家としてだけではなく、刀剣商という一面も持っており日本刀や居合い刀、軍刀などの販売にも携わり、様々な分野で活躍されています。

■発射されたBB弾を一刀両断！ギネス記録にも登録済み！

前置きが長くなってしまいましたが、それでは今回のメインテーマであるBB弾の一刀両断のシーンをご覧いただきましょう。

こちらが、実際に町井さんがBB弾を一刀両断したときの映像です。

スローモーションカメラでようやく分かるぐらいの速度で飛行するBB弾。

ちなみにこの時のBB弾の速度は時速にして350㎞。
その弾道をあっさりと見切り一刀両断する町井さんはとにかく凄いの一言だと思います。

サバイバルゲームをしている時に、たまに飛んでくるBB弾を目視できたり、場合によっては避けられる事はあったとしても、1㎏近い日本刀を即座に抜刀し、飛来してくるBB弾に当てに行くという事は一般人ではほぼ不可能です。

また中には「何度かトライしたら、そのうち斬れるんじゃないの？」という声もあるようですが、この撮影は一度きりの撮影だったのだとか。

仮に何度か試していたとしても、毎回、弾道が変わるBB弾を切り落とすのは非常に困難ですし、実は日本国内のテレビ番組でも東京マルイ製のL96 AWSから発射されたBB弾を2回目で切断するという事をやってのけています。

これは偶然ではなく町井さんが持つ技術と技の成果に間違いなさそうですね。

■他にもさまざまなギネスを保有中

今回紹介したBB弾の一刀両断は実はギネス記録に登録されていますが、町井さんが持つギネス記録はこれだけではありません。

現時点で町井さんは
・千本斬（36分4秒）
・据斬（8太刀）
・3分間速斬（252太刀）
・最速テニスボール居合斬（発射速度　時速840キロ）
・6ミリBB弾居合斬（発射速度　時速350キロ）
・1分間速斬～イグサ仮標（87太刀）
という6つのギネス記録を保有しています。

ちなみにこちらが2016年11月20日に行われた最新のギネス記録「1分間速斬」の様子です

1分間速斬とは1分間の間に対象物を何回切る事ができるかを競うものですが、今まではギリシャ人の方が73回という記録を持っていましたが、町井さんは73回を遥に上回る87回を達成。

日本の侍としての意地を世界に見せつける結果なりました。

ただ、この記録について町井さん自身は納得しておらず、更なる挑戦を企画しているそうです。

■まとめ

剣術や居合などは徐々に失われていく文化の一つではありますが、町井さんのように居合の凄さや美しさをメディアなどを通じて様々な人に伝える事は、ある意味、現代式の文化の保存なのかもしれません。

ちなみに町井さんのBB弾の切断を見たアメリカの人たちは
「サムライって半端ねぇ！」
という感想がほとんどでした。

中には、
「彼をメジャーリーグにスカウトしろ！」
というものも。

たしかに町井さんほどの動体視力があればホームラン王の夢ではないかもしれませんね。