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2018/06/14

笹木恵一

ランペイジ 巨獣大乱闘~今年最高の脳筋バカ映画!~

ランペイジ 巨獣大乱闘』は今年の春公開された怪獣映画。80年代にアメリカで大ブレイクしたアーケードゲーム『Rampage』を原作としている。監督ブラッド・ペイトン、主演ドゥウェイン・ジョンソンの黄金コンビが送る2018年上半期最強の(いい意味で)馬鹿映画だ!

ランペイジ出典:http://wwws.warnerbros.co.jp/rampagemovie/







ストーリー

シカゴに本社を置くエナジー社は違法な遺伝子実験を宇宙ステーションで行っていたが、思わぬ事故で宇宙ステーションは大破。研究中だった薬品サンプルが入ったカプセル3つが地球に落下する。それを発見したのは野生のワニ、そしてドゥウェイン・ジョンソンが保護していたアルビノゴリラのジョージ。壊れたカプセルから噴出された薬品を吸い込んでしまった3匹はみるみるうちに巨大化し、性格もより狂暴に変化していく。違法実験の事実を隠蔽したいエナジー社は、何故そうしようと思ったのかわからないが、怪獣と化した動物を引き寄せる特殊な電波をシカゴの本社ビルから発信する。ジョージを助けたいドゥウェイン・ジョンソン、事件の真相を解明したい政府機関、怪獣を倒したい軍隊そして暴れ狂う3体の巨獣がシカゴに集結! 果たしてシカゴの街はどうなってしまうのか!?

レビュー

こんないい意味での馬鹿映画は久しぶりだ。もうどこからツッコめばいいのか。登場人物たちがなにかするたびに頭に浮かぶのは「おいおい、そんなことしたら事態がもっと悪くなるだけじゃないか!」というツッコミばかり。言うまでもなくこの映画最大の見どころはシカゴでの怪獣大乱闘。普通の映画ならば、様々な事情が重なった結果ラストシーンへと繋がるまでが無理なく描かれるものだが、この映画の場合完全に開き直ってしまったのかそのラストシーンに向かうために無理やり論理性、合理性を完全無視した展開が繰り広げられる。要は登場人物たちがわざと怪獣を街で暴れさせるように仕向けてるとしか思えないのだ。知能指数の高い人間が一人もいない、むしろゴリラのジョージが一番賢いんじゃないのか? いやぁなんて良い映画だろう! 最終決戦ではもちろん善玉怪獣のジョージと主人公ドゥウェイン・ジョンソンのコンビがラスボス怪獣と戦うのだが、普通こうなると怪獣同士の戦いで人間はあくまでサポート役にまわるものだが、今作では逆。メインで怪獣と戦うのはドゥウェイン・ジョンソンで、ジョージに対して「お前は下がってろ」という始末。そうこの映画でのドゥウェイン・ジョンソンは人間というより怪獣として描かれているのだ! 怪獣の定義とは何か? デカい、強い、通常兵器が効かない、この条件を今作の彼はすべて満たしているのだ。やっぱり2018年人類最強はザ・ロック様だ! では怪獣の影は薄いのかというとそんなことはない。ゴリラのジョージは非常に表情豊かでユーモアも忘れない愛すべきキャラクターだし、狼のラルフは怪獣としては珍しい4足歩行の哺乳類で、ムササビのように空を飛び背中からとげを発射するヤバい奴。ラスボスのリジーは巨大ワニでともかくデカくて強くて悪役としての貫禄はバッチリだ。もちろん3体とも軍隊の兵器は何一つ効かない! きっとご覧になった方は彼らのことが好きになるはず。

今作はまるで80年代のおバカアクション映画の再来思わせるような爽快っぷり。『コマンドー』なんかが好きな方にはまさにピッタリ。何度でも観たくなること請け合いだ!

笹木恵一

幼稚園時代からレンタルビデオ屋に足しげく通い、多くの映画や特撮、アニメ作品を新旧国内外問わず見まくる。
中学時代に007シリーズにはまり、映画の中で使用される銃に興味を持ちはじめる。
漫画家を目指すも断念した過去を持つ(笑)。

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ランペイジ

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