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海外では護身のために銃を携帯する人が多く、また同時に護身用の銃は女性でも扱いやすいように反動が軽かったり、携帯に便利なように小型だったりと様々な工夫が凝らされています。
しかし、そんな護身用銃の中に“護身用”と銘打っておきながら、威力も反動も半端ない恐ろしい護身用銃があるのはご存知でしょうか。
今回はそんな護身用としては似つかわしくないリボルバータイプのハンドガン「Taurus Judge」についてご紹介したいと思います。
By Harvey Henkelmann – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
今回紹介するTaurus Judgeを開発したのはブラジルに本社を置く「Taurus International(トーラス・インターナショナル)社」。
“裁き”や“裁判人”の異名を持つこの銃は、対強盗用に作られた護身用銃であり、“襲ってきた強盗に対して裁きを下す”ために開発されたリボルバータイプのハンドガンです。
実際にブラジルでは、車の運転中に赤信号で止まったほんの一瞬の間であっても強盗に襲われるという治安も悪い地域もあり、護身のために銃を持つことは珍しくないようなのです。
そこでTaurus社は“車に乗っている時に強盗に襲われた場合”を想定して、今までのリボルバーには無かったかなり“特殊な仕組み”を持った護身用銃を開発しました。
By Hellbus – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
このTaurus Judgeが持つ特殊な仕組みとは使用する弾丸にあります。
銃の写真を見て頂いたら分かるかと思いますが、シリンダーの部分が他のリボルバーより遥かかに長い事に気づかれたでしょうか?
実はこのJUDGEが使用する弾丸は「.410 Bore」と呼ばれる弾丸なのですが、この.410 Bore弾は散弾銃で使用されている実包で、ある意味Taurus Judgeはリボルバーに見える超小型のショットガンとも言えるのです。
.410 Boreは散弾銃の実包といっても非常に細いため、M870といった有名なショットガンが使用している12 Gaugeの半分程度の容量しかありません。
そのため、本物のショットガンと比べると威力が半分程度になると思われるかもしれませんが、それはあくまで近距離から中距離の場合の話。
超至近距離ではショットガンよりTaurus Judgeのほうが実はより効果的だったりもします。
通常のショットガンはバレルが長い分、散弾が散らばるまでにかなりの距離が必要となりますが、一方でハンドガンであるTaurus Judgeはバレルが非常に短く、撃った瞬間から即座に散弾が散らばり始めます。
つまり、正確に狙わなくてもかなりの確率で相手のどこかに当たる仕組みとなっており、強盗に襲われて慌てている時にはぴったりなのです。
また.410 Boreはショットシェル形式になっているためショットシェルの中には散弾以外にもパチンコ玉ほどの鉛を5つ並べて詰め込むこともできますし、シリンダーには最大5発分のショットシェルを装填できるので2発目以降は弾を変えたり臨機応変な使い方も可能となっています。
こんなハンドガンに撃たれようものなら、裁判どころか処刑台へ直行になりそうなリボルバー「Taurus Judge」。
ちなみにTaurus Judgeが発売された5年後には、Smith & Wesson社も非常によく似た「Governor」というリボルバーを発売しています。
ちなみに「Governor」は「知事」という意味を持っており、「裁判人」の名前をもつTaurus Judgeをかなり意識しているような気になるのは私だけでしょうか。
あと、このTaurus Judgeは人気FPSゲームであるCall of Duty : Black Ops 2にも「Executioner」という名称で登場していますので、気になった人は探してみてくださいね。
元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。
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