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2018/05/22

Gunfire

アメリカ軍が対ドローン兵器を次々採用中!主力は「ドローンディフェンダー」と「スカイネット」?

現在ではほとんどの人が知っているほどに有名になった小型無人飛行機「ドローン」。
誰でも簡単かつ低価格で航空撮影が行えるという点から近年では大ブームが巻き起こり、様々なタイプのドローンが登場しました。

しかし、首相官邸に放射性物質を搭載したドローンが墜落するという事件をきっかけに法整備が進み、お手軽感が失われたせいかドローンの人気は落ち着きを見せ始めたように思います。

それはあくまで遊びで使われるドローンの話。
軍事業界では安価な上、人命を危機にさらす事無く偵察を行えるドローンは非常に重宝されており、積極的に開発と導入が進められています

一方でドローンは軍隊だけでなくテロリストなどの反社会勢力も使用されはじめており、そこで必要となってくるのが敵対勢力にドローンを使用された場合の「対ドローン兵器」。

そこで今回はアメリカ軍が採用中の2種類の対ドローン兵器についてご紹介していきたいと思います。

■ドローンを強制着陸させる「ドローンディフェンダー (DroneDefender)」

まず最初に紹介するのはドローンを破壊する事無く強制着陸させることができる「ドローンディフェンダー (DroneDefender)」。

これはアメリカの独立系研究機関である「バテル記念研究所 (Battelle Memorial Institute)」によって開発された対ドローン兵器で、“非力学的な解決方法”をモットーに開発されました

見た目は一見、アサルトライフルのような風貌をしていますが、本体の先端にはアンテナが備え付けられており、飛行するドローンに向かい電波を照射することで強制的にコントロールを奪って着陸させるという優れものです。

このドローンディフェンダーの射程距離は300フィート(約92m)で、最近では実際にイラクやシリアで使用が確認されており、アメリカ軍では正式に採用が進んでいるようです。

また、今までのドローン兵器対策としては銃などを使って撃ち落とすというのが一般的でしたが誤射の危険があるため市街地などでは対応に困る場面もあったようですが、このドローンディフェンダーは誤射といった事故が起こる心配もないため、戦場だけでなくアメリカ国内の市街地での活躍も期待されています

■ショットガンでドローンを絡め取る「スカイネット」

そしてもう一つの有名な対ドローン兵器は「スカイネット

ドローンの話をしている時に“スカイネット”と聞くとついターミネーターの世界を連想してしまうかもしれませんが、スカイネットとは名前の通り空に網を発射させる対ドローン兵器です。

仕組みとしては至ってシンプルで、アメリカ軍に正式採用されているショットガンM870などが使用する12番ゲージのショットシェルに散弾の代わりにワイヤーで繋がった6本の鉛の棒が仕込まれているだけ。

そしてこのスカイネットを発射すると網の様に広がってドローンを絡めとる仕組みとなっています。

動画では少々わかりにくいですが、このスカイネットは発射された後、6フィート(約183センチ)まで広がり、かなりの範囲をカバーしてくれます。

そしてこのスカイネットの一番のメリットは「安い」という点。

散弾銃を使うという点では上記で紹介したドローンディフェンダーより若干危険性は付きまとうものの、スカイネットは1発あたり約700円と非常に安く、また発射するショットガン自体も既にアメリカ軍で採用されているM870をそのまま流用できるため導入コストが殆どかかりません

ちなみにアメリカ軍は現在、スカイネット600発分を導入しており、成果が上がればさらに6,400発分の購入を検討しているようです。

■まとめ

一昔前は“空を飛ぶラジコン”と聞くと非常に高価なイメージがありました。

しかし最近のドローンは非常によくできており、一万円以下であっても高性能のカメラがついたドローンを購入する事ができますし、時々サバイバルゲームフィールドに持ってきている人も見かけます。

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サバイバルゲームに持参している人の殆どはプレイヤー達の撮影を行っているようですが、現実のようにドローンを偵察機代わりに使ってみるのも面白いかもしれませんね。

ただ、撃ち落とされた時の代償はかなり高く付きそうですが……。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

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