• TOP
  • 世界最古の素材で作られた史上最高額の銃「Big Bang Pistol」!素材はなんと隕石……!?

2018/05/10

Gunfire

世界最古の素材で作られた史上最高額の銃「Big Bang Pistol」!素材はなんと隕石……!?

今回はサバゲーマーの中でも割とファンの多いハンドガン「M1911」についての紹介です。

M1911と聞くと連想するのはやはりコルト社ですが、実は1986年に既に特許が切れているため、今では様々な会社が独自の工夫を凝らしたM1911の製造・販売を行っています

そんな様々な種類が存在するM1911ですが、史上最高額の値段がついたハンドガンもM1911であり、お値段は2丁セットで何と4億6000万円
果たして、4億円を超えるM1911とはいったいどういった物なのか。

早速紹介していきましょう。

■4億円のM1911を製造した「CABOT GUNS」

今回紹介する4億6000万円のM1911を製造・販売したのはアメリカに本社を置く「CABOT GUNS」社。

そこそこ知名度の高い会社なのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこのCABOT GUNS社は超高級仕様のM1911専門ブランドなのです。

通常のM1911はアメリカでは安ければ2~3万円程度で購入できてしまう訳ですが、このCABOT GUNS社が販売するM1911は一番安い物でも10倍の30万円、ちょっといい品になると100万円を超えるモデルも多く販売されています。

その理由は非常に美しい加工技術の他に、特殊な金属やマンモスの骨といった希少価値の高い素材を使用しており、「武器」としてより「芸術品」や「コレクション」としての特色を意識して製造されているためです。
そんな希少価値の高いM1911を作り続けるCABOT GUNS社ですが、ついに唯一無二のM1911を製造しました。

■唯一無二のM1911「Big Bang Pistol」。

出典:http://cabotgun.com/

そして今回のメインテーマである4億6000万円もするM1911の名前は「Big Bang Pistol」。

このBig Bang Pistolが何で作られているかというと、それはズバリ「隕石」。

正確には鉄やニッケル合金を主成分とした「隕鉄」なのですが、なんと約4億5千万年前に地球に落下した隕石を使ってM1911を作ってしまったのです

このBig Bang Pistolに使用されている隕石はギベオン隕石と呼ばれる隕石で、1836年にナミビア共和国で発見されました。

数ある隕石の中でも、このギベオン隕石はウィドマンシュテッテン構造とよばれる非常に珍しい文様があり、装飾品としても人気で非常に高価な隕石でもあります。

Gibeon meteorite slice.jpg
By Kevin WalshFlickr: gibeon slice, CC 表示 2.0, Link

そんなギベオン隕石に目を付けたCABOT GUNS社は史上初となる隕石によるM1911の製造を計画。

本来であれば数グラム単位で取引されるギベオン隕石を数十㎏も購入し、世界で初めての「隕石によって作られた銃」の製造を開始しました。

ただ、ギベオン隕石は決して銃の素材として向いているとは言い難く、製造には長い年月と膨大な技術力が要求されたとの事です。
そして五ヶ月の長い期間をへてついに完成したBig Bang Pistolはスプリングやスクリューといった隕石ではどうしても製造できない部分を除き、全てギベオン隕石で作成されました。

スライドにはウィドマンシュテッテン構造を活かしたデザインになっており、美術館などに展示されていてもおかしくないほど非常に美しい仕上がりを見せています。

■本当に撃っても大丈夫なの……?

様々な問題や課題を乗り越えて完成したBig Bang Pistolですが、ここで問題なのは「本当に弾丸を発射できるのか」という点だと思います。

まさか4億円以上する銃でシューティングを楽しんだりする事は無いとは思いますが、やはり銃である以上は弾丸を発射できなければなりません。

そこでCABOT GUNS社は完成したBig Bang Pistolの動作確認のために試射を実施。

ちなみに実際に試射を行ったのはエンジニア主任であるマイク・へボアー氏ですが「(左利きのため)左手で一発だけ発射した。」との事。

無事、弾丸は発射され銃本体も問題は無かったようです。

■まとめ

世界で最も希少な金属で作られ、世界で最も高価なBig Bang Pistol。

現時点(2018年5月)でもCABOT GUNS社のホームページで確認することができるので、まだ買い手はついていないようです。

全世界においてBig Bang Pistolを購入できるひとはほんの一握りだと思いますが、せめて一目だけでも見てみたいですね。

ちなみに余談ですがルパン三世に登場する五右衛門が使用する「斬鉄剣」も原作では隕石で作られており、値段をつけるとするならば4億円ぐらいの値段が着くのかもしれません。

Gunfire

元々はインドア派だったが、体力の衰えを感じはじめたため、体を動かす趣味を探してサバイバルゲーム初参加。
それ以降というものサバイバルゲームの魅力と銃の魅力にひきつけられ、今では猟銃免許や狩猟免許まで手を出して本物のショットガンを背負って山でイノシシやシカを追うまでに。サバゲーやアウトドアの魅力を知ってもらうために今日も熱意執筆中。

この記事を友達にシェアしよう!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

サバゲーアーカイブの最新情報を
お届けします

関連タグ

東京サバゲーナビ フィールド・定例会検索はこちら
東京サバゲーナビ フィールド・定例会検索はこちら

アクセス数ランキング